kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

ペットボトルの話

2015-05-14 | 陸上競技
これも微妙な例えなのでどこまで伝わるか分かりません。選手に少し話をした内容をここに記しておきたいと思います。

短距離と長距離の温度差が生まれてきているという話が内部から出てきたようです。それは私には分かりません。短距離がどのように変わってきたのか、長距離がどう変わろうとしているのか。そしてその変化は本当に必要なのか。誰の基準で判断するのかという話だと思います。必要と思えば何かしら変化していなければいけない。不要だと思えばその場に留まればいい。誰かに強制されるものではないでしょうね。前日にもう一人の顧問の先生と話をしました。私自身のやり方についてです。私はこういう性格ですから「やり切れない選手の気持ちを完全に感じ取ることができない」という自覚があります。やり切れない子を引き上げていくのが教育だと思っていますが、本当はそこに留まる事で本人は良いのではないか?別にそこまでしてやりたいと思っていない子もいるだろうから。それを無理やりこちらの価値観に当てはめて引き上げようとするのはエゴではないか?そんな気持ちがありました。

が、顧問の先生と話をしていて「変わるべきだ」と感じてもらっているようでした。私のやり方、考え方にある程度の賛同をしてもらえているようです。安心しました。だから、先日「長距離の前でも話をしてほしい」という依頼があったのだと思います。キッカケを与える事ができるかどうかなんだと。そのキッカケを感じ取れるかどうか。私の課題は「やり切れない選手が存在する」という事をきちんと理解する事ですし、もっと言えば「やり切れない選手が増えつつある」という事実を受け入れないといけないのだと思います。そこをどうするか?昨年度までのやり方を全否定するつもりはありません。私が否定しつつある感じがするので顧問の先生には申し訳ないなという気持ちが強くありました。夜の席で謝罪しました。「気にする事はない。私も楽しい。」と言ってもらえたのは救いです。

で、話を元に戻します。そんな話をしていたのでタイミングをみて全体に話をする事にしました。こういう話を聞くタイミングを逃す子は結局何変わり切れないというのだけは確かですね。思った事、選手が感じているかもしれない話をしておこうと思ったので。

この日、コンビニでミネラルウォーターを買いました。大した話ではありません。選手にその水を見せました。一つは500ml、もう一つは2lです。同じ種類の水です。これを見せて「値段はいくらだと思うか?」という質問をしました。多分、なんの話か分からないというのは分かっていました。この人は何を言っているの?という戸惑いはあったと思います。実はこの水、500mlは100円、2Lは98円でした。どちらが安い、高いという話ではなくほぼ同じ値段でしたら。

この事を競技局面における自分たちの取り組みに置き換えてみる事にしました。あなた達がこれまでやってきたのは500mlのペットボトル。見たら分かるように水が一杯入っている。これ以上水を入れる事はできないという状態。しかし、同じ値段で2Lの水が買える。中身は全く同じ。そして量は4倍。私はこの2Lの水になってもらいたいと思っています。昨年までの取り組みは500mlなのです。このペットボトルしか持っていなかったから「一杯になっている」と感じていたはず。しかし、私は2Lのペットボトルを持ってきた。同じ水でも本当はその4倍入るのです。500mlが最高の量だと思っていたのに本当は2L入る。それを示された時、やはり戸惑いは生じると思います。別に500mlでも良いからです。わざわざ2Lの水を入れ入れる必要はない。そう感じている者にはどんな話をしても伝わらない。そこはちょっとスルーでいいと思っています。冷たいかもしれませんが。

この子たちがやってきた事を否定するつもりはありません。しかし、本当はもっともっと広い世界がある。自分達で決めつけた大きさが最大ではないのです。小さいペットボトルのまま活動するのか、それとも大きなペットボトルの存在に気づくのか。値段は同じです。つまり、同じ高校生なのです。同じなら小さな世界で自己満足で終わるより、もっと大きな部分を見て行く方が将来的にはプラスになると考えています。繰り返しになりますが私が思うだけであってその事が正しいかどうかは別問題です。これまでの自分達の取り組みを全て否定されていると感じる選手もいるでしょう。が、このペットボトルの話で少しは伝わるのではないかと思っています。水を入れるペットボトルの大きさが根本的に違うのです。だから「少ないよね」という話になる。2L入るのに自分は500mlで一杯だと思っているから。

