kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

手応えと課題と

2018-03-13 | 陸上競技
国体合宿、うちの選手も参加していました。私は走る様子はほとんど見ていないのですが。国体短距離コーチに指導してもらいました。

私は故障気味の選手の対応。師匠に全体のバランスを見てもらって整え、治療器具を使いながら筋肉を弛める。それだけでは足りないので思い切って近くの治療院へ。それを2日間連続で行きました。私にできることは全てやる。頭を下げてお願いをして少しでも治療してもらえるならいくらでもお願いします。力は確実に上がっているのですからきちんと走れるように整えていくだけ。

不安を抱えている部分もあると思います。少し前にある選手の話をしました。私が初めて宮崎に行った時の話。男子と見間違えるくらいの選手がいました。ショートスプリント選手でしたが足首を捻挫して練習が積めない。そんな中でエアロバイクを漕いでいました。ものすごい気迫。自分が目標とするタイムでひたすら漕ぐ。何が何でもやってやろうという顔でした。実際、その選手は新潟インターハイで100mで入賞。力があったからだとは思いますが走れなくても気持ちを強く持ってひたすらやるという姿は印象的でした。その選手の姿を見習う。特別じゃない。そんな話をして必死に自転車漕ぎをさせました。こうやって成長していく。

ここできちんと自分と向き合えるか。そこが出来れば間違いなく戦えると思っています。感覚が鈍る部分もあると思います。こちらもしっかりと向き合いたい。この子がうちの女子の鍵を握っているのだけは確か。この子の存在がチームを引っ張ってくれていますから。

走練習ができた者はまずまずの動き。普段とは異なるアップの中で自分達がやらなければいけない動きを見失います。ここはいつも課題。試合は自分達のペースでできますがこういう場面ではなかなか。1日目の帰りに話をしました。自分のやっている事を理解できているか?何をやらないといけないのか考えているか。形は違ってもやろうとする練習の本質がわかるか?この辺りですね。言葉にできない。県総体や中国では私は付きっ切りになれません。その中で自分達の動きに対する理解ができていなければ修正ができない。お互いに指摘しながらやらなければ改善できない。やりたい動きをきちんとチームメイトに伝えてそこから先に進む。

その話をしていたので翌日はきちんと考えてやっていたようです。この日の走りはかなり良かったですね。一緒に走った選手もかなり強いのですがこの日はうちの選手が別格という感じでした。やってきた事は間違っていない。自信に繋がります。私は細かく見ていないので修正すべき点も残っていると思いますが。それでも走れるようになって来ているのは確か。かなりのレベルまできているかなと。以前指導したmakinoやkanaレベルかもしれない。今年は更にもう一人いますから当時よりも強いと思います。もちろん今からの取り組みによってまた変わってくるのですが。

無名の学校でもできる。その事を示したいなと思っています。うちだからできる事。そこを目指していきたいなと考えています。リレーの目標はインターハイ準決勝と県記録更新。そこだけに向かいます。選手の想いを少しずつ形に出来たらなと。

手応えあり。課題あり。やる事はまだまだあります。見守ってください。
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今更ながら・・・

2018-03-13 | 陸上競技
少しだけ感じたことを。

これまで「嫌いなものは嫌い」というスタンスで生きていました。自分が正しいと思うことをやる。その「正しい」は生徒のためになるという基準で判断する。「長いものに巻かれる」ということが苦手です。「理不尽」なことに対して絶対に許せない。誹謗中傷を受けることもあります。それでも本当に大切なものは何かという部分を大切にしてきた。

何度も書いていますがこういう性格ですから「好き」と言ってくれる人と「死ぬほど嫌い」という人に分かれます。大半は嫌われているのではないかと思うのですが。周囲に合わせることが本当に「正しいかどうか」はわかりません。大半は「正しくない」という部分であってもそこに合わせていると思います。私は信念を持っていきたい。当然の話だと思っています。

が、いろいろなことがあって考える部分もあります。何かをやろうとすれば一人ではできない。私自身は「恩義」を感じている人のためにであれば何でもするという感覚でいます。が、私が何かをしようと思えば多くの人の力を借りる必要がある。そんな時には「嫌いだから」という理由だけで避けていたらうまく回らないのです。

