kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

筋肉痛の中で

2018-11-09 | 陸上競技
木曜日、冬季練習に入るといって練習を始めて2日目。残念ながらこの時点で既に股関節周辺が筋肉痛だということ(笑)。そんなにやっていないと思っていたのですが。ギャップがあります(笑)

とにかく身体を作り直すことがメインかなと。走る量よりも身体にきちんとした刺激を与えていきたい。前日の練習が終わった時点で「もう階段が上がれない」という意味不明な話をしている選手もいました。筋肉痛になるのが早すぎます。何故か分かりませんが私も股関節周辺が筋肉痛になっていました。何もしていないのに。

私は放課後会議。なかなかです。1時間程度あったので終了後に参加。選手はテンションが上がらないといけないのでマークアップをやってから体幹補強サーキット。少し種目を加えました。上半身メニューに「ロープ登り」、下半身メニューに「BDスクワット」を。時間云々で削ってきたメニューもあります。もう一度導入したいなと。何が良いのか分からない部分があります。精査しながらも刺激を入れるために取り入れておきたい。一応、車系もやっておきました。

そこからはスキップ走。私は見ていませんがかなり「痛い」とのこと。筋肉痛のダメージがスキップ走をすると来るみたいです。使いたいなと思っているところが筋肉痛になっているのだから問題なし。私が練習に参加した時にはB走&DM走を始めるところでした。距離設定を短くしてひたすら動くようにする。ドリルとは全く違う感じですがやっていたら動きが身につくという部分があります。理由はよく分かりませんが(笑)比較的声も出て元気よく取り組んでくれていました。

そこからシャフト補強。久々です。試合が続いていたのでなかなか出来ていないという状況でした。距離を少し伸ばしました。40mです。こうやって書いていて思い出したのですが「前任校でこの距離でやっていた」と思っていましたが実際は30mを往復していたので60mだったのではないか?!という大いなる疑問が湧いてきました(笑)。選手には「前任校ではこの距離でやっていた」と宣言していましたが多分間違い。分からないように伸ばしていきたいと思います。

いつのまにか負荷が減っている。よくあるパターンです。本来やっていた距離から気がつくと減ってしまっていて本当の狙いまで届かない。疲れてきてからの動きが重要なのに一時期は20mでやっていました。キツイのが分かるのでこちらも気を使ってしまいます。少し伸ばして30mにしていましたがこれでも前任校の半分ではないか(笑)。ある程度意識レベルが上がってこないとこの手の練習はやり切ることができません。今ならできると思っています。数週間は40mで実施してそこから50mに伸ばしたいと思います。

選手に「重くして40m」と「今のままで50m」、どちらがいいかを尋ねると「重くして40m」と答えていました。やはり距離を伸ばすと負荷が大きくなるのだと思います。そう考えるとkanaは強かったですね。あっという間にこの練習を終わらせていました。基本休まない。出来るだけ大きく動いて進みたい。それが筋力アップに繋がったのだと思います。ここは外せない練習だと改めて感じています。この冬は徹底したいですね。

補強をしてから少しだけ走る。既にバキバキの筋肉痛なので走るというのは結構キツイだろうなと感じていました。そのため動きの確認などが中心。鍛えた部分に刺激を入れるという感じでしょうか。ミニハードルを使ってのスイッチングを少しやってスイッチングラン。走りの基本的なことは少しだけでもやっておきたいなと考えていました。本当に少しだけ。最後にフリーでスプリントを2本走って走練習は終わり。比較的早く終わりました。

そこからこの日のメイン。チューブもも上げを実施。特に深い意味はないのですが300回を2セット行うことに。ペアワークでやると膝が上がらなくなるので3人で実施。1人がチューブを引っ張る、もう1人は手を出してその高さまで膝を上げさせます。スティックなどでやると絶対に膝が上がらなくなるので。

うちのグランドは狭い。テンポ走などは元々やりませんが、長い距離を走ったり筋持久的な練習ができていません。100mだけをやるのであればそれでも良いかなと思うのですが、やはりバリエーションを増やしたい。そう考えた時に練習の合間に「歩数を稼ぐ」という意味でもも上げを入れたらどうだろうか?という考えに至りました。もちろん意味があるかどうかは科学的には立証されてません(笑)それでも与えられた環境でできることをやろうと思えばこういう部分も必要なのかなと。

トラックがあったり、広くグランドが使えるチームではそんなこと考えもしないと思います。普通に250mや150mを走ることができるのだから。うちはできません。だったらどうやって対応すれば良いのかを考えていけばいい。工夫の余地があるというのは楽しいと思います。あれこれ考えながら練習を組み立てる。ここは指導者としての醍醐味かもしれないと勝手に思っています。

今後はもも上げなどを練習の合間に入れたい。予備負荷という考え方です。事前にもも上げをして負荷をかけた状態から走り始める。または少し走ってそのままもも上げに入って負荷をかける。そういう部分で対応できればロングスプリントへの対応も出来るのではないか。何度も書いていますが別に科学的には正しいという話は聞いたことがありません。というか、そんな事を試す人がいないのではないか?という感じです。チューブもも上げは重心移動が小さいので普通に走るのと比べると正確な刺激になるかどうかはわかりません。それでもやっていきたい。

ワーワー言いながらやっていました。「もう無理」と叫びながらやる者も。いや、こういう方がいいなと改めて感じました。「無理」と言ってもできる。本人の意志でどうにでもなる部分です。疲れてきて膝を上げ続けることができるかどうかは本人の意志。そういう練習を少しずつ入れていくと自分と向き合う時間になるのかなという気もします。

この冬は色々やりたい。身体作りを中心にこの数年間で蓄積してきた内容を織り込んでいきたいなと考えています。私は勝手に楽しみにしています。ぼちぼち更新していければと考えています。気が向いたら見てやってください。
コメント
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