果樹園の風

愛知県豊橋市で無農薬のレモンを栽培している河合果樹園です。
目指せ!楽しむ農業、楽しませる農業!

奇跡のレモン

2008年07月19日 07時05分46秒 | 日記・エッセイ・コラム

じっとしていても額から汗が噴き出す。
そんなレモンの温室の中へ、豊橋調理師学校の学生さんが見学にきた。
「みなと」さんのマイクロバスで当園に到着。
降り立った先生のめがねが真っ白になるほど、
車の中と外の温度差は天国と地獄である。
学生さんからの、どうして無農薬でできるのですか?
作るのに一番苦労する事はなんですか?
暑い中での体調管理はどうしていますか?

などといった質問に答えさせてもらいました。
いつもは料理の材料としてしか感じられない農産物の
作り手や現場を見ることで料理に何かが加わることを祈ります。

さて無農薬レモンの鉢の中に、3月に完熟して落ちたレモンがころがっている。
中の温度は40度を超える、7月の下旬になろうとする今も腐らずにそのまんま。
レモンの下にはダンゴムシの子供たちが気持ちよさそうにくつろいでいる。
発酵肥料と善玉菌の散布で、大型発酵炉となっている環境下では、
エントロピー増大の法則はきわめてゆっくり進んでいるのだ。
このことは別に不思議なことではなく、
抗酸化ということですべて説明できる。
我が家では最近、木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」に追随して、
「奇跡のレモン」と勝手によんでいる。
多くのセレンデピィティーの積み重ねが、
ミステリーを紐解いてくれるそんな今日このごろである。

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