この子たちの可能性はもっともっとあると思います。しかし、それを感じ取れるかです。自分は500mlだと思っている子に本当は2L入るんだよ!と話しても信じられないかもしれない。だから、そういう話をする機会を持っていかないとダメなのかなと。自信を持てない部分があるでしょうから。

この逆のパターンもあるかもしれないなと思っています。これまで2Lのペットボトルに水を入れていた。実は少しずつペットボトルが小さくなっていっていて、気がついたら500mlに大きさが変わっている。自分はその中に水が一杯入っていると安心をする。が、気がついたら容量そのものが小さくなってきている。それは客観的に指摘されて初めて気づく。気付いてまた2Lに戻そうとするか、「いや、自分の水は一杯に入っている」と正当化するか。

数多くの部活動があります。それぞれがそれぞれの場所で取り組みをしています。が、我々が見ていかなければいけないのは「水が入れば良い」というだけではなく「本当はもっと入るんじゃないか」という部分。更にいうなら水道水や水たまりの水で一杯にするのではない。きちんとしたミネラルウォーターで一杯にしたい。質の問題です。どうせやるなら一杯の水を入れる。その水は適当に汲むのではなくきちんとしたミネラルウォーターを入れたい。その感覚だと思っています。

なかなか抽象的で分かりにくい話ですかね?ここまで詳しくは話をしていません。ペットボトルの大きさの話だけです。それでも分かりにくいかなという気はします。ここに書いてどれだけの人にわかってもらえるでしょうか?まー全て自己満足ですかね。長々と申し訳ありませんでした。
コメント (2)
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作業をする

2015-05-14 | 陸上競技
水曜日、この日は練習はトレーニングとしていました。少しずつ練習道具をそろえていますから練習のバリエーションが増えてきています。多くの刺激を与えながら飽きずに練習をすることも必要になるでしょう。キツい練習ばかりをやってもやはり「やらされている」という感覚が大きくなるでしょう。そうならないようにじっくりと時間をかけて身体を作っていく。それに合わせて心の部分も育てていきたい。まだまだやらないといけないこと、やりたいことはあります。3年生に結果を出させてあげたいという気持ちとこれから先に向けてチームを作っていかないといけないという部分があります。どちらも兼ね合いをしながら取り組んでいかないといけません。やることは多いのです。

先日、バランスディスクを大量に購入しました。これがどう練習に活かせるか?練習道具をそれえただけでいきなり強くなるわけではありません。これを使いながらやっていくことで力が上がると思っています。どうしても時間がかかってしまいます。いきなりみんなが強くなれるのが理想なんですがその理想に届きません。トレーニングをする、技術指導をする。一朝一夕に結果が出せると選手も楽しいのでしょうがそんなに簡単なことではない気がします。道具が揃ってもまだまだ最大限の効果を出せるほどの練習内容にはできていません。形を覚えるという段階。今はやってみるだけという感じですね。これは選手が云々ではないのです。時間がかかるというのが難しいところ。

で、先日から欲しかった練習用のBOX、購入する資金はないので自作することに。まー大した話ではないですね。時間と材料さえあれば作れます。前回作った時には公務技師の方がほとんど作ってくれました。今回は基本全て自分でやることになります。それが当然なのですが、今まで甘やかされていました(笑)。ということで、代休をもらって道具の購入から始めました。部活で使うのだから休みを取る必要はなあと言われるかもしれませんが、逆に職務ではないだろうと批判されるかもしれない。だからこそ「公明正大」に休みを取りました。まー職場の道具を使うということに対して批判されるかもしれないですが(笑)。

まずはBOXの土台となるものを買いに行きました。これまではビールケースで良かったのですが、何年か前から貸し出しできなくなったとのこと。借りるという形で100円くらい払って返したらまた100円が返金される形だったと思いますが、怪我をしたら責任が取れないということになったようです。うーん、最初からつまづきました(笑)。仕方ないのでホームセンターに行って探してみることに。収穫物を入れるカゴが販売されていました。一つ500円くらい(笑)。これにより大幅に予算オーバーになることに。それでも必要だと思い購入しました。



