kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トライアル

2021-08-25 | 陸上競技
月曜日。この日は学内でのタイムトライアルを実施することに。支部大会が延期になりその代替として単独でこの日にタイムトライアルをしようという話になっていました。競技場が使えるというのもあったので記録会の形で実施できないかと画策しましたがこういう状況なので難しい。県内でコロナ感染者が増え続けている状況で「新しく何かを企画する」ことは良くないと言われた部分もあります。機会を奪っているというのもあります。申し訳ない部分です。

タイムトライアルはフリーアップで。4継と100m、マイルを実施。男子に関してはまたもベストメンバーでリレーが組めないという感じでした。うーん。この数ヶ月間、ベストメンバーで最高のタイムを出そうという形になっていません。ただでさえ力が足りないという状況です。バトンで稼ぐというのが理想ですがその段階に達していません。本当に間に合うのか。女子に関してはリレーと100mを走ったことである程度戦力がわかりました。まだまだ戦えるという水準には達していません。リレーのメンバーも大きく変わるかなと。

夏休みに入ってから本当に基礎的なことをやっていました。走る量はそれほどでもありません。身体づくりもある程度やってきています。身体付きが変わらない選手もいます。ここも負荷のかけ方や意味を理解してやっているのかも大きく影響してきます。

練習の最後にkd先生から選手に対して話がありました。とにかく「集中力の欠如」があります。瞬間的はできますがそれが持続できない。「ON」と「OFF」の部分をどのように使い分けるか。グランドだけでもしっかりと集中してできるといいのでしょうがそこまでいかない。ブランドがあるからその中でやっていることに満足しているのかもしれません。が、戦えるレベルなのかどうかというのは大きい。今のままでは戦えません。そこだけは常に頭に入れておかなければいけない。

とにかく練習が継続できないことが大きい。常にどこかで誰かが練習を抜けている状態では組織力は上がりません。スイミーではないですが、小魚が力を合わせて大きな魚の形を作ることで力のある魚と戦うことができる。今は個人でインターハイというのがかなり厳しい状況。リレーに関しても同様です。中国大会で戦うことさえできない。そこからは絶対に目を背けていけないと思います。

時に厳しいことも言います。必要なことだと思っています。土曜日の練習の時にもかなりキツく言いました。途中から入ってきた余所者という捉え方もされるかもしれません。それでも今私がやるのは目の前にいる選手に対して何をするかだと。「現実」を知ってもらうことでしか打破できない。なんとなく試合に出てそれで終わりというのであれば別にskyでなくてもいいと思います。その部分は忘れてはいけない。

上手く書けませんが。辛辣な書き方をしているのかもしれません。それでも避けては通れないところです。ピリピリする部分、締まる部分が必要なのかなと感じています。やれることは最大限にやりたいなと思います。
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小雨の中で

2021-08-25 | 陸上競技

更新遅れ気味ですが。なんとか取り戻したいとは思います。

 

日曜日。この日は個人的に練習。この夏は皆勤で陸上競技ができました。皆勤どころか午前も午後もやった時があるのでかなりの時間だともいます。こういう時間を自分の中で大切にしたいなと思っています。競技に関わる中でしか見えないことがあります。こういう環境を与えてもらえることは本当にありがたいなと。

 

個別の練習。どこまでできるか分かりませんが。夏の間、時間が許す限り練習をしてきました。修正しては崩れての繰り返しです。これは非常に難しい。何がプラスになってマイナスになるのか。ここを見極めていきたい。よくなって戻るのを繰り返していく中で多少なりと前進していく。重要だと思います。

 

先日話をする中で「ハードルドリル」のことについて触れました。きちんと走れていた時のことを振り返って何がよくて走れていたのかを確認する。単純に練習をしていたら走れるようになるというものでもありません。何がポイントになるのかを理解させる。把握することで次の対応策が練れます。道具を使う中で何かしら変化があればと思ってハードルを使うことに。

 

丁寧に段階的に。基礎の動き自体はお手本のようにできます。この部分をどのように組み合わせていくのか。何が必要なパーツなのか。連続抜きを。歩行からリズムで実施していきました。この時にかなり感じがよくなりました。膝を前に出すことと重心の移動が一致し始めたという感じでした。これは見ていて面白いなと感じる部分。さらにワンステップハードルもやりましたがかなり進む。通常15足長が最大です。移動が難しいですし、やりたい動きから離れてしまう部分があります。しかし、この日は正確に移動できました。理由ははっきりとしません。前足側に重心を乗せる感覚というのも数回繰り返してきました。壁抜きと組み合わせながら。それが多少なりと上手くいったのかもしれない。そう感じました。

 

その後は通常通り走ることに。手伝ってくれる選手がいたので動画を撮影してもらいながら。私は直接目で見ながら。かなりスムーズに進むようになっていたので感覚の確認だけで動きのことに関してはほとんど言わない。気になる部分は確認。遅れていた足の動きも重心移動もスムーズでした。

 

色々な形で選手にあった練習をします。何か一つをやったから劇的によくなるということはありません。片足スキップなどは意味を理解してもらう必要があります。ずっと引き出すのではない。そういう部分を複合的にやっていくことで地味に変化していくのだと思います。普段見れていないので。

 

二次加速、前半マークをやってからカーブ直線。ここにマークを置きました。3本実施する中で1本目はスタンディングから。ここでは重心が前に置けなかったので身体がすぐに起き上がってしまって上手く走れませんでした。ワンハンドからのスタートに切り替え。別にワンハンドでなくてもよいと思います。しっかりと重心を前足側にかけておけば問題ない。不器用なので意図的にその部分をやりました。かなりスムースに。

 

120mを走ったほうが良いかという質問を受けましたがこの日は90mを3本くらいでいいのでは?という話をしました。きちんと動きが作れてきている段階なので距離を走る必要はないかなと。まずは正確な動きが高いスピードでできるようにする。何度か話をしましたが「動きの自動化」です。ここができるかどうかは大切。もともとあれこれ考えすぎてしまって走れなくなるタイプ。そこをどのように単純化するか。感覚の話をするときにはある程度細かく話しますが、走るときにはそれを避けるようにしています。何もしなくても走れる選手はいると思いますが。タイプによって対応を変えていく必要はあります。当然の話ですが。

 

かなり走れたので早めに終了。とにかく「感覚を作る」こと。崩れないことを話しました。細かいチェックができないときには崩れやすい。そこをどのように対応するかというのは大きいと思います。走りを見させてもらえることで私自身かなり勉強になっています。間違いなく他の部分で生かせます。何よりこの選手が笑顔で走ってくれることが一番の願いです。まじめに取り組む選手だからこそ笑顔で走ってほしい。そこのために自分自身に何ができるのかという話です。

 

対話する。このことの必要性を改めて感じました。その選手に必要なことをしっかりとやれるかどうか。何が必要で何を与えるのかを判断する能力も必要だと改めて感じています。

 

貴重な時間でした。本当に本当に感謝です。

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