かるさんのgooブログ <北国たより>

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いつになったら・・・義捐金配分のありさま

2011-07-03 19:47:00 | インポート
東日本大震災発生から4ヶ月になろうとしています。

被災地からの報道は一時より少なくなって、注目は「原発事故」への対応と節電現象、さらに政治の無能ぶりに注目が集まるこの頃です。

まだまだ避難所から離れられない多くの被災者、放射能汚染による被災避難者を合わせると少しも事態が好転しているとは思えません。
それらの人々に対する全国的、世界的な援助の手はいまも絶え間なく実施されています。

その援助の中で、最も直接的に効果のある「義捐金」を、代表的な「日本赤十字社」の例で見ると以下のようです。(日赤HPから)

①6月30日現在の応募金状況・・・約2,382千件で、金額にして 約2,583億7千万円

②7月1日現在の送金、配分状況・・・約2,324億4千万円(約90%の送金率)

政府が中に入って立ち上げた『義捐金配分割合決定委員会』が決定した配分の考え方は

①死亡・行方不明者1人当り35万円
②住宅全壊(全焼)1戸当り35万円、半壊(半焼)1戸当り18万円
③原発非難指示等による、1世帯当り35万円となっています。

義捐金の配布が遅れ、轟々たる非難を浴びた当局です。
割合決定委員会の基準に基づき、慌てて市町村の窓口へ送金したのですが・・・・

被災地の行政機能が壊滅的な被害を受けているため、各戸別の被害状況がつかめない。

原発被害により自宅と遠く離れ、地元市町村との連絡が取れない・・・などなどで被災者への義捐金が渡っていないのが実情のようです。

善意の義捐金が、いま以上に速やかに被災者の手許に届くことを願わずには居れません。

久しぶりに顔を合わせた友達の弁・・・「被災者にいま最も喜ばれる援助の手は、日赤や報道機関、自治体などを通さず、募金活動から被災者への義捐金配布まで一貫して行動する組織の立ち上げだろう!!」
「そしてその行動は圧倒的に国民に支持されるだろう!!」に深く頷くばかりでした。photo by karusan from OCNフォトフレンド<根室市の原生花園にあるミズナラの風樹林>