kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

スピード練習

2019-11-13 | 陸上競技
前の記事の続きになります。

火曜日サーキットをやっていきました。初めてやるのでなかなか上手く進みせん。数年前の私であればかなりイライラしていたのではないかと思いますが(笑)初めてなのでできない部分はある。そう思うようにしています。サーキット形式にするのが初めてというだけで種目自体は目新しいものはありません。組み立てが変わっているだけ。

25秒間運動して5秒休憩。ほぼその場でやるのできついと思います。誰も何も言わないのでキツかったのかどうかよく分からないままですが。「キツいから良い練習」という訳ではありません。狙いがきちんと果たせるかどうかが重要。休もうと思えばいくらでも休めます。明確に意識の差が練習の差になる部分です。

この日は頭髪服装検査があったので40分以上開始が遅れました。それによりやりたいなと思っていたメニューができない部分が出てくる。ここも難しい。それでも「休憩をなくす」という方向で考えているのでなんとか進んでいきます。少し前に比べるとこの辺りは大きな成長ですね。座らなくなくなりました。まだ慣れていく必要がありますが。

前半では10バトンと25並走を。ここにスピード刺激があります。女子は少し形になってきました。バトンの受け渡しの話ができる段階まで。単純にバトンを持って走るというだけではなく「競争すること」を求めています。もちろん最大目標は「高いスピードの中でバトンの受け渡しをすること」です。「受け渡し」がメインになってしまうとやりたい練習から外れてしまう。ここに最大限の意識を置くと「渡ったか渡らないか」になってしまう。一番やりたいことから離れてしまうのは絶対に避けなければいけないと思います。

この日は久々にハードルとタイヤ引きを組み合わせた練習にしました。これはかなり好きな練習。接地ポジションを作ることができます。さらに「抜き足を前まで持ってきて落とす」というちょっと難しい話になるのですが。間のインターバルの走りも出来るだけ速くしたというのがこの冬のテーマ。やりたいことや狙いは明確です。その方法論が幾つもあるだけ。ハードルを跳んだ後にそのまタイヤ引き。接地感覚が上手くつかめたらそのあとの走りは比較的上手くいきます。

補強サーキットをやる。走りと補強を組み合わせながらやっていきたいと思っています。練習の大半を補強に使っているかもしれません。どちらにしても走っている時間というのは何秒間しかない。それ以外の時間をどのように使うか。ここはすごく重要なのではないかなと感じています。走りと補強をリンクさせるためには「走るだけ」や「補強だけ」で終わりたくない。この辺りの融合がきちんとできれば大きな変化を生み出せると思います。

最後にスピードを出して終わることに。本当は補強から走りに繋ぐための練習を少ししておきたかったのですが40分遅れの影響でそんな時間はない。いきなり合流走にしました。ここをテキパキやって60バトン。これは60m地点でバトンを渡すというもの。最後までスピードを維持できなければバトンが渡ることはありません。絶対にスピードを緩めることができない。最大スピードで走り続ける。

テンポ走的な動きはほとんどやっていません。タイミングなどが違うからです。「脚作り」と言われるゆっくり長い距離を走るというのがどれだけ効果があるのか分かりません。300mを走ることでどれくらいの効果があるのか。グランドの事もあります。狭いグランドだから工夫するようになったと思います。広いグランドであれば何も考えずに長めの距離を設定できる。そうではないからこそ工夫や考えることが生まれる。勝手にそう考えています。

ギリギリですが時間内で終わらせる事ができました。休憩はほぼなし。狙い通りになっていました。サーキットがどれくらいの負荷になっていたのかはよくわかりません。かなりキツかったと思うのですが何も言わないのでよく分かりません。この手の練習の流れの中で進めていけるかどうか。

やれることをしっかりとやりたいなと思います。
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サーキット再導入

2019-11-13 | 陸上競技
火曜日。前の記事にも書きましたが原点回帰をしたいという想いがあり、前任校で実施していたサーキットを導入しようと考えていました。前任校では「サーキット」といえばこのメニューしかありませんでした。今は大半のメニューがサーキット形式で進みます。「サーキット」という意味がもうすでに分からなくなりつつあります(笑)

どんなメニューだったのかを思い出せないままいました。数年前に使っていたUSBのデータが消えてしまったからです。復元はしてもらいましたが完全ではない。前任校ではやるのが当たり前のメニューだったのですデータとして残しておかなくても上級生から下級生に伝えられていました。アレンジをしていく部分もありましたが基本的な流れはありました。

朝の段階で簡単に説明。イメージしにくいと思います。これまでやったことのない形でのサーキットです。ある程度考えている選手は何となく流れに乗れますがそうでもない選手はできません。ここは仕方ないかなと思いながら。4ヶ月経過しても練習メニューを覚えられないという恐ろしい話もありました。

ある程度メニューを決めましたが、これでは「できないだろうな」という感覚がありました。15種目くらいあります。これを流れの中でやっていく。それも「誰から始めても良い」となるとさらにできなくなる。「体幹強化サーキット」は上半身と下半身でメニューを分けています。だからできるという部分もある。覚える範囲が「ブロック」に分けられるからです。

そういう部分もあってメニューを組み替えました。ABCという小ブロックに分ける。1つのブロックを2サイクル実施して次のブロックに移る。そうすることで「やることが明確になる」のではないかなと。さらにグループを作って全体を3つに分ける。それにより練習道具も効率よく使えるようになる。ある程度道具は揃えています。それでも複数人がランダムにトレーニングをしようとすると「やりたかったのに誰か使っている」ということが出てしまう。少人数グループでやればそういう危険性はない。

たかが「サーキット」をやるためにどこまでのエネルギーを使うのか(笑)。それでも「やりたいこと」をキチンとやるためにはこちらも工夫が必要です。単純に「サーキットをやる」と決めてメニュー提示をしてもできないと思います。様々なメニューでも同じことが言えると思っています。

シンプルな練習が一番やりやすいと思っています。ある程度の意識レベルや競技レベルになればその方が理解しやすいかもしれない。うちの練習スタイルでいえば「真逆」なのかもしれないなと思っています。「飽きさせない」という部分が必要になるのかなと。

前任校では週間メニューを決めていて曜日によってやることを完全に固定していました。バリエーションとしてはそれほど多くない。ドリル的な動きを徹底してやっていました。そのため「ドリルチャンピオン」が生まれてくることも多々ある。ドリルの見た目の動きは良くなっていても「走りに繋がらない」というパターンが出てくる。ドリルがドリルで独立してしまうのだと思います。

目の前の選手を見ていて「あれこれやる方がいいかな」と感じていました。補強も道具を使ってバリエーションを増やしています。それがどう繋がっていくのかは見ていかなければいけないのですが。

ここも考え方ですが、最初の補強系で30分近く使います。時によってはもっと多い時もある。これも「異質」と思われるかもしれないですね。近隣ではそのような形の練習はほとんどないのでは?これは周りを見たりとか聞いたりするわけではないので分かりませんが。ジョグをして体操をしてという練習はほぼやったことがありません。合宿で体操をするということになるとどんな体操をするのか(笑)

練習で大切なのは何か。形式的なジョグと体操がどれだけ役立つか。アップの狙いは何か。ここを考えた時に今のスタイルに行きついています。

しばらくはメニューの様子を見ながらやっていきたいと思います。1回目はボチボチ。時間をロスする部分もかなりありました。初回なので仕方ないなと思っています。これをどうブラッシュアップしていくか。今のスタイルに合わせながらやっていこうと思います。

この辺りはまた書きたいと思います。久々に練習に関する記事を書いた気がします。
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