kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

休み?

2021-08-15 | 陸上競技

合宿終了後、学校の練習自体は休みとなりました。閉寮になるのでそのタイミングに合わせてです。2日間の休みとなります。この間、私は個人的な時間の使い方をすることに。別途練習をすることにしました。なんとか走れるようになってもらいたいなと思っている選手。少しでも力になれればと思っています。これは非常に微妙なところなのですが。

 

夏休みは比較的時間があるので定期的に練習をさせてもらっています。私は毎日陸上競技にかかわらせてもらっている。これは本当にありがたいことです。現場で何かできるということは幸せだと思います。体力的なこともありますが今自分にできることはやりたい。それが何かを生み出すと信じています。自己満足なのかもしれません。このことに関しては何人かには話をさせてもらっています。今自分が何をするべきか。そこを常に考える。

 

かなりの雨でした。できるところでできることを。ここも自分の中では重要視しています。時間をかけて丁寧にやる。動きの課題を聞きながら確かめながらやっていく。対話をすることで感覚を作っていくことができる。なんとなくやるのではなく「明確な目的をもってやる」という部分が重要だと思います。

 

話をする中で「重心の移動」や「軸足」や「体重を乗せる」ことについて確認をしました。「軸足」に乗せていく。が、乗せることがメインになってしまって「移動」する感じがなくなる。そんな細かいことをやっていてどうするのかという意見もあると思います。しかし、「客観」と「主観」のすり合わせができるかどうかは大きな話です。こちらが伝えていることと相手が受け取っていることが全く違うというのもあります。

 

話をしていく中で「足を前に」という部分で「見解の相違」があることがわかりました。接地時間を短くしたい。それなのに「軸足に乗り続ける」という感じがあったようです。これも言葉で表現するのが難しいのですが。本当は次の足に重心を移していかなければいけない。が、前に出した足に乗るのではなく地面に接地している足に乗り続けているという感じ。結果、地面を押し続ける形になってしまう。この段階で間違いなく意識は軸足というか地面についている足にあります。それにより「次の動作が遅れる」のです。ここも非常に表現が難しいのですが。

 

地面に足が着いた時にはすでにフォローレッグに重心が移っておかなければいけない。乗り続けることで「安定」が生まれてしまいます。前に進みたいのに「安定」すると当然ながら前には進まない。打ち消してしまうことになる。これをどうやって変えていくか。いつも「次の足」とか「前へ前へ」という表現をします。重心を前に進めるために「先取」というか前にある重心を取りに行くというか。語彙が少ないのでうまく表現できないのが難点。とにかく「軸足」に「乗り続ける」ことで次の動きが遅れてしまう。

 

壁抜きなどをします。これは膝が前に行くときに重心の移動を生み出すという感覚です。しかし、これも対話をしながら確認しないと「全く違う捉え方」をされてしまう。もちろん、難しい話ばかりしても意味がないと思います。それが自然にできるようにしていく工夫も必要です。が、「主観」と「客観」に違いがあればどれだけやり取りしても変わりません。悪循環を生み出してしまう危険性がある。こういう部分をもっともっと考えていく必要があるなと思います。

 

過剰な知識を入れる必要はないと思います。動きにつながらずに知識が大きくなってしまって実際にやるべきことがわからなくなる。それでは結果は出ません。ウンチクを話しているだけで動きが変わるわけではない。道具を使って練習をする理由は「無意識にできるようになる」というのが狙いです。そこに向けてどのように工夫をするか。

 

しかし、この前段階で「やりたいこと」を明らかにしておく必要があるのかなと。「言葉」でしか示せない部分があります。同じ言葉を使っていてもそれが「同じこと」を意味しているとは限りません。そこの「違い」を明確にしていくことが重要だなと思います。これも様々なことを試しながらやっていく中で見えてくることです。

 

上手く表現できませんが。自分の中で毎日が勉強になります。今まで考えていたこと、伝えようとしていたことが全く違う感覚で捉えられていた。そうなると何をやってもうまくいきません。時間がかかります。もっとシンプルにできればいいのかなという気もしています。回りくどくて時間がかかる方法なのかもしれません。全体の指導をする機会が減っているので自分の中で上手く他者に伝えることができなくなっているのかもしれません。自問自答しながらです。

 

まとまりません。かなりマニアックな話になるのでこの手のことを書いても面白くないのですが。それでも記録しておきたい。もう少しこのあたりのことは書きたいなと思うのですが。表現の仕方が難しいなと思います。

 

とりあえず記録しておきます。毎日が勉強だなと思います。まだまだ力が足りません。

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合宿~ハードル4~

2021-08-15 | 陸上競技

ぼちぼち。

 

