かるさんのgooブログ <北国たより>

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幻の「STAP細胞」・・

2014-12-21 15:01:16 | 日記

12月19日、理研の記者会見があり「小保方氏は検証実験で(STAP細胞)を作れなかった。これで実証実験を打ち切る」という内容です。併せて小保方氏が理研を退職することも表明しました。

 

この年の1月の論文発表から「高揚した記者会見」「論文への疑問他出」「STAP細胞はあります!会見」「論文取り消し」「責任者の自殺」「制約的環境での検証実験」「STAP細胞見つからず検証実験打ち切り」「小保方氏の退職」・・・・と、言うならば天国から地獄への道を一年間で味わった小保方氏です。

 

博士号もはく奪された「若い科学者の先行き」は厳しいものがありそうです。

「発見成功記者会見」で大いに沸いたわたし達、最終結論への落胆もまた大きいものがあります。

 

「溺れた犬を竿で突く」風潮がありますが、「STAP細胞発見論文」までの小保方氏に意図的な悪意があったとはどうしても思えません。

けっきょく経験不足からくるミスだったのでしょう。そこを上手くリードせず「先がけの功利主義」に走った理研の体質こそ批判されるべきでしょう。

 

重大ではありますが、たった一度のミスで「若い有望な科学者」が葬り去れることの無いよう願いたいものですが・・・

 まだ「STAP細胞の存在」が完全否定されたわけではありません。

かすかな光が残っているならば、彼女をどこかの研究所が拾い上げて、静かに研究を継続さてくれたら良いのにと、切に思うのです。

 

「地動説」を唱え「異端審問裁判」で有罪となり、すべてをはく奪され軟禁状態に置かれた『ガリレオ・ガリレイ』は【・・・それでも地球は動く】と主張し続けました。

死後350年を経た1965年に、ようやくローマ教皇によって名誉が回復されました。

 

今回の「STAP細胞騒ぎ」も、何十年か後にその存在が立証され、さきがけとなった「小保方晴子氏」の名誉が回復され、その名が科学界の歴史に燦然と輝くことを願っているのですが・・・・・・・?