きょう(29日)死刑囚3名の死刑が執行されたと報道にありました。
法務大臣の会見もあり、たんたんとコメントを述べていました。
この国での死刑執行は1年8ヶ月ぶりで、民主党政権になってから2回目とのことです。
「死刑制度」の是非については、長い間論争が続いていて、国民世論では賛成派がわずかに勝っているようです。
わたし、個人的には「冤罪の撲滅」と「やむを得ない自己防御のケースを除く」を前提として「死刑制度あり」もやむを得ないと思っています。
反対論者の意見や傾向など詳しくは知っていませんが・・・・
① 無辜の人の命を、己の都合だけで奪ったとしたら、己の命で償わねばなりません。
② 罪に復して悔悛したとしても、人の命を奪ったことは消せません。
③ 死刑制度が法として存在する以上、死刑を宣告しながら刑を執行しないのはおかしい。
④ 被害者遺族の感情を思い遣りますし・・・。
⑤ 死刑反対者はもっと強く運動して、制度廃止の方向へもって行くべきである。
以上のように思っています。
ですから、歴代の法務大臣の個人的思想から、死刑を執行したり、しなかったりの態度は納得がいきません。
制度があり、法がある以上は執行命令は法相の義務(仕事)のはずです。
死刑制度に反対ならば、法務大臣にならなければよいのです。
言ってみれば法の番人が、初めから法をないがしろにしている・・・というおかしな話をどう解釈したらいいのやら迷うところです。