なぜか分かりませんが異常にアクセスが増えています。一昨日が800、昨日が700です。これはビューではなくユニークユーザーなので「訪問者」の数がこれだけということになります。細々とやっているのでできるだけアクセスが増えないようにしたいのですが(笑)。まー細々と。

 

木曜日。合宿3日目。この日は朝からかなりの雨が降っていました。こうなるとどうしたらいいかわかりません。室内練習場は多くのパートがごった返します。当然ですね。さらに午後から雨がひどくなるという予報。skyの生徒は前日の段階で学校で練習をするということに切り替えていました。kbt先生が途中で抜けて学校に戻られるという状況。顧問3人が完全に抜けることになるのでこういう部分は配慮してもらえます。私はハードル担当が一人なので残って指導。

 

相談をして午前中の練習を引っ張って1部練習という形にしてもらいました。雨に濡れた状態で午後まで待つというのはちょっと厳しいかなと。さらに4時間近く走るのは難しいと思ったので最初はウォーミングアップ室で補強を1時間程度することに。短距離の一部も来たので人数が増えました。思い付きになりますが体幹中心にしっかりと実施。アジリティなども含めてきっちり1時間。そこから軒下でハードルドリル。3日間やるとある程度は変わってきます。県合宿やプライベート合宿ができない状況ですからこういう部分が不足します。定期的に練習会などをやって補う必要があるかなと思っています。必要とされればですが。

 

これも一歩ハードルも含めて実施していきました。しつこいですが。やはり抜き足とリズム。ここをどのように改善するかを考えなければいけません。癖を修正するためにはどのようにすればいいか。どれくらいの頻度で実施するか。ここも難しい。普段の練習で見ていないので改善が難しかったりします。抜き足が寝るのをどうにかしたい。さらにはそこから生まれるリズムの悪さも修正したい。難しい。

 

この日はしっかりと走って終わろうと。男子の400mHの選手は4台目までを。3年生です。中国選手権に向けて。春先かなりいい感じで来ていたのですが、チーム事情により400mHを途中であきらめることに。そのおかげでインターハイに進めたというのもあります。出場するレースで自己ベスト更新はさせてあげたい。とはいえ、持久系の練習もハードル練習も全くといっていいほどできていません。この状況でどうやって対応するか。限られた時間ではありますが指導をしていけたらと思っています。4台目までまずまずの流れで走れていました。15歩もスムーズ。1本だけになると思うので力を出し切ってもらえたらなと思います。

 

女子はすべての選手が5歩ハードルで。走力に差があるので2種類のハードルを準備してです。9台。100mはあります。これを最後までピッチを落とさず、リズムを保ったまま走る。これだけでかなりの負荷になります。雨が降っているのもあり休憩時間をできるだけ短くして行うことにしました。4本は9台目まで、残り数本は7台目まで。息が切れて動けなくなるという感じの練習ではありません。強制的にピッチを保つことで走力の向上にもつながると思います。ここは大きいかなと。300mなどを何本も走るほうが「きつい」という部分があると思います。しかし、必要な要素はそこではない。最後までリズムを保って走ることだと思っています。これも考え方だと思いますが。かなりやりました。

 

少し早めに終わったのでどうするか?と聞いたら「1歩ハードルなら行けます」とMさんが。それに便乗して他校の選手が「補強よりは1歩ハードルのほうが良い」と言い出す。本当は補強をしてほしいのですが。とはいえ、雨の中で走っていますから今更補強をするというのもどうかなと。結局は1歩ハードルにしました。前日は20台に留めておきました。が、最後負荷をかけて終わろうということなので小学生用のハードルを4セット。36台です。

 

 

並べてみるとこんな感じです。110mくらいになったでしょうか。こういうときだからできる練習だと思います。遊び半分のところもありますが、疲れていてもしっかりとハードルを越えるというのは必要なのかなと。3本ほど実施。約束として「無理だと思ったら止める」というのをしつこく言いました。けがをしてもらったら困ります。かなりの注意を払って行っています。よく最後まで動きを保っていました。

 

今後のことについても少しだけ話をしました。今回の練習だけで大きく動きが改善することは困難だと思います。定期的に逆脚の練習などを入れておかなければまた元に戻ります。特化して練習する機会があればまた違ってくると思います。顧問の先生に相談して今後化のであれば来てもらったりするほうがよいだろうと。この部分は柔軟にできたらいいなと思っています。ハードルだけではなくスプリントも含めて色々な形で色々な選手に貢献出来たらなと思っています。これはあくまで個人的な考えなのでよいかとどうか分かりませんが。

 

詰め込む形でやりました。定着するまでに時間がかかるかもしれません。その中でどう取り組むかだと思います。貴重な時間でした。感謝。

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