kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

補強と走りと

2019-11-14 | 陸上競技

前の記事が中途半端な感じがしましたが。細かく書いてもいいのですがなかなか。時間的なものもありますし。書き始めたらどこかで区切りをつけなければいけません。まーそこはいいかなと。

 

水曜日の練習はいつも通りの感じで。バランス系をやってから「体幹強化サーキット」を。練習開始から「体幹強化サーキット」が終わるまでの時間を計ると22分弱。バランス系に5分程度使っています。「体幹強化サーキット」は17分くらいでできるようになっていました。まだ男子と女子の時間に差はありますが。当初は20分を切るというのが目標でした。3分間短縮できています。「たった3分」と思われるかもしれませんが。かなりのことです。この勢いでやり続ければトータル5分で終わる日が来るかもしれません(笑)

 

月曜日、火曜日とある程度の負荷をかけてきています。間違いなく全身筋肉痛になっているのではないかと思います。情けない話ですが私自身は前日にほかの部活動の選手に「トレーニング」を教えました。その時に「止める」「固める」のお手本をしました。数回やっただけで足が攣りそうになる。そして驚くほどの筋肉痛に襲われていました。筋力低下が著しい。そして数回しかやっていなくても「きちんとした負荷」をかければ最小限の運動で刺激を入れることができる。本当に痛いのでどうかと思いますが・・・。

 

走る部分に時間を割きたかったのでいろいろと割愛しながら。台ドロップ、ハードルドリルと実施してスパイクを履いて片足スキップ。足運びの部分を省略しています。あとは本人たちがどうやって合間の時間を使うか。チューブ5歩をやって前半マーク。ある程度身体が温まれば動くようになります。中間につないでいくためにTDM走を。これも競争形式にしています。体調不良で数人休んでいましたが元気としてはまずまずかなと。

 

そこから走練習。120-120-90です。距離としてはそこまでではないかもしれませんが。うちの練習としてはまずまずの量。これを2セットとしました。セット間は12分間。ここも単純に座って休むのではなく「DM投げ」をすることにしました。休みません。休んではいますが休みになっていない(笑)。走って終わりではない。冬になれば「Rest」として放っておいたら身体が冷えます。そうなると練習効果が下がるので合間に「補強」として身体を動かす。常に走りを意識する感じでしょうか。DM投げが終わることには時間が経過しているのでそのまま歩いてスタート地点へ。もう1セット120-120-90。

 

長めの距離の走練習はここまで。すぐにシャフト補強へ。少し手間取る部分はありましたがここまでの練習はかなスムーズにできるようになっていました。思うように練習が進まない時にはこの時点で練習が終わってしまう感じがありました。ロスをなくしていくことで練習ができるようになります。シャフト補強で「重心移動」を重視しながら。いい感じでした。








 

そのまま台ジャンプを。片足と交互で。前も書いたかもしれませんが「トレーニング」と「走り」のつなぎの部分の練習です。関西に練習に行ったときに「ホッピング」がすごく進むなという感じがありました。今のうちの練習ではここができません。そこで練習の前半に取り入れていた「台ジャンプ」を「ホッピング」の代わりに入れることにしました。さらに交互にすることでバウンディングのような動きになり「空中での移動」を作り出すことができる。股関節の開きも生み出せるかなと。

 

で、最後に10バトンと25並走。さらに60バトン。これまで最後に「強い負荷をかけて終わる」というパターンが多かった。そこに関してはどこの学校でも同じではないかと思っています。追い込んで補強をして終わりという流れ。が、思うところがあって少しパターンを変えてみようかなと。補強をやって終わりというのはほぼありませんが、最後は負荷をかけて終わるというのが多かった。最後に「最大スピード」を出して終わる形にしてみようと。

 

トレーニングをすると当然ながら疲れます。そうなると「疲れているから仕方ない」という部分が出てくる。そういう意識がなくてもやはり「追い込んで終わる」というほうが「練習をやっている」という感じが出ます。が、本来は「追い込むためにやっているのではない」という部分があります。「速く走るためにやっている」という部分を頭に入れながらも「それとは違う形になる」ことが多い。

