競技に関して少しずつ感じていることを書いておきます。何回かにかわけて書いていけたらいいなと思っています。
勤務先が変わったことで今まで「当たり前」だと思って指導してきた技術的な部分がなかなか伝わらないことを改めて感じました。逆にこれまで「もうわかっているから大丈夫だろう」と勝手に見極めていた部分があったのではないかと思います。今回、じっくり時間をかけてみている中で「ポイント」になる部分、走りのタイプによって意識させるポイントが異なる部分がはっきりと見えてきました。これは自分自身の中で大きな収穫だと思っています。
課題となる部分がわからずに練習だけをする。これには意味がないと思っています。もっと効率よく練習ができる。もちろん、そのためには「やるだけにならない」という大前提があります。与えられたメニューを漠然とこなすだけで強くなれるとは思いません。どんな練習メニューをやるかではなく「何を課題としてやるか」だと思っています。ここの部分の理解が進めば選手は自然に強くなります。
このような言い方をすると失礼かもしれません。一応言葉を選びながら書いておきます。これも何度か書いてきましたが「強い選手は何をしても強い」と思っています。実際問題、指導者がいなくても全国で活躍する選手はいます。陸上競技はある意味シビアです。「生まれ持っての力の差」というのが如実に現れます。日本人がどれだけ練習をしても何もトレーニングしないアフリカ系の人に走ったら勝てないということはざらにあります。ここを「不平等だ」と否定しても仕方ない。これが現実だからです。強い選手はそれなりに練習をすれば強くなります。
逆に「普通の選手」はどうでしょうか?普通にやっていたら絶対に追いつくことはできません。「数は力」と言われます。選手が30人くらいいたらそのうち5人くらいは活躍できる選手がいるかもしれません。これは当然の話だと思います。「陸上をやるんだ」と高校に進めばそれなりの覚悟があります。前任校では「それでもまったく足りない」という覚悟のレベルの選手も多くいました。そこからは指導をしていくことで「変化」させればいいだけの話なんですが。前任校では部員自体が非常に少なくその中で戦っていかなければいけないので「全員が見違えるほど強くなる」ことを求めていました。
実際に13秒1~2台の選手が12秒1台に2人、12秒3台に1人というように大きく記録を伸ばしていました。が、今の状況で考えるともっともっと伸ばせる可能性があったのではないかと感じています。それくらい今は「原点に帰る」ことで動きについて考えるようになってきました。この1か月間の最大の収穫はそこだと思っています。これまでやってきたことが全てではない。もう一度見直しをしていくことで技術的な精選をすることができます。
実際問題、この1か月走練習というものをほとんどやっていません。かなり偏りがある練習メニューです。この状況で試合に出るというのはいいことではない。結果が出にくくなるのは当然のことですから。「動きだけ」をやってどれだけ変わるのかとうのは経験がないのでわかりません。動きを変えていくことと同時進行で走っていかないといけません。その割合が明らかに偏っているのです。それでも今はそちらを優先すべきだと判断しています。適当に走って記録が出るというのではなくきちんとした積み重ねの中でやっていくしかないと思っているからです。
この判断がいいことかどうかはわかりません。が、少しずつ動きが変わりつつあります。これにきちんとした走練習を取り入れ、さらには筋力トレーニングを実施していく。これにより確実にレベルアップすると思っています。今はレースに出ると大きく遅れてフィニッシュすることばかり。これを「悔しい」と思うのか「仕方ない」と思うのかで全く違ってきます。今はまだ「悔しい」というレベルに届いていないかもしれません。それでもやるしかないのです。これからのために。
また書きます。
勤務先が変わったことで今まで「当たり前」だと思って指導してきた技術的な部分がなかなか伝わらないことを改めて感じました。逆にこれまで「もうわかっているから大丈夫だろう」と勝手に見極めていた部分があったのではないかと思います。今回、じっくり時間をかけてみている中で「ポイント」になる部分、走りのタイプによって意識させるポイントが異なる部分がはっきりと見えてきました。これは自分自身の中で大きな収穫だと思っています。
課題となる部分がわからずに練習だけをする。これには意味がないと思っています。もっと効率よく練習ができる。もちろん、そのためには「やるだけにならない」という大前提があります。与えられたメニューを漠然とこなすだけで強くなれるとは思いません。どんな練習メニューをやるかではなく「何を課題としてやるか」だと思っています。ここの部分の理解が進めば選手は自然に強くなります。
このような言い方をすると失礼かもしれません。一応言葉を選びながら書いておきます。これも何度か書いてきましたが「強い選手は何をしても強い」と思っています。実際問題、指導者がいなくても全国で活躍する選手はいます。陸上競技はある意味シビアです。「生まれ持っての力の差」というのが如実に現れます。日本人がどれだけ練習をしても何もトレーニングしないアフリカ系の人に走ったら勝てないということはざらにあります。ここを「不平等だ」と否定しても仕方ない。これが現実だからです。強い選手はそれなりに練習をすれば強くなります。
逆に「普通の選手」はどうでしょうか?普通にやっていたら絶対に追いつくことはできません。「数は力」と言われます。選手が30人くらいいたらそのうち5人くらいは活躍できる選手がいるかもしれません。これは当然の話だと思います。「陸上をやるんだ」と高校に進めばそれなりの覚悟があります。前任校では「それでもまったく足りない」という覚悟のレベルの選手も多くいました。そこからは指導をしていくことで「変化」させればいいだけの話なんですが。前任校では部員自体が非常に少なくその中で戦っていかなければいけないので「全員が見違えるほど強くなる」ことを求めていました。
実際に13秒1~2台の選手が12秒1台に2人、12秒3台に1人というように大きく記録を伸ばしていました。が、今の状況で考えるともっともっと伸ばせる可能性があったのではないかと感じています。それくらい今は「原点に帰る」ことで動きについて考えるようになってきました。この1か月間の最大の収穫はそこだと思っています。これまでやってきたことが全てではない。もう一度見直しをしていくことで技術的な精選をすることができます。
実際問題、この1か月走練習というものをほとんどやっていません。かなり偏りがある練習メニューです。この状況で試合に出るというのはいいことではない。結果が出にくくなるのは当然のことですから。「動きだけ」をやってどれだけ変わるのかとうのは経験がないのでわかりません。動きを変えていくことと同時進行で走っていかないといけません。その割合が明らかに偏っているのです。それでも今はそちらを優先すべきだと判断しています。適当に走って記録が出るというのではなくきちんとした積み重ねの中でやっていくしかないと思っているからです。
この判断がいいことかどうかはわかりません。が、少しずつ動きが変わりつつあります。これにきちんとした走練習を取り入れ、さらには筋力トレーニングを実施していく。これにより確実にレベルアップすると思っています。今はレースに出ると大きく遅れてフィニッシュすることばかり。これを「悔しい」と思うのか「仕方ない」と思うのかで全く違ってきます。今はまだ「悔しい」というレベルに届いていないかもしれません。それでもやるしかないのです。これからのために。
また書きます。