kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿〜ハードル〜

2021-08-13 | 陸上競技
火曜日から維新公園で合宿。国体候補選手を対象に実施です。基本は少年選手のみ。成年選手は参加しません。今年度は高体連と協力して国体実施種目以外でも指導の機会をということでした。誰がどのような形で参加するのかよくわかっていませんでしたが、コーチングをする機会なのでありがたいなと思います。

今回は少年のハードルは300mHだけ。少年Bのショートハードルもありますがこちらはスプリントということで。まだ候補に挙がっているだけなので本当に選ばれるのは分かりません。更にはこういう状況下ですから国体自体が開かれるのかもわからない。それでも準備だけはしておきたいなとと思います。

今回はスタッフのチームの選手はピックアップして参加可能ということでした。skyは指導者3人が全員合宿に参加になります。そのため全員が競技場で練習をさせてもらうことができました。誰もいない中で練習をするというのは危険ですから。雨予報でしたが競技場であれば練習ができます。skyは別メニューでやる感じでしたが人数の関係で国体候補選手と一緒にやることに。こちらは全てkbt先生のコントロール下で実施です。

私はハードルを。「基礎の確認」をメインにしたいなと思っていました。ハードル技術的な事を中心にしていき、更には「逆脚」と「歩数の切り替え」が今回の合宿のテーマでした。じっくり時間をかけてこの手の練習ができる機会はそれほどありません。段階的にハードリングの改善をしていけたらと。走り込みなどもしたほうが良いのかもしれませんが、これまでレースを見てきて明らかに問題点があります。前日に顧問の先生と話をしてから内容を決めました。

約束として「こちらは強制しない」という感じにしました。練習量などのことは私個人の感覚と周りの感覚が違います。これはkd先生に諭されているのでかなりコントロールしているつもりです。それでも私の基準が多い部分もある。ドリルなども最低限これくらいやっておかないと動きの変化はないという感じがありますが、普段全くやっていない選手にとっては大きな負担になる。そうなるとそこから故障をしたという話になる。批判の対象にもなるのでリスクしかない。この合宿は「鍛える」場ではないという認識でやっていかなければいけないなと感じています。そのため確認をしながら。

この日はskyのMさんも加えて3人でハードル練習となりました。ショートハードル13秒台が2人になります。これはなかなかのレベルかなと。Mさんはインターハイ終了後からハードル練習をしていません。引退するまでに県記録更新をさせてあげたいなと思っています。そのためにはやはり基礎的なことから。他の選手にとっても間違いなくプラスになります。ハードリングのリズムなども含めて見るだけで刺激になると思うので。

かなり基礎から。ハードルを使ったアップから始めてハードルのリード脚のことを。締めて持ってくる練習を。正直、学校の練習で徹底してやるという時間はありません。ここだけに特化して行うのは難しいからです。こうやってやっているとやはりハードル練習会のように詰めてやっていく時間が必要なのかなと感じています。ここができないとなかなか動きの変化はない。秋以降本気で考えてみたいなと思います。

抜き足に課題が大きい。ここはほとんどの選手がそうです。ここを何度もやっていきました。とにかく寝てしまって前まで持ってこれない。あとはリードアームとの関係性。私自身はここにこだわりを持っています。女子はこの部分が改善されるだけでかなり変わります。が、それを伝える機会もないですし理解してもらって学校でできるかどうかというのもあります。それでもやり続けていくしかないんですが。

午前中は本当にドリルの徹底。ひたすらでした。飽きずにやってくれたので良かったかなと。

午後は復習も兼ねて。やるべきことをとにかく確認。ワンステップハードルも入れながらです。何本もやるので股関節周りの強化になります。上述のように「普段やらないから痛めた」となるのは避けたいので何度も確認をしました。今回の課題の一つにある「逆脚」の話もしながらやっていきました。とにかくヨンパをやるには避けては通れない話だと思っています。300mHでも8台目で切り替えが必要になった時に詰まって減速したらそれで勝負は終わってしまいます。これまで何度もその場面を見てきました。もっと早い段階でその部分の修正ができなければいけないのですが。機会がなかったのもあります。もったいないですが。

