kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

特別練習?

2013-07-28 | 陸上競技
日曜日、通常であれば練習は休みにするところです。しかし、合宿終了後から小さなエースが体調を崩していて土曜日まで練習を休んでいました。病院では「疲れが蓄積しているから」と言われた様子。病院の診断はそれなりにということで(笑)。確かに追い込み練習が続いていましたし、合宿では先頭に立ってしっかりと走っていました。疲労はあるでしょうね。とはいえ、合宿以後休み過ぎると今後の練習に大きく影響します。月曜日からはインターハイに行くことになっていましたからさすがに練習をしておかなければいけません。

一人で練習をさせても良かったのですが、1年生の2人も「サポート」として練習に参加させることに。あくまで「サポート」で来るようにと指示。結局2人とも来たので一緒に練習をさせることに(笑)。合宿で課題と感じたのは小さなエースの動きでした。中国大会以後は本当に縦の動きしかしていません。この動きがある程度定着しています。これだけでは走れないというのは分っています。時期的に次の段階に進まなければいけないので、合宿後にやろうと思ったら本人が体調を崩す。うーん、悪循環ですね。しかし、この動きの感覚をつかんでくれれば間違いなく変わってきます。苦手な部分だとは思いますが。

1年生も今後のことを考えてドリルだけ一緒に。というか、この日はドリルしかやるつもりはなかったのですが(笑)。とはいえ、この子たちは素直に練習に取り組んでくれます。非常に良いことです。この気持ちがもっと高くなってくると競技力も大きく伸びると思います。金曜日、土曜日とやった動きをもう一度やりました。この動きをやる中でこれまでの「反省」が見えてきました。脚運びを意識するあまり他の部分が抜けていた気もします。やっと「基本的なこと」が見えてきた気がしています。これまで色々と教わってきたことがうまくつながってきた感じでしょうか。

スティックとハードルの組み合わせを何度か繰り返しました。腰が進まない選手は「脚」の意識が強い。脚だけ動いて一番重要な動きができていない。ここが私自身見えていなかった気がしています。その部分を意識させました。単純にやるのは難しい部分もあるのでサポートしながら。どうしても膝の締めの意識が強いので締めてから動くという動きになります。これを時間をかけて修正しました。もちろん一回でできるようになるとは思っていません。繰り返しです。

やっていくうちにこれまでと比べて随分動くようになってきました。一緒に動かすという感覚が明らかに不足していましたからそれを補うだけでも絶対に走りが変わってきます。インターハイ選手だけでは勝負はできません。これ以外の選手がどこまで力を上げることができるか。一番大事で一番苦手な動きです。しっかりと取り組ませたいと思います。

トレーニングの部分は小さなエースだけ。ウエイトをさせました。これを40分程度行って終了。結局3時間以上はやったでしょうか。時間があるとき(時間が取れるとき)にじっくり練習をすることで絶対に走りは変わってきます。支部新人では最低でもリレーで「大会記録」を出す必要があります。50秒7が大会記録ですが、通常考えると「49秒6」は出せるはずです。上手くいけば49秒前半が可能だと思っています。そのためにも「個人のレベルアップ」が必要になります。そのことはしつこく練習中に話しておきました。

月曜日からはインターハイ。しっかりとやってきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最終刺激

2013-07-28 | 陸上競技
土曜日、インターハイ出場選手のための最終刺激としました。レースが水曜日ですから本当に最後の刺激となると思います。

フリーアップで行おうかと悩んだのですが、もう一度動きの確認をしておきたくて前日の流れの中で練習をしました。強い負荷を長い時間かけることはできません。最低限の本数で効率よく刺激を与えることができればと考えていました。県合宿やプライベート合宿で基本的な動きをやっています。前に進む感覚を意識させておかなければ「その場足踏み」になってしまいます。ここは意識的に進む感覚を持たせないといけないと思います。

スティックを使って縦の動きから前への動きへ。単純に広げて行くだけではなく腰の移動と同調させる意識で行いました。ここが簡単そうで難しい。走力に比例しています。どれだけやっても脚だけの動きになってしまう。この部分がスタートからの加速段階にも影響を及ぼしています。この状況ではなかなか進みません。インターハイ選手も悪い時にはスタート局面で全く進みません。国体合宿の時が一番ひどかった。走りにも大きく影響してきます。それ以後少しずつ改善されてきています。

重心移動をしてからスキップとシザースを行いました。課題は同じ部分です。ここは短時間で。そのままの流れでカーブから直線で走りました。しっかりと加速してからトップスピードを出す。合宿の時に「上半身の傾き」についてアドバイスをもらいました。この部分を本人と確認しながらです。ここ最近で一番スピードに乗っているという感じがあります。感覚的には良いかなと。

スタート練習も行いました。本数は最低限に。男子と一緒にスタートをさせました。スタートの動きとしてはかなり良かったと思います。バタバタ感はありませんし、スムーズに加速してから上手く中間につなげることができていた感じがあります。本人が「スタートは低く出た方がいいのか?」という質問をしてきました。自分の感覚としてはどうなのか?と確認すると「これ以上低く出ると転びそうだったので」ということでした。いや、ここまできて余計なことをする必要はありません。「自分の感覚で」「一番出やすいように」とだけ話しました。動きが悪いわけではないので変な意識をしない方が良いと思います。上手く加速出来れば十分。

中国大会ではスタート局面で抜群に加速出来ました。加速出来たがゆえに硬くなってしまった。また、上半身が上手く起こせなくて中間からバタバタしてしまいました。一番得意な局面でのもたつきが目標とする記録まで届かなかった原因だと思います。男子と一緒に走る中で中間でスムーズに身体を起こしていくことができました。

このスタート局面で高跳び選手がかなり良い動きをしていました。60mまでは同じ1年生よりも間違いなく速い。まだまだ技術的な部分では不足するほうが多いのですが、これだけ抜群の跳びだしができるという選手は今までいませんでした。上級生を脅かすくらいの走力があるのではないかと思っています。この選手の走力が本物になるとうちのチームのリレーはかなりのレベルで安定すると思っています。

最後に120mを1本。これは全員で行いました。もちろんハンデを付けて。男子とは3m差で。ここの部分も良く走れていたと思います。これくらい走れれば十分戦えるのではないかという感じですね。本人も自信を持ってくれたと思います。大きな動きが最大の武器になるタイプです。中間以降のスピード持続ができれば目標記録に限りなく近づけるのではないかと思います。ちなみに高跳び選手はビビって加速できませんでした。120mという距離に恐怖感を感じています。ここが「最初から」という走りができれば大きく変わってくるのですが。全ての面で「心」の部分の成長が大きく影響してきます。伸びる可能性が高いだけに思い切りが欲しいと思います。

その後、インターハイ選手以外はトレーニングを。調整する選手とこれからに向けて強化しなければいけない選手ではやることが違ってきます。2時間程度行いました。トータル練習は4時間くらいだったでしょうか。しっかりとやらなければいけないことをしてもらいたいですね。

インターハイ選手はトレーニングをしないで帰宅させました。帰るときには他の選手から声をかけていました。こういう部分は大切だと思います。本当であればリーダーになる選手がこういう場面を想定して自分たちから「激励をしたい」と申し出てもらえたらという部分はありますが、そこまでは気が使えないでしょうね。キャプテンは一緒にインターハイに行きます。それ以外の選手が「想い」を伝えることができるのはここが最後です。「チーム」としての意識がどれだけ持てているかです。どうしても「自分のことだけ」になってしまっている気がします。ここが今後の大きな課題ですね。

インターハイ前までの準備はほぼ終わりました。あとは落ち着いて自分の力を出すだけ。力を出し切ってラウンドを進むことができれば今後に向けての「目標意識」も高くなると思います。まずは力を出すことを最大テーマにして勝負してきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする