kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国選手権2

2016-08-23 | 陸上競技
少し補足を。

棒高跳びの女子が参加しました。初めての中国大会。簡単に力が出せないかもしれない。それでもここ最近かなり厳しく指導してきました。スプリントチームは付きっ切りで見ている部分もあり「厳しさ」があります。が、他種目は「まだまだ」という感じです。覚悟を持ってやっていかなければ勝負にはならないのです。この部分をしつこく言いました。当然ですが。

今回は以前棒高跳び練習会で色々とお世話になったT先生が近くで見ておられました。アドバイスを受けながら見ていました。さらにG先生にLINEで速報を伝えながらどうしたらいいか判断を仰ぐ。アップライトの距離なども聞かれて修正。先日の大会と同じくらい240までいきました。240を超えたときの跳躍は260位の高さがあったと思います。まだまだやらないといけないことがあります。相手にしてもらえないという部分ではスプリントチームと同じ。「山口県にも棒高跳びやっている女子選手がいるんだな」くらいの認識だと思います。秋までに何とか認識してもらえるくらいまでいきたいなと思います。

中国選手権を通じて「力不足」を突きつけられました。まだまだなのです。それなりに戦えるようになったとはいえ「影も踏めない」くらいの差をつけられています。高い目標を掲げることだけが大切だと思いません。が、それでも「戦いたい」という気持ちがあります。戦うためには「今のままでは無理」なのです。

上位チームは既に新チーム体制。3年生が走っているチームもありますが何人かかわったとしても今のうちでは勝負にならないと思っています。最低でも48秒台に入らなければ来年も相手にしてもらえなくなる。こういう危機感は常に持っておかなければいけないと思っています。今回決勝に残ったのは「たまたま」であっていつも残れる力ではない。つまり明らかに足りないということなのです。

何となくスマートにやっている。そんな感じです。ガムシャラになり切れない。女子がこの部分が出来るようになれば本当に強くなると思います。逆にそこが出来なければ「中学校の時は強かったのに」という話で終わってしまいます。中学時代の「栄光」や「財産」で食い潰していくわけにはいかないのです。

あえて話をしました。「この中からエースになるものが出てこなければうちはそこで終わり」とい話です。「そこそこ」の選手が集まっています。こんな書き方をしたら「強い選手が集まっているのにこの言い方はなんだ?!」と言われるかもしれません。が、個人で全中標準を突破してから戦ってきた選手はいません。だからこそ「自分がチームを引っ張る」という気概を持った「エース」が必要になるのです。この人がいてくれるから負ける気がしないという雰囲気を持った「エース」です。

実際、飛躍的に伸びる選手を見てきました。その選手たちは必ず「エース」としての自覚を持っていました。自分が強くならなければチームが強くならないという感覚を持っていました。今はそこまでの雰囲気はありません。それぞれがそれなりにやっている。この殻を破れれば本人たちも驚くくらいの力が出せると思います。破れないならそこまで。県内でそれなりに強いチヤホヤされるだけです。

言葉は悪いかもしれません。が、温室育ちで大事に大事に育てていくだけで勝負できるとは思いません。これだけの才能を持っている選手たちが輝ける場所で力を発揮できないのはもったいない。まー私がそう思うだけですが。

変わるチャンスをどう生かすか。チャンスをチャンスとして理解できなければ終わってしまいます。本当に。

思う事はあります。これが伝わるかどうかです。誰のためにグランドに立つのか。そこを理解できない幼い選手は強くなるチャンスを逃します。

また書きます。
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中国選手権

2016-08-23 | 陸上競技
調整ができていない中での中国選手権。これは合宿に参加した全てのチームにいえることです。多少は疲労が取れてきているはずですから少しずつ動けるようになっているはずです。

中国選手権の目標は「決勝に残ること」でした。新チームで出場するチームもあるはずです。その中で「戦える」という手応えを感じてもらうことが必要になると思っていました。全ての学校が出ているわけではありません。だからこそ勝ち上がっていく必要があると考えていました。

とはいえ2日前のレースでは50秒61かかっています。前日練習のバトンは全く。早出してしまう、詰まるという中での練習となりました。本当ならもう少し修正を加えておかなければいけないのですが疲れもあるのでこれ以上やっても仕方ないなという感じでした。国体合宿などがありメンバー全員が揃ってバトン練習をする機会がありませんでした。準備としては不十分だというのは分かっています。それでも半年間やっていますからある程度の対応をしなければいけません。

中国選手権に4継で出場するのは初めてかもしれません。どれくらいのレベルで決勝に進めるのかが不明(笑)。50秒切りが出来ればいけるのではないかという気はしていました。体調などの面を考えるとうちのタイムは50秒というのが妥当なラインかなと。そうなるとギリギリ。が、既に1組目から50秒切りをするチームが複数(笑)。そんなに甘くはなかった。

うちのチームが走るまではプラスの4番目が49秒77。今回のうちのチームの目標は49秒5。ドキドキします。レース自体は バトンに課題が残るもののある程度の流れの中で進んでいきました。トップのチームに離されていましたが2着でフィニッシュ。49秒67でギリギリ決勝へ。プラスの4番目。8チーム中8番目。それでも2本走れるというのは大きいな経験になります。

決勝は2レーン。なかなか思うように走れませんでした。50秒24かかって7位。1チームバトンミスをしていますから実質最下位ですね。この大会の課題は「決勝に残ること」でした。目標達成です。勝負をするというレベルには今はまだありません。

上位3チームは新チームでもかなり強い。春の中国大会でも47秒台に入るようなチームです。バトン練習不足とか疲労というレベルではなく完全に「力で負けている」状態です。このことを感じられたことだけでも大きな意味があると思います。うちは1年生中心のチームです。が、それは既に言い訳にしかならない。新チームとして動き始めるのが他校よりは早い。その分のアドバンテージがあるはずです。チーム作りを1からやっている段階なのでその分の遅れはあります。それを補うだけの練習をしていかなければいけないと思います。

小さな枠の中で考えると「決勝に残った」という所で満足するのかもしれません。実際に残れたことは大きな意味があると思います。しかし、ここを通過点にしなければいけない。これから先のことを考えるとこの経験を生かせないといけません。上位チームには2秒近く離されている。この状態では戦えない。今年度中に48秒台に入れるようにやっていかなければいけない。そう感じてもらうには十分な刺激だったのではないかと思います。

これを全員が感じてもらえるかどうか。私だけがその気になっても仕方ありませんから。最終的にやるのは私ではなく選手。こちらが環境を整え、チャンスを与えたとしても活かせるのは選手だけ。今回の機会をどう感じてくれるか。これからを見ていきたいと思います。
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