一歩ハードルをメインにしました。短い距離から少し伸ばしていって。スパイクでやると着地時にダメージがあるのでシューズで。走っていないですが踏切→着地とかなりのダメージがあると思います。スパイクでやるとクッションがないのでダメージが大きくなる。スピードではなく正確性を重視していたのでとにかくシューズで繰り返しました。

最後Mさんは3台目まで置いて8mのインターバルで練習。ハイスピードで入れるようにという感じですね。ずっとドリルをやっていたのもありますが、ハードリングはかなりのレベルだと思います。走力が上がりさえすれば本当に面白い。意図的に股関節を使ったドリルをやっていますから基礎筋力向上にも繋がると思います。普通に補強をすると若干嫌がるので(笑)

基礎的な事はしっかりと押さえられたかなという印象でした。悪くない。まだまだ課題は多くあります。1日で改善できれば楽なのですがやはり時間がかかります。リズムを重視してやっています。ここを定着させるための時間が必要です。なんとか逆脚の動きの目処がつきました。能力は高いのでアプローチの仕方で随分習得率が変わると思います。

ハードルに特化して見るとまた色々なことに気付きます。楽しいです。3日間かけて変化を生み出せたらなと考えていました。繰り返しは大事。

また書きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合宿前日

2021-08-13 | 陸上競技
この後の記憶が大きくなっていて月曜日の記憶がかなり曖昧です。書きながら思い出せるといいなと思いなが記録しておきます。

月曜日、この日は体作りがメインでした。合宿になるとその部分ができなくなります。走りも重要ですがそれ以外の部分も大切。フィジカル重視ということで。ほぼ記憶がなくなっていますがこの日は雨だった気がします。台風の影響があってかなりの雨。電車も止まったりと全員が来れない状況だったかなと。やれることをやるという感じでしょうか。

アップサーキットから始めて基礎ドリル。かなり端折ってのドリルとなりました。3週間近く動きの徹底をしてきました。ある程度身についてきたのかなという印象。基礎ドリル1をかなり省略してから基礎ドリル2へ。ここはかなりやったと思います。反発系。しっかりと地面から力をもらうという部分です。

ここから男女別になってトレーニングと加速段階を。タイヤ押しとタイヤ引きだったと思います。DM投げもやったかな。これとマーク5歩の組み合わせ。この手の練習は大好きです。単独でやっていた時もかなりの頻度でやっていました。こうやって正確な動きを繰り返していく。更に段階的にやっていくことで動きの変化が生まれます。雨が降って屋外で走れない時だからこそできることがある。

この時に選手の動きを見ながらkbt先生と意見のすり合わせをしていました。これまではなかなか落ち着かなかったのでそういう時間が取れない部分ありました。一緒に指導させてもらう中で意見が大きく異なると良くない。そういう部分で先日の合同練習の時から走りを見ながら意見交換をしていました。この日は3年生エースの加速段階の足運びについて。「身体が浮く」部分をどうするか。「膝の引き出しの方向」についてやりとりをしながら選手にフィードバックする。それにより上方向から前方向に変わりました。複数で同じ部分を見ていくことで意見交換ができます。それが間違いなく選手にプラスになる。

面白いのが見ていた選手の動きでお互いに声かけしようとするタイミングが同じになること。どちらかが言えばそれで終わりです。気になるポイントが同じなので。それを考えると複数である程度の人数の動きを見ていくことができます。単独で少人数しか見れない私のスタイルですが、複数体制で見ていくことで選手にとって間違いなくプラスになります。あまり出しゃばらないようにしようと思っていますが、声かけや意見交換はかなり大切だと思います。それにより間違いなく動きが変わっていく。それをどうやって定着させていくか。

