kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

変わっていく

2018-11-14 | 陸上競技
火曜日。この日は校納式と頭髪服装検査があるので練習開始が遅れるかもしれないという危機感?!がありました。無難に終わったので全く問題はなかったのですが。Nの100mの賞状とリレーの賞状を納める。「12秒15大会新記録」という部分は陸上競技を全く知らない人でもそれなりに「速いのでは?」と感じてもらえます。NMの力を借りながらですがリレーも勝つことができました。2レーンでなければ48秒台は出ていたと思います。

「Sが走っていないけど勝てるの?」という言葉も(笑)。これまではSが校納式に出ていましたから特にそう感じる部分なのだと思います。記録的な部分はなかなか分かってもらえないところですから仕方ないかなと。Saが走ってもある程度走ります。少しずつ力をつけていくのがうちの練習パターンだと思います。そういう部分まで見てもらえるとありがたいなと思いますね。やはりリレーで力を発揮してもらいたいなと強く感じました。

この日の練習が始まる前に少しだけ話を。前の記事に書いた内容です。週目標に関して。それほど難しいことを求めているわけではない。そこに対して女子は全員記入してノートに貼っていた。男子は1名だけ。ここに何かしらの「差」があるのではないか。やればできることを先延ばしにしない。ここは徹底しておかなければいないと思います。では女子は?週目標は2枚書く。1枚は部室の入口に貼るように伝えています。宣言。そこに関しては出来ていない。やはりまだまだできることはあると考えています。取り組みは大きく変わってきています。それが本物になるかどうかはやはり選手次第。

練習はバランス系から。久々にシャフトトレーニングを。文字に書くと分かりにくいのですが「シャフトトレーニング」と「シャフト補強」は別物です。元々「シャフト補強」をやっていました。補助種目の一つとしてシャフトを使った練習を別に実施していたのですがそれを「種目」として独立させました。重心移動はそれほどない。狙いは「上半身と下半身の連動」です。アームカールとスクワットを一緒にやるというイメージでしょうか。

そのまま「股関節強化サーキット」を。本当に陸上競技やる気があるのか?!と思われるかもしれないですね。いつ走るんだ?!という感じ(笑)。基本は基礎筋力のアップだと思っています。これまで雑になっていた部分をもう一度徹底する。少し前までは「メニューをこなす」という部分が見られましたが、随分変わってきました。意味のある練習をするという感覚。

スパイクを履いてスキップ走。毎日のようにドリルをやっていた時期もあります。今はそこまでこだわらなくなりました。膝締めに関しては言います。が、それは本人達が練習の合間に確認すればいい。時間を割いてそこをやることもすごく大切な要素だと思います。が、そこだけに固執するのは辞めました。これも自分の中での変化。こだわりは大切だと思いますが、固執するのは良くない。少し前に進む動きをして「ハードル走」へ。選手も対応に追われます(笑)あれこれやるので準備なども大変。パターン化していないので。

前任校の冬季練習は完全にパターン化していました。曜日によってやる内容を固定していた。その方が力の伸びが分かりやすいかなと。今の学校に移ってその形は止める。見ていて感じたことをその場でメニューに入れるという形。去年の冬からは毎日メニューを作って練習開始前に渡すようにしました。電子データとして残しておくという部分と事前に知らせることで準備もスムーズになるかなと。ハードル走とT走、そこにマーク走を組み合わせての練習。狙いを明確にして、です。

そしてシャフト補強。前回よりも5m伸ばしました。それだけで微妙な悲壮感が。まー仕方ないですね。今読んでいる「ブッタの言葉」の中に「悪い業」について触れてありました。悪いもの(負のエネルギー?)はその時は目に見えないかもしれない。しかし、一滴一滴溜まっていく。気がついた時には負のエネルギーが大きくなって取り返しがつかなくなる。その内容が浮かんできました。「こういう時だから前向きに取り組む!」という言葉を全体にかける。嫌々やる練習から抜け出す。蓄積していく一滴を作らないようにする。最後に自分にとってマイナスにならないように。見極めながらです。

負荷をかけてからB走-DM走-Sを。20mから50mまで。このタイミングで卒業生が消防学校を卒業したと報告に来てくれたので色々と話を聞く。走る方の練習は選手に任せました。それぞれが意識して取り組むことは必要だと思います。終了後、前日に指示した「各自練習」を。20分と時間を区切って実施するようにしました。考えていなかった者もいるのでは。思いつきでやる時間にするのは無駄だと思います。きちんと考えて行うべき。

Nは股関節柔軟性を高めるための練習を入れていました。ここは課題を克服するための練習。Toは台トレーニング。ここは武器を磨く練習。それぞれが自分に必要な練習を考えていく必要があると思います。自分自身が何を必要としているのか。ここに対する理解。見守りたいなと思います。

最後にパワーランジとBランジ。これをやって終わり。かなりたくさんのことをやったように思いますが時間内に問題なく終わり。

同じ事を徹底してやり続ける。ここもすごく大切な要素だと思います。それにより今まで私は走りを作ってきた部分は否めません。しかし、そこは変えていきたい。一部分に特化してやっていくのではなく総合的な部分をやっていくことで必ず結果につながる。そう思うようになりました。「知らないからやらない」というのではなく「知っているけどやらない」という感覚。方法論は一つではないという想い。やはり大切にしたいなと。

まとまらない(笑)修行します。
コメント
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