kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

刺激を入れる

2017-05-23 | 陸上競技
月曜日。週末は県総体です。あっという間にこの時期が来ました。1年間で最も重視する試合。インターハイ路線。まずは力を出すことだけに専念したいと思っています。それ以外のことにストレスを感じていましたがなんとか一段落付きそうなので。

この日の私は朝から疲れ気味。週初めというのになんなんだこれは?!さらに授業が連続であります。月曜日と木曜日は物理的にしんどい(笑)。5時間授業というのは結構なダメージが残ります。更にこの日は7時間授業なので終了も遅い。本当にヘロヘロでした。

練習に関しては動きの確認とスピード刺激。早くても17時からしか練習ができません。競技場に行く時間がもったいない。学校での練習としました。比較的グランドが使える状態だったので練習としてはやりやすいかなと。

グループでのDM投げをやって二人一組のDM投げ。バックフロントですね。この間、私はひたすら探し物を。なんとしても見つけなければいけない。必死に探す。「先生に渡した気がする」と言われたのでさらに広範囲で探す。自分を一番信用していないですからね。結局は私の関係ないところで発見。渡されていなかった(笑)。どうなんだ。とにかくこれが見つかるだけで全然気分が違います。「上げ足を取る」という形にならないようにこちらも防御策を打たなければいけないのではないかと思います。

軽くアップをしてからハードルドリル、壁抜き、連続抜きの順で実施。試合の時のアップを意識しています。実際に競技場では道具をもっていきませんからなかなかできません。使えるときにしっかりと意識させながら取り組みたいなと思っています。集中力が高まってきているなと感じています。動きの精度が上がってきています。まーもっと早い段階でできるのではないかという気もしていますが。

そこから1年生男子はトレーニングへ。まだほとんど専門的な練習をしていません。まずは身体づくり。ここがきちんとできるかどうかです。まだまだ「お客さん」というか考えて動くことができません。上級生が付いていないとかなり効率が悪い練習をします。もっと流れを重視してもらいたいのですが。、シャフト補強とシャフトトレーニング。さらには体幹補強。時間の許す限りトレーニングです。

総体に出場する選手はスピード刺激。ウインドスプリントを2本ほどやってから10バトン。確認の意味も込めて2本ずつ。バトンワークの練習です。タイミングを見ながら実施。少し休憩をはさんで25並走。これも2本ずつとしました。先週に比べると女子のバトンが安定してきた気がします。高いスピードの中で受け渡しができる。ここは年間を通じて実施しています。男子は安定しません。大きな課題が・・・。

もう少し走っておきたいなというのがあったので「中間マーク」を。タータンの上だとスティックの色が目立つのですが土の上では分かりにくい。それでもマークを置くと踏んでしまうという恐怖感があるようなので上手く走れません。この日はスティックで。3本のみと限定しました。やりたいことをもう一度説明してから自分たちのペースで実施。見ている感じとしてはかなりの手ごたえがあります。進まなかった部分がスムーズに前に行くようになった。各自が「何とかしよう」と思って練習に取り組む姿は見ていて面白いですね。

最後に各自で60mを2本で終了。量的には少ないかもしれませんが翌日に競技場での練習を考えていますからこれくらいにしておくほうが良いかなと。中間で進む感覚がありました。加速段階はマークを置いていませんがそれぞれが意識しています。こういう流れになると走るほうは上手くいく気がしています。

男子、あちこち痛みが出ています。ここが気がかり。大切な場面で力を発揮しようと思えばこの時期の練習の意味を感じ取る必要があります。ここで出来なければ自分自身が不安になる。

これから総体までの時間で「めちゃめちゃ力が上がる」ということは皆無だと思っています。逆に「めちゃめちゃ弱くなる」ことはある。慢心していたり大体で練習をしていたら動きが崩れることもあります。さらには怪我をしてしまう危険性も。そう考えるとここからの時期は「心」の持ちようですべてが変わってくると思っています。

そうであれば「今」自分がやるべきことは何か。これを考えられるようにならなければいけない。自分のことに集中して「その時にできることをやる」のです。それが「結果」につながる。余計なことをする必要はない。ただ「やるべきこと」に力を注げばいい。

そんな話をして終了。1時間30分程度だったでしょうか。疲れを残したくないので。

手ごたえを感じる部分がかなりあります。昨年とは違う感じです。大きな目標に近づいている感覚がある。油断も慢心もしません。細かいところに目を向けてやっていこうと思います。
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褒めて伸ばす?