フィジカルの部分は見にいくことができませんでした。交代制でやっていたので走りの方がメインになったので。後で話を聞くと女子も少しずつ重りを増やしているということでした。これまでかなり軽い負荷でやっていました。ここが増えるだけでも意味が出てきます。軽い重さでずっとやっていても筋力は上がりません。自分で意識的に増やしていけるかどうか。ウエイトを導入するかどうかの話になりますが、ここ最近私はやっていませんでした。が、今はこれまでの流れで練習に導入されています。そうであればここはしっかりと生かしていかなければいけない。筋力アップをするためのウエイトでなければいけないかなと。

最初早く終わりそうな雰囲気でしたが、結果的にいつも通りだったと思います。走りの時に説明を加えながらやっていたので時間がかかりました。こういう時、こういう時期だからこそこういう部分は大切だと思いますね。

しっかりと練習できました。次の日からは合宿です。きちんと力を発揮してくれると良いなと思いながら。

また書きます。中身が少ないですかね??お許しを(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

話をしながら

2021-08-13 | 陸上競技
かなり遅くなりました。途中まで書いていたのですが合宿に入ってしまったので更新できず。とりあえず思い出しながら。

日曜日。学校の練習は休み。この日はまた別に練習をさせてもらいました。もうしばらくこの手の活動ができればと思っています。

セミナーパークで練習をしようと思っていたのですが使えなかったので急遽維新の補助競技場へ。ほとんど使っている人がいないのでやりたいなと思っていたことができる。これもありがたい話です。この日は元々雨予報でした。運良く?雨が降りませんでした。曇っていたので比較的練習はしやすい。

基本ずっとやっておるわけではないのでその時の課題を克服するというのがメイン。話を聞きながらどうしたいのかというのを確認。毎週というわけではないので積み重ねの部分が細かく見れません。変化も分かりにくい。それでもやれることはしたいなと思っています。

合間に知っている選手がいたので補強を教えました。走れない分どうするか。その辺りのことを少し話ながら。同じチームの選手が積極的に質問してきます。意欲的。こういう部分はすごいと思いますね。それほど知り合いではないですが、自分のために積極的になれるというのは大きいですね。

片足スキップと最初の部分を確認。腰押しとマーク5歩、チューブ5歩。少しずつ流れを作っていきます。二次加速も。ここは意図的にゆっくり入って少しずつピッチを上げていくイメージでやらせています。最初から全力で走るとなかなか上げていくことができないので。前半マークも。ここが上手くハマってくるとスプリントの改善に繋がります。

とにかく対話しながらやるように心がけました。本人の感覚を確認しながら。元々鋭いタイプではないのでこちらも待ちの姿勢を大切にしながらやっていきます。この時にある発見が自分の中で大きな話になります。今後の指導に間違いなく生きてくる。

そこけら40↑30→を。ここで中間に上手く入れません。この辺りは難しい。何本かやりましたがなかなか。そこでマークを増やしてそのまま中間に持っていくようにしました。これは置くの手間ですがその方が流れを作りやすい。以前話をする中で「100mミニハードルをする」というのを聞いたことがあります。これは置くだけでかなりの労力です。しかし、この方が正確な動きができるという部分はあります。

50m地点くらいまではマークを置いて繰り返しました。人数が少ないからできる部分ですね。増えたらできない(笑)。それにより流れができました。こういう部分は大切だな思います。状況に応じて、選手に応じて何をするかを判断する必要があります。勉強になります。

とにかく色々な勉強をしたい。興味は競技に特化していますが。練習中にkbt先生と動きを見ながら話をすることでまた勉強になります。とにかくどこにヒントがあるのか分かりません。こういう部分は自分を成長させるチャンスだと思いますね。

記憶が曖昧になっていますがその辺りのことも含めて記録しておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする