2016年の春に開業を目指している「北海道新幹線」です。
と言っても、とりあえず新青森駅から青函トンネルを通って「新函館北斗駅」までの部分開業です。
10月半ばに本州の車両工場から、函館総合車両基地に納入された『H5系』の車両が、きょう(7日)初めて試験走行で「青函トンネル」をくぐって青森側の「奥津軽いまべつ駅」に到達しました。
6日の午後10時ころに函館総合車両基地を出発した「H5系」車両は、時速30kmほどの速度で、線路をはじめ途中駅などの諸施設、設備などを点検しながら、7日の朝5時ころ「奥津軽いまべつ駅」に着きました。
早朝にもかかわらず、いまべつ駅では多くの町民が出迎えたそうです(今別町の人口は3000人ほどです)
こうして北海道新幹線は開業まで、さまざまな点検を繰り返しながらその日を迎えることになります。
本走行では一番の難関とされている「青函トンネル」を初めて新幹線車両が通過したきょう「2014年12月7日」は記念すべき日になるのでしょうが・・・期待をにじませる沿線住民にはたして幸せをもたらすことで記憶される日になるのかどうか、いまのところなんとも言えない、そんな気がする冬の一日なのです。