これだけでは弱いので上に板を張るようにしています。少し滑るかなと思いながらもコンパネを購入することに。面がツルツルなので滑る可能性もあります。ここは今後検討しながらやっていけば良いかなと。大きなコンパネを買って裁断はホームセンターでやってもらうことに。こちらの方が手っ取り早いですし、綺麗に切れます。裁断料金も多少かかりましたが背に腹は代えられません(笑)。致し方ない。カゴに付けるのは以前はネジで止めてもらっていました。が、それは難しいので一番楽な結束バンドを使って止めることにしました。





11時過ぎから買い物に行き、あれこれして戻ってきたのが13時過ぎ。やはり時間がかかりますね。仕方ない。そこから穴をあけるためのドリルを探す必要がありました。工業の先生に相談をするとハンドドリルを借りることができました。裁断してもらったコンパネ、四角の角があります。ここに足を打って怪我をするというのは嫌なので自力で裁断することに。最初はノコギリでひたすら切っていたのですが、またも工業の先生が電動ノコギリ?を貸してくださりあっという間に作業が進む。いや、ありがたい。

そこから穴を開け、結束バンドで止めていく作業×10台。さらにはコンパネの角や板の面の端を全てヤスリで削る。角があるととにかく打つと痛いですし、必要ない傷を負うことになります。安全に配慮をしながらやっていくことも必要になります。結局完成したのは16時前。なんとか練習に間に合ったなという感じでした。まーこの日に全て完成させなくても良かったのですが、やるからには一気にやってしまわないと面倒になるので(笑)。

結構苦労したのに写真を撮るのを忘れていました(笑)。あー。ということで最後にBOXとバランスディスクを使って簡単にトレーニングしたのでその画像を載せておきます。選手の顔が写らないように配慮。もう少しきちんと出来ている選手の画像にすれば良かったのですが(笑)。これが半年後にはもう少しマシになっていると思います。簡単なジャンプや片足スクワットなど大きく練習の幅が広がります。手作りでチームを作っていくという作業の途中です。これからですかね。

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本当にどうでも良い話

2015-05-14 | 陸上競技
本当に本当にどうでも良い話を書いておきます。

日曜日、久しぶり(2ヶ月ぶり?)に会った方がいました。前任校ではやっていた取り組みの中で9月以降数度会うというレベルの関わりでした。自宅が近所だったことがあり、ちょっとした書類を持って来られました。少し話をして「痩せられました?」と言われる。全くそんな感じはないので「日に焼けたから引き締まって見えるんですかね~」という話をして終了。全く気にしていませんでした。

月曜日、火曜日と若干の違和感を感じる。歩いているとカッターシャツがズボンから出てしまうのです。階段などを上がった時に後ろが出てしまう。小学生か?!(笑)。これまで何も考えていませんでしたが、よく見てみるとベルトの穴が一番端になっています。数ヶ月前までは端から2つ目の穴で止めていました。え??本当に痩せたのか?たった1ヶ月半くらいです。劇的に痩せることは考えられません。

が、確認してみると一番端にしているにも関わらず、それでもスカスカです。握りこぶしが2つくらい入りそうな勢い。ベルトの意味が全くない状態になっていました。笑えません。「いやー、うらやましいね」という会話をしながら過ごしていました。環境に慣れるという意味で実はすごいエネルギーを使っていたのかもしれません。全く気がつきませんでした。

で、今朝体重を測ってみると激痩せ。細く見られますが実は70キロちょうどくらいの体重がありました。内臓脂肪でしょうか(笑)。今朝確認すると65.8キロくらいでした。いや、4キロ痩せてるじゃないですか!!ウエイトコントロールの話を部員にしますが、実は一番痩せていっているのは私なのではないか?!(笑)。これだけ体重が減るというのはなんなんでしょうね。病気ではないと思っていますが、ここまで減ると不安になりますねー。今年は指定年齢で人間ドックを勧められています。まだ予約さえしていないですが、タイミングを見て行ってみたいと思います。

これが単なる笑い話だったら良いんですけどね~。どうなんでしょうか(笑)。
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