kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

時間の流れ

2018-03-31 | 陸上競技
tokushoを転勤してから3年が経過しようとしています。本当に早いものです。今年度は我がBOSSであるesk先生が定年退職を迎えられます。

一緒に競技指導をさせてもらって本当に多くのことを学ばせてもらいました。時には厳しく、時には守ってもらう。短距離だけに特化してやらせてもらえたことは今の指導のベースを作ることができたと思っています。トレーニング系ではかなりヒントをもらいながらやっていきました。最初の段階では比較的重いメディシンを使っていましたが短距離系に本当に必要なのか?と言われ考える。瞬発的な動きを求められているのに重くてゆっくり動き始めても繋がらないのではないか。その辺りのことを常に話ながら指導してきました。

また、同時期に長距離を専門とされているhry先生も一緒に指導していました。冷静に物事を見ておられて熱くなりすぎる部分も常に指摘してもらっていました。hry先生は私よりも数年早く転勤されていました。hry先生も今年で定年退職。かなり思うことがあります。

tokushoは私達が赴任した時には本当にジョギングクラブでした。商業と工業が合併する直前にesk先生が赴任されtokushoの1期生の時に初めて一緒にやるようになる。esk先生が赴任された時は工業側も本気で競技をやってはいなかったのでなかなか難しかったようです。明日からこの3倍やると伝えるとほとんどがいなくなったと言われていました。そんな中からのスタート。本当に何もないところからスタートしたかなと。

その年運良く中国大会に進みました。一緒にやるようになって4年目、esk先生が指導されていた円盤投げの選手が奈良インターハイへ。翌年はトラックの部は私が指導している選手が多くの種目で活躍してトラック優勝。フィールドの部はesk先生が指導している数名でフィールド優勝。何もないところから始まったチームが県総体で総合優勝しました。その年は沖縄インターハイ、私も指導者として初めてインターハイへ。

無名校がリレーでインターハイに進んだり中国大会の100mで複数入賞する。そこにはやはりBOSSであるesk先生の存在がありました。奈良インターハイから今年の山形インターハイまで短距離から跳躍、投擲で9年連続で出場することができました。地方の普通の学校でここまでできるというのはなかなかないと思っています。

私が転勤してからは短距離は募集せず。転換する時に「代わりを見つけてくる」という話だったのですがそれもなくesk先生一人になるため難しい状態になりました。そこからは一人で投擲中心に進んできました。本当にesk先生がいたから山口県の投擲は前に進んできたと思っています。

今回の定年退職に伴いesk先生も学校を去ることになりました。その後の人事はよく分かりませんがtokushoの陸上競技部の短いながら輝いていた歴史は一旦終止符を打つことになるのではないかと思います。もちろん今でも選手がいますからきっとesk先生がどのような形かでサポートされると思います。それでも寂しすぎます。強化指定をもらって二人でやっていましたが、基本投擲についてある強化指定だったと思っています。その部分はどうなるのか?全く先が見えないかなという気がしています。

今日の朝、その事をtokushoの卒業生に伝えました。彼ら彼女たちにとって高校時代の中心であった陸上競技部。どのような形になったとして活動を通じて学んだ事や身につけたことは失われません。誇りに思ってもらいたいなと思います。

寂し過ぎる。心からそう思います。今は陸上競技部ですがそのうち陸上部になるのか。競技を通じて選手たちが成長する姿を見てきた私たちとすれば本当に寂しい。楽しいという本当の意味。ここを理解することができるのは本気になった者だけだと思います。

一つの時代が終わろうとしているのかなと。tokushoのOBやOGの「想い」を背負ってやっていきたいなと思います。それを引き継げるのはみんなの姿を見ていた私かなと勝手に思っています。tokushoの選手達と少しだけでも一緒に練習してきたうちの選手がそれを引き継ぐ。実際にmihoやmakinoとは何度も一緒に練習をしてきました。何かしら感じ取るものがあったはずです。

想いを繋ぐ。前を向いていきたいと思います。それしか私には出来ません。

年度末の今日、複雑な想いを胸に時間を過ごしています。上手く表現できません。情けない。
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中国合宿最終日

2018-03-31 | 陸上競技
やっとここまで。書きたいなと思うことの全ては書いていないですが。まー可能な限りということで。

前日のスマホ紛失事件の余韻がある中、この日の朝セブンイレブンに行きました。hys先生と二人だったのでセブンカフェのレギュラーを2つ注文することに。ナナコカードで購入。が、引かれた値段が300円でした。年配の方だったのでレギュラーとラージを間違えられたのかなと半ば諦める。が、出てきたカップは普段見ない柄のレギュラーサイズ。レシートを見てみるとカフェラテになっていました。いや、滑舌悪いとしてもレギュラーって言ってるんだからラテにはならないやろ??

