かるさんのgooブログ <北国たより>

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七夕の日のサミット開催

2008-07-08 08:38:00 | インポート
 
雨や曇りで「天の川」を眺めることの出来ない七夕の夜、とうとうサミット(G8首脳会議)開催の当日を迎えました。

持ち回り主催国として、政府が「北海道洞爺湖」を開催地として決定して以来、悲喜交々の様相を呈した北の国でした。

待った無しの「地球温暖化対策」「石油資源への投機による愚かな高騰」「世界的な食糧枯渇の危機」などなど、喫緊の課題が話し合われるとのことです。

ですが、いままで何十回と開催されたこのサミットで、世界規模の難問が解決された形跡は見当たりません。

当然と言えば当然なことですが、常に自国の利害が優先され「一国の人」でなく「地球人」としての前向きな姿勢を見つけるのは至難です。

今回のサミットもまた「話し合いをした・・・」ことだけの強調で終わり、「玉虫色の確認声明」が発表されて終わり、と言った程度のものだと思うのですが・・・。

それにつけても、晴れたら絶景が望める「会議場所」となるホテルが建つ小高い山頂付近は、7~8月の夏の間「濃霧の発生」で一寸先も見えなくなることがしばしばです。

山の下の洞爺湖やそのほとりの温泉街が晴れていても、山頂はすっぽりと霧に覆われてしまうのです。(観光旅行でそんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?)

この自然現象がもたらす「濃霧」のいたずらに真似て、サミットで話し合われる課題も「五里霧中」で幕となる気配が濃厚だと察しが付くのです。

道東、霧多布湿原

photo by karusan