 

「練習負荷を上げて倒れるまでやる」というのが必要なのかどうか。「量」で追い込めば間違いなくできます。しかし、どこかで「力を残す」形になるのではないか。本数をこなすだけの力の入れ方で走っていることになる気がするので。そこで最後に「その時出しうる最大スピード」を出して終わるほうがいいのではないかと。いつものことですが「正しいかどうか」はわかりません。今そう感じているだけなので。

 

単純に走ればいいという感じではない。各自で60mを走らせてもいいのですが「最大スピード」が出せているかどうかは全くの別問題。バトンを使うことで「最大スピード」練習になります。絶対に緩めることができない状況を作り出す。本数的にはトータルで6本です。40mが2本、50mが2本、60mが2本。距離も本数もそこまで多くないと思っています。負荷は・・・(笑)。

 

補強と走りの融合。これが効率よくできるかどうか。練習の半分以上は「トレーニング」に使われている気がします。これまでやってきたことを形にするために考えています。

 

記録として残しておきます。いい練習ができたと思っています。

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変わっていく

2019-11-14 | 陸上競技
水曜日、この日はしっかりと走りたいなと考えていました。当初は木曜日が雨予報だったので。

前日にある選手の日誌のコピーを渡しました。この内容は他の者が読むべきだと感じていたので。春先全く走れない状態でしたが秋には力が戻ってきました。高校になってからの振り返りをさせたのですがその内容が秀逸でした。裏表なく物事に取り組む姿勢が誰からも褒められる選手です。素直さもありますが「一生懸命さ」が本当に大きい。

その内容を読んだ上級生が「勝てない理由が分かった」「自分の甘さを痛感した」と感じていました。「想い」の強さが違います。放課後になってなんとなく練習に参加してなんとなく走る。そのような状態では強くなれない。それが顕著に出ます。

受験勉強があって身体を動かしていなかった。そこから高校に入って思うように走れない。県総体の時に全く走れず死ぬほど後悔した。そんな想いを二度としたくない。自分を支援してくれる保護者にも申し訳ない。だからこそ毎日の練習を必死にやる。不器用だから他の人よりも時間がかかる。それでもあんな悔しい想いはしたくない。

そんな内容が書かれていました。これまで指導してきた選手の中で1年生の段階からここまで考えてやっている者がいたかどうか。同じグランドで同じ練習をしている。話をしている内容も同じ。それでも「感じ取れる力」があるかどうか。苦しくても「速くなりたい」という想いが本物であれば様々なことを乗り越えていけると思います。教えてできる部分とそうではない部分がある。変わらなければいけないところがあるのです。

また、これまでなかなか感情をコントロールできなかった選手。この選手が「関連付けシート」を渡した翌日に書いてきました。これまでの流れの中からすれば大いなる変化です。走りの事は一切書かれていない。その中心には「応援される選手になる」と書いてありました。そのために必要な事を自分で書いています。この事がどれだけ大きな意味を持つか。

いきなり大きな変化を生み出すのは難しいと思います。しかし、変化を生み出すためには「行動」をしなければいけないのです。関連付けシートに関しては「自己理解」が進むと思っています。今の自分自身についてしっかりと考える。そこができれば「次に何をすればいいか」をが少しずつ見えてくる。今回の場合は特にです。「原因を己の中から探る」という行為ができれば変化を生み出すと思います。

この関連付けシートも配布しました。何故このような内容を書いたのかも説明させる。「これまで物事を先送りしていた。それを辞めようと決めた。」と。基本的なことですがこういう部分の積み重ねだと思います。小さな変化かもしれません。それでもこういう部分は大きな意味を持つと考えています。「退路を断つ」という部分もありました。考えている事を周りの者に知らせるというのも私の中ではありました。宣言したからには中途半端はできない。

こうやって少しずつですが変化が生まれる。それが大切なんだと思っています。同じことを伝えても変化できるかどうかは別問題。少しの変化を感じ取れるようにしたいなとは思っています。

この辺りのことはまたタイミングがあれば書きます。多分。これにより雰囲気自体が大きく変わりつつあるかなと感じています。
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