違いますよ、と話をしたらテンパる。ワタワタなってしまいました。数分間その場で留まることに。これ、私だからありえることなのか?もう日常茶飯事すぎて笑えません。ogw先生に報告すると「スマホ紛失が面白すぎてそれくらいのネタは普通」と。いや、普通ではないから(笑)

最終的。この日は走ることにしていました。様々な事情で急遽女子400mの指導をすることになったtmr先生。最終日は一緒にやろうと事前に話していました。これにより25人近い人数での練習になります。最後ですから故障者も出ている。その中でテンションを上げて練習したいなと思っていました。とはいえ、ヨンパの選手達とはかなり関わっていますが400mの選手はこの日に始めて話をするという子が大半。それでも一緒にやるからには差をつけずに関わりたいなと思っていました。

練習開始前にグランドに行くとすでにヨンパ選手がダブルダッチをやっていました。なかなかです(笑)予定では考えていなかったのですが流れに乗ってヨンパ選手の指導の下、ダブルダッチをやっていくことにしました。もうやりたい放題(笑)しばらくやってから芝生へ移動。マークを使ったアップを。ゲーム性を持ったアップにしました。競争感覚でやると盛り上がります。冬季合宿とは異なり少し動いただけで体が温まるのもあります。というかこの時点でかなり暑かったのですが。

おんぶからの一周回る動きをやって軸系とスタビでの力発揮をアップに加えました。とにかく楽しく盛り上げながらアップ。周りからうるさいと思われたかもしれません。集中を妨げると言われる可能性もあるのですが選手の練習に対するモチベーションを上げるためにはやはり必要だったかなと。

そこからは走練習。時間的にほとんどありません。全てを含んで2時間です。アップにそれなりに時間を割いていますから他の時間がない。また、ドリル的な動きをヨンパ選手は何もやっていません。スプリントにつながる動きをやっていないので細かいことはやっても仕方ないかなと。ここ最近の私の練習の流れの中でやっていくことにしました。スパイクを履いて少し走ってそこからB走とDM走。やりたい動きを伝えて走る中で意識をさせることにしました。30mから50mまで。これだけで15分くらい使ったでしょうか。動き的に身体の前で動かす中間の動きです。

最後はグループ分けをして150mを3本。これを3セット。本当は4本3セットにしたいところなのですがそれをしてしまうと2セットで終わってしまいます。予選、準決勝、決勝をイメージして走りたかったので3セットを選択しました。リレー形式。エンドレスリレーとは異なる形です。ヨンパ選手には前日に資料を渡していたのですが読んでも理解できなかったとのこと(笑)きちんと読んでください(笑)

450mを3人で走る。1本走ったらそこでそのレースは終わり。1走を走った選手は次の1本は3走。2走を走った選手は次は1走。3走を走った選手は次は2走。一本一本レースを切って再スタートさせます。それにより常に接戦になります。一切スピードを緩めることができない。自分の走りで負けてしまうことになるからです。得点性にするともっと必死になるのですが。

合宿の最後はエンドレスリレー。これは色々な場面で見かけます。比較手に盛り上がる。しかし、今回の狙いは「耐乳酸性」です。スピードレベルを落としての練習をすると意味がなくなります。エンドレスリレーは不完全回復で回ってきます。200mの距離でないと上手くできません。この距離でやると女子はスピードが落ちてしまいます。狙いと別になる。そこまで意識して意図的に150mでのリレーにしました。

