kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

競技について

2014-11-27 | 陸上競技
全くと言っていいほど競技について触れていません。それが良いことなのか悪いことなのか全くわかりません(笑)。

あれこれ考えることがあり、競技についても「あり方」を考えるようになりました。これまでの自分のやり方がすべて正しいとは思いません。正直、もっと適当にやってもいいんじゃないかという部分があります。世の中は不平等だと思っています。一生懸命にやったから結果が出るとは思いません。性格的に一生懸命にやることで初めて先が見えてくると感じていますからそこの部分を「否定」するのは過去の自分の「否定」となる。それを受け入れることができるかどうか。もっと肩の力を抜いて適度にやるほうが良いのかなという気はしています。

そういう部分もあり練習のパターンを少し変えています。やるべきことはやる。その合間に気分転換も入れる。以前のように「競技が全て」という選手ばかりではありません。全ての時間を競技に費やすという感覚を持っている子は限りなく少なくなってきています。そのことの「ギャップ」が自分の中でどうなのかという感じで残っていました。数年前は「何が何でも絶対にやる」という感じがチーム全体にありましたが、このご時世、そういう部分は少なくなりました。私が「こうあるべきだ」と思っていたとしてもそれが本当に正しいのか。時代に即していないのではないか。そう感じることが多くなりました。

例えば「同じ動きを繰り返す」というドリル。これも飽きてくる選手もいますし、漠然とやる選手もいる。この状態でどれだけ時間をかけても効果は出ないと思います。そうであれば目先を変えて他の部分で同じようなことをすればよい。もっとトータルのバランスを考えて練習をする方がいいんじゃないかという感じです。実際問題、どれだけの指導者が技術的な細かいことを考え、それを習得させようとしているかは分かりません。10年以上も技術的なこと追い求めていますが、それでももっともっと奥が深くて自分の勉強不足を痛感します。逆に言うと「そんなに深く求めなくてもできる」所もあるんじゃないかと。指導者として知っておかなければいけない部分はあると思います。しかし、それをすべて選手に与えるのは無理。これは当然の話ですが。そうであれば「取捨選択」をして本当に必要なことをやっていくことの方が効果があるのではないかと思います。

「競技」をする。「人間的成長」を求める。これが今の時代、「並列に並ぶ」ものなのか?最初のスタートラインから「人として成長するために競技をする」という子がどれだけいるのか?多分皆無だと思います。やっていくうちに力がついてきてそれに合わせて「人格形成」ができる。このタイミングで我々が何か方向性を示すことが実は重要なのではないかと感じています。競技力さえあればどのような態度でも構わないというのは大きな問題ですが・・・。

色々と考えてトレーニング形式も変えることにしました。シャフト補強を増やすことに。これがどう意味があるのか。これまでは40mのシャフト補強を行っていたのですが、シャフトの重さを重くして25m、軽くして移動距離を確保しながら30m。2セットやります。これは負荷的にはかなり高い。更には各自の開始と終了を「時間」で管理することに。同じ負荷をかけています。楽をしようと思えばいくらでもできる。練習負荷をコントロールするために「時間測定」を行い、自分自身でその負荷を把握する。「早く終わらせる」ことが目的ではなく、自分自身でやっていることの認識をすることが狙いです。

こうやってあれこれと工夫をしていくことができれば何かしら変わってくると思っています。世の中には「100%正しい」というものは数学の公式くらいでしょうか。それ以外のことは「なんとなく」でやり切れる。「不易」なものも多く存在しますが、実はそうではない部分も多い。最近はそう感じています。それがどのような形で現れて来るかは分かりません。いつの日にか形となればよいなと思っています。

また書きます。多分・・・。
コメント
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