kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

総体に向けて

2012-05-25 | 陸上競技
木曜日、この日の練習は動きの確認程度としていました。しっかりと疲労抜きをして総体に備えるためです。全く身体を動かさないというのは良くありませんから、動きの確認だけはするようにしています。本来であれば私もその様子を見たかったのですがどうしてもやっておかなければいけないことが複数あったのでそちらを優先。まー仕方ないですね。

かなり早目に終わらせてから最後のミーティングを。「準備」はすべて終えています。これから先、あわてて練習をしたところでどうにもなりません。陸上競技はある意味シンプルです。スタートラインに立った時点でほぼ勝負は決まっています。それまでにきちんとした準備ができている者が勝つのです。大会前に調子が悪くてレース当日いきなり復調というのはありません。今まで見てきた中でもそうでした。「大丈夫かな」と思う調子の者はレースでも結果はついてきません。そう考えるともう「準備」は終わっているのです。これから焦っても何も変わらない。逆に悪くなるだけです。

県総体路線のためにやってきました。ここ数日間見てきて調子的には問題ないと思います。あとは「想い」を一つにできるかどうかだけです。特にリレーで勝負するという気持ちでやってきていますからこの部分を最優先してもらいたいと思います。全員で中国大会に行く。そこで戦うのです。県総体で勝ち上がるのは簡単なことではありませんが何としても勝ちあがりたい。多くの人間が中国大会に参加する。その中で「インターハイに向けて戦う者」の姿を目に焼き付けてもらいたいのです。また、全面的なサポートをしてもらいたい。

人数はそれほど多くありません。それでも一人一人が倍ほど力を出せば十分戦えます。県総体は「遊び」ではありません。「参加する」ことを目標にやってきたつもりはまったくありません。「勝負する場所」だと思っています。一人でも「良いだろう」という甘い気持ちがあれば間違いなくそこから崩れていきます。チームは崩れます。昨年のうちのチームは「勝手はいけないチーム」だったと自負しています。1年前にはいろいろとありました。この状態で勝ち上がって中国に進んでしまった。だからかなりの苦しみがありました。今年は違います。

自分たちの役目を理解し、できることを最大限にやっていくことが大事です。チームが一丸となって物事に取り組むことで必ずプラスアルファの力が生まれます。後一歩で届くのか、届かないのかでは大きく違ってきます。「一生懸命に取り組んだけど届かなかった」というのは「思い出作り」です。実際に届かなかったら「上の大会には進めない」のです。ここは変わりません。そうなると言葉では言い尽くせないほどの辛さがあります。努力に見合う結果を出してもらいたいと思います。

ミーティング終了後、今度は男女別にしっかりと話をするように支持を出しました。私から与えられたモチベーションではなく「自分達のために」という意識が必要です。表面上のつながりではなく「心」の部分でのつながりが必要になります。顧問の力ではなく選手達の「想い」と「心」が勝負を分ける。チームの9割の「想い」が一致していても1割の「想い」がなければ絶対に結果は出ません。全員が同じ方向を見るからプラスアルファの力が出る。1割が違う方向を見ていたら9割の「想い」は一瞬で崩れ去ります。「心」を一つにですね。

準備は終わりました。しっかりと戦ってきたいと思います。
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落とす

2012-05-25 | 陸上競技
水曜日、この日は完全に練習を落としました。朝練でメディ投げを行っておきました。一昨年まではウエイトを行っていたので別の刺激を入れていましたが、「大きくなりすぎる」という課題が出てきたので実施をやめていました。これはなんとなくなので説明できません(笑)。宮崎に行ったときには「ウエイト」を重視されているという話を伺いました。やはりこのあたりの検討は常に必要になるのかもしれません。

午後はウォークをしてストレッチとマッサージ。選手によっては自分で整体や治療に行く者もいました。この辺は各自の工夫ですね。先日購入した器具をさらに購入しました。これを使って身体を緩める者も。物的な準備はできますがこれを利用するかどうかは選手次第です。どれだけ身体に目を向けることができているかだと思います。

選手は練習を落とせますが私は仕事の量を落とすことができません(笑)。どうしてもやらなければいけない翌日の授業準備に追われました。少しだけ練習を見ようと思っていた者がいたのですが、なかなか上手くできません。リズム感と調整力ですね。この部分が上手くできると専門種目での結果も大きく変わってくるのですが・・・。勢いだけではできません。この練習を数人にサポートさせましたがこれも指示が上手く飲み込めません。これは時間をかけて何とかしていかないといけない部分です。競技力を上げていくためにもこういう基本的な指示の理解を促すようにしていく必要があります。練習以外の課題が大きいですね。

卒業生が来てくれました。一人は「現状報告」です。高校時代から苦手なことがあり、それを克服するためにかなりの時間を要してきました。「周囲の理解」があるから上手くいっていた部分もあります。新しい環境下では全てを理解してもらうことはできません。苦しいでしょうがいろいろと考えていく必要があります。向き不向きというのもあります。「好きな仕事」と「向いている仕事」は違います。好きだから何でもできるというのは大きな思い込みです。このあたりのことも話をしました。頑張ってもらいたいものです。

また、別の卒業生も。こ先日練習に来たときに補強などで使うマットを見て「6年くらい使ってますよね」という会話をしました。結構ぼろぼろですが「使える」のでひたすら使っていました。その様子を見てわざわざ新しいマットを購入してきてくれました。部活に寄付するとのこと。卒業した後もこうやって部活のことを気にかけてくれているというのは本当にありがたいですね。選手はこのことを感謝しなければいけません。また、周りから見られているという意識も必要。行動の一つ一つを卒業生も周囲の人たちも見ています。恥ずかしくない行動を心がけてもらいたいですね。

卒業生が帰宅後私はひたすら授業準備。倒れそうになりながらも何とかかんとかある程度のところまで・・・。ぐったり。
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