41歳になり今更ながらそういう部分に必要性を感じるようになりました。もちろん、自分らしさという部分は失いたくない。自分がやるべきことをしっかりとやりたい。しかし、そのためにはやらなければいけないことがある。助けを求めながら進んでいかなければいけない。世間に合わせるというのではなく「選手のために」「生徒のために」という感覚であればある一定水準には合わせないといけない。敵を増やし続けるのは適切ではないということ。そこの部分は理解しなければいけないと思っています。

あることがきっかけでそういう感覚を持てました。自分が歩み寄らなければ何も変わらない。「正しい」と思うことであっても一人ではどうにもできない。「正しい」と思うことを突き通そうと思えばやはり「自分が変わる必要がある」と思います。「正しい」からとことんやり続けることができるというのではない。それをやるために助けを必要とする部分があるのです。

今更か・・・。そんな感じですね。そう考えるとこれまで生きてきた中で失礼なことも多かったんだろうなと思います。感覚が違う人に対して距離を置いていました。たぶんこれからも置くとは思うのですが。しかし、その距離感をどうするか。「選手のために」という部分を考えると「価値観が違うから排除」という感覚だけではやっていけない。

そんな部分があります。「上を向いて歩こう」というのは私にはできません(笑)。真っすぐ向いて進みたい。自分で言うのもなんですが「真っすぐ」だと思います。比較的純粋。だから上手くいかないことが多い(笑)。自分でもわかっているんですよね。

まとまりがないですが。ちょっと感じたので書いておきます。
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練習について

2018-03-13 | 陸上競技
なかなかたどり着けず。

先週は天気が悪いこともあり思うように走る練習ができませんでした。で、ふと思いついたので実行。私は足を痛めている選手の治療を最優先にしようと考えていました。練習計画を立てるというときにどうするか。あえて、木曜日の練習をNMの2人に考えさせることにしました。土曜日は私が国体合宿のために不在となるためここも男子を中心に考えさせることに。

これまでは「与えられる」という部分が多かった。実際に理解してやっているのかどうか。ここは非常に重要だと思っています。メニューを消化するだけで強くなるのであればいいのですが。もっともっときちんと理解して練習をしていかなければいけない。

やりたい動きがある。その動きをなぜやるのか。さらにはその動きをすることでどのように走りが変わるのか。動きを変えるためにどのような練習をすればいいか。こういう部分をしっかりと考える必要があると思っています。そこで初めて先に進めるのではないかと。あえてこちらからは細かい指示をせずに自分たちが必要なことを考えてみるようにと伝えました

提出してきたメニューに関して説明をさせました。木曜日の練習に関してはこちらでメニュー表にして掲示しました。本人たちが「ポイント」として抑えているとことを文字で示す。土曜日の練習に関しては本人たちが用紙に書いていたのでそれをそのまま使わせることに。いや、本当に練習をしようと思えばこのような部分をもっともっと考えさせる必要があるのかなと思います

土曜日は久しぶりに「複合走」を実施していました。1年ぶりくらいでしょうか。私は練習計画をUSBに入れているのですが1年に1回くらいデータが壊れます(笑)。そのため昨年のメニューがよく分からなくなっていました。自分たちで「動きの変化を感じる」という意味で「複合走」を入れたということなのでそこに任せました。

今の練習は道具を使ってやることが多い。DMやバーなどを頻繁に使います。その練習のベースになっているのが複合走。いろいろな道具を使ってスキップやシザースをする。その後に走る。それにより「感覚の変化」が生まれます。その変化が大事。なんとなく走っていて終わりではなく「何のためにやるのか」を明確にしたい。そのための練習です。

久々に選手に任せてみました。時にはこういう部分も必要かなと思いますね。選手自身が考えるようになる。単純にやればいいというわけではない。もっといえばやっている練習をきちんと説明できるようになるといいんだろうなと思います。NMは言葉数が少ないのでこの部分が苦手。男子は比較的できます。きちんとできるようになれば大きな成長につながると思っています。

指導スタンスが変わりつつある。うちは人数が少ない。強い選手が集まってくるということはありません。今の2年生は来てくれましたがなかなか集まるのは難しいところがあります。そうであれば「育てる」という部分が最重要課題かなと思っています。人数が少なくても「本気でやれる」選手を一緒に取り組んでいきたい。本気になれるようにこちらも働きかけないといけないと思います。

少しですが成長は見られます。まだまだ。夢の途中でしかないですからね。これからが本番。
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