2017-05-23 | 陸上競技
思うことを少し。

今、時代の流れの中で「褒める」ことが求められます。「短所」を指摘するよりも「長所」に着目してその部分を伸ばす指導をする。まー生徒にとってはそのほうがモチベーションの維持になるのかもしれません。「好き」な練習は一生懸命にやるが「嫌い」な練習はそれなりにしかやらない。それも「個性」だと言われたらそこまでの話になります。

小さいころから特定の分野で活躍すると「持ち上げられる」ことが多くなります。周囲が「すごいね」と持ち上げる。それにより選手もその感覚になる。競技で結果を出している間はそれでもやっていけるかもしれません。しかし、一旦伸びが止まってしまうとそこに何も残らなくなります。「いいね」「すごいね」という心地よい言葉だけを聞き入れていたら結果的に「競技場面のみ」での評価しか受けなくなります。

「怒らない」というのはかなりのストレスです。なぜなら次も同じようなことをする可能性があるからです。怒らずに指摘することは簡単です。それでも「まあいいか」と感じてしまうようでは次につながらないのです。もっとも「怒らない」というのは「そこまでエネルギーを使うまでもない」という場合もあるし「興味関心がない」という場合もある。

私も褒めることはあります。が、どちらかというと「課題の克服」や「できていない部分に対する指摘」のほうが圧倒的に多い。バランスだと思いますし、そこに至るまでの「関わり方」だと思っています。次も同じことをさせないためにやはり「怒る」というか「注意する」というのはやらないといけない。見て見ぬふりは良くないなと思う。誰のためにもならないから。

「短所」のみに着目してそこを克服する。これも一つの方法だと思っています。が、それをやると「長所」につながっていかなくなる。加速段階が「短所」であればスタートからの加速を徹底して改善する。加速段階が速くなったとしてもそこでエネルギーを使ってしまえば武器である「中間疾走」や「後半の走り」につながらなくなる。結果的にそれでは「記録」にはつながらなくなります。トータルでレースを作るという感覚を持たなければいけない。

うちの選手、爆発的にスタートができるタイプの選手がいません。100mに関していえばスタート型のほうが有利ではあると思っています。今は「長所」につながるための「短所」の改善をしています。時間がかかりますがそれが一番の近道かなと。褒めての伸ばす。その選手の良い所だけに着目する。それもある程度必要なのかもしれませんがやはり「先のこと」を考えると「短所」を自覚して改善してくための指導も必要だと思います。

「短所」に関しての指導。かなり厳しくやっていきます。「長所」に関する指導は「認める」くらいでしょうか。偉そうに思われるかもしれませんが選手が「勘違い」しないようにしなければいけません。持ち上げ続けて「勘違い」させてしまえばその後本人のためにならないからです。この手の指導の仕方で選手や生徒に嫌われるなら本望です。

先日の県選のリレー。全く怒りませんでした。怒る気にもならない。もちろん褒めるなんて部分は一切なし。放置です。「短所」とは違うかもしれませんが「ありえない」状況に対してかける言葉もありませんでした。激怒したところで現実は変わらない。怒るよりも「突き放す」方を選択しました。これが私の「甘さ」なのかもしれませんが。

認めることはします。当然です。が、褒めまくって持ち上げるというのはやはり違うかなと。スタンスとしてですが。

前日に途中まで書いて力尽きてしまったので既になんでこんな記事を書こうと思ったのか記憶になくなっています(笑)。一応記録として残しておきます。
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