1セット目は比較的余裕。間をジョグで繋ぐと思っていたみたいで案外余裕があったと言っていました。レストは90秒前後だったかなと思います。3分の予定でしたが歩くのが早くてそこまで時間を必要としませんでした。2セット目からかなりきつかったようです。2本は走れるが3本目でかなりの負荷になる。ここが狙いです。上述のように4本にするともっときます(笑)。が、あえての3本。3セット目は強くなりたかったら最後まで自分で走り切るようにという話をしました。まー参加している選手の雰囲気からして手を抜く感じは全くないですが。スピードが落ちるところで粘れるかどうか。ここも大きい。しっかりと走り込んでいました。盛り上がっていました。

最後に補強をして終わり。トンパとリズムで。全員で一緒に。声を出して盛り上げながらやっていきました。途中しんどい練習もあったと思いますがなんとなく最後に盛り上がっていたら楽しかったという感じで終われる(笑)ごまかしている感じもあるのですがまー良いかなと。楽しかったと言っていたので(笑)

やりたいことはできたかなと思います。練習が終わった後や閉講式の後に何人もの選手が挨拶に来てくれました。今回の練習のことや今後の練習についての質問をしに。ありがたいことです。自分達が何をしないといけないのかをしっかりと考えてもらえたらと思います。あくまで実践的な練習にしたつもりです。学校で少しでも取り入れてくれるといいかなと。特別な練習をしても一時的な話にしかなりません。そうではなく課題克服のために使える練習にできたら良いなと思っています。

選手のおかげで私自身も楽しめました。元気をもらった感じですね。これまで指導してきた中で一番積極的だったと思います。こちらも工夫はしますが選手自身のモチベーションや目標意識に大きく関わると思います。こちらも必死に指導したいなと思う選手達でした。なかなか出会えることのない機会でした。感謝しかありません。

なんとか無事に合宿を終えました。私の声はガラガラ。日焼けしていました。やれることはやれたかなと。

充実した数日間でした。ヘロヘロですが(笑)
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中国合宿3日目〜午後〜

2018-03-31 | 陸上競技
3日目午後。午前中の練習をかなり引っ張っていたので午後は15時から2時間、補強中心に行うことにしていました。最終日は400mパートと一緒に走り込むようにしていたので午後は休ませたいなと。2時間と限定しての練習。ここ最近は時間の管理はしっかりとやるようにしているので(笑)昔はひたすらやりまくっていましたが。

最初にバランスディスクを使ってのドッヂボール。グループ分けてDM投げをやりました。落ちたら腹筋をやってまた上がってくる。その繰り替えし。しばらくやってから今度はその上で片足スクワット。もちろん自立できないので補助をつけて。バランスディスクを使ってボディコントロールの練習を少しやっておきました。

で、もう一度身体を使うという意味でバランス系の練習。バランスとジャンプを組み合わせました。できないなりに一生懸命やります。そのまま倒立練習。肩の上に腰を持ってくるという練習をしました。基礎です。自分で軸を作るためにどうするかを身体で理解してもらいたいなと。ペアワークでの倒立まで。

そこから軸作りをやっていきました。特別な練習ではなく自分たちで学校でやろうと思えばできる練習を中心に。前の記事にも書きましたが軸を作ってから力を発揮するというのが最近のテーマです。スタビでの力の発揮の練習もしました。案外盛り上がる。

力の発揮ができたので今度は上半身と下半身の連動を図る。股割りスクワットとシャフトトレーニング。これも多少なりと時間をとって説明しました。トレーニングをするのにも順序があると思っています。思いつきでやっているように思われがちですがそれなりに組み立てています。まー適当だと思われている方が気が楽ですからね。雑な指導しますねって言われておきたい(笑)

手押し車なども行いました。まーこれも楽しみながら。軸を作って身体を動かすという感覚の中でやっていきました。単純に手押車をするのではなく何を目指すのか。この辺りのことも意識しながらしっかりと。残り20分になったのですが選手が「ダブルダッチやりたい」というので最後の10分くらいはダブルダッチで。元気です。

単に補強をしていると思われるかもしれませんがやはり意図のある練習をしたい。遊んでいるように見えても実は違う。そういう練習をしたいなと思っています。芯を鍛えるトレーニング中心ですね。

なんとかやりたいことは出来たかなという感じです。選手も楽しみながらやってくれているので問題ないかなと。まー私は風邪気味だったこともあり声が枯れてきていましたが。
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