かるさんのgooブログ <北国たより>

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奢りへのツケか?

2011-03-20 20:40:00 | インポート
「東北・関東大震災」の発生から10日目の夜を迎えようとしています。

未だ被害の全容はつかめないものの、詳細がわかって来るにつけ、その被害の甚大さが想像されます。
被災された人々の「塗炭の苦しみ」に想いをはせます。

生家が大地震多発地帯で、歴史に残りそうな大地震には、直後に駆けつけたり、たまたまその地で遭遇した経験があります。

例年襲う災害<台風、豪雨、土砂崩れ>などと違って、地震災害は桁違いの被害をもたらします。そしてそれは「予報」がまったくと言っていいほどありません。

夜でも昼でも、この国のどこであろうと突然襲ってきます。そして被災者は自然のいたずらに翻弄されます。

このたびの災害でも・・・
「とてつもない水に襲われながら、飲む水がありません」
「あちこちで火災が発生しても、煮炊きや暖を取る火がありません」

特に象徴的なごとは「原発事故」です。

災害の軽減に活躍し、災害後の復興にもっとも尽力せねばならない発電所が、こともあろうに「電気が無いっ!!」と叫び「放射能被害」という、この国はおろか世界を震撼させる事態を生じさせつつあります。

1000年に一度の「大災害」で、想定の範囲外と多くの関係者は言います。
宇宙の果てまでを探査できる技術を持ちながら、残念ながら人類は「地震発生の確実な予測」能力を持っていません。

そういう状況の中で、「究極的にコントロール不可能な核物質」を操ろうとする人々の奢りを、いまどうしても感じてしまうのですが・・・