kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

徳山地区大会1日目

2005-04-23 | Weblog
今日は徳山地区大会の1日目。1年前のこの大会でkanekoの指導者としての道がスタートしました。あれから1年、あっという間に時間だけが過ぎていった気がする。早いね。故障など様々なことがあったけど、なんとかこの日を迎えることができました。今日の日記はそれぞれの種目についてのレース展開や感想などを中心にします。お許しください。

 1日目の最初の種目は女子の1500m。出場者はみほ1人。昨年の年末から脚の故障が続き、練習できない日が続きました。その中で脚の痛みと相談しながらの練習。本人もずっと悔しい気持ちで日々を過ごしていたと思います。何とか走れるようになってもやはりスピード練習が不足しているのが本人は不安だったみたい。
 レースが始まると予定通りのペースで走ることができた。最初の1000mが3’28”。そこからが勝負。速いペースでの動きができていなかったので多少不安はあったが、本人の強い気持ちで最後までゆずらずフィニッシュ。5’17”と3秒の自己記録更新。スピード練習ができていない&距離も踏めていないという本人の不安を払拭できました。これからが大事。まだまだやることはたくさんある。kanekoも一安心。なんせ今年の一番最初の種目だったので、ちょっと落ち着きませんでした。よかった~。

 そんでもって女子の200m。出場はみなみ1人。女子の短距離部員1名の中貧血気味になったり、体調を壊したりしていましたが力は確実にアップしています。先日の記録会で31”6の自己記録を更新したばかり。どこまで走れるのか楽しみ。
 レースが始まると前半から積極的に飛ばすことができました。課題のラスト50mでやや動きが鈍りましたが、組の4着でフィニッシュ。記録は31”1の大幅自己記録の更新!!ついでに決勝進出!!やりー!

 続いて男子の200m。昨年のこの大会うちの学校からの男子出場者は0。たまたま5人の部員が入ってきてそれから1年間がんばってきました。陸上経験全くなし。どこまで自分の力が出せるか試す機会です。
 2組目にいしべ。専門は400です(kanekoが適正があると判断してやらせています)。課題は脚が流れること。不器用なタイプなのでリズムとかはうまくとれませんが、ひたむきに努力ができる子です。前半ちょっと置いて行かれましたが、ラストはいつもより脚の流れを抑えることができました。25”3でフィニッシュ。力的には24秒台が出せると思ったのですが。改善点はまだまだあるのでこれからが勝負。
 3組目におおた。先日の練習で向かい風&土のグランドで24”5で走っています。加速局面があまり良くないのですがスピードに乗ると本当に強い。適正は200mにあると思っています。本人もそのことは十分に分かっているはず。スタートすると2歩目で身体が完全に起きあがってしまって全く加速できない。強いはずの中間疾走も全く走れない。どうした?と思っているうちにフィニッシュ。組で3位、記録は24”5。うーん、なぜ?これまでの調子から行って間違いなく23秒中盤くらいはねらえるはず。後でビデオで確認してみると1歩目で完全にバランスを崩していました。右足に体重が乗りすぎて完全につぶれています。そこから体制を立て直すために無理矢理バランスをとろうとして身体が起きあがる。無理が悪循環を生み、目標とする動きが全くできず。kanekoもショックを受けましたが本人はもっと受けている。県総体につながる大事な大会での失敗、良い勉強になりました。次につなげます。
 4組目になかむら。1年前と比べると確実に力がアップ。伸び率でいうと一番。200mは32秒くらいはかかってました。半年でどれくらいの力が出せるようになったか。一番の課題はスタートの1歩目で起きあがってしまうこと。ここ数日間はそこを意識して修正してきました。スタートするといきなり1歩めで起きあがる!がー。うまくスピードには乗れませんでしたが最後までピッチを保つことができフィニッシュ。記録は28”9。自己記録更新!修正すべき加速段階を意識できればもっとタイムが上がる!

 しばらくして女子の200mの決勝。みなみが高校に入って次のラウンドに進むのは初めて。本人はがちがちでしたが、kanekoとしてはものすごく誇らしく思えました。レースは前半から積極的に走れました。トップスピードがまだあまり高くないですがある程度のスピードを維持しながら走ることができます。最後までピッチが大幅に落ちることなくフィニッシュ。順位は8位でしたが、タイムは向かい風の中30”9の自己ベスト。よく頑張りました。

 そんでもって女子の800m。中学から経験があるおおまちがうちの学校に加わり、2週間くらいですがゆみと二人で競い合いながら練習してきました。今年度の徳山地区大会の800mは最近の中ではかなり高レベル。持ちタイムが2’30”を切っているのが4人くらいいます。厳しい・・・。ゆみはこの1年間、本当に頑張ってきました。本格的に陸上を始めたのは昨年のこの時期。それまで800mのベストは3分をやっと切れるくらい。厳しい練習にずっと耐えてきました。3年生の最後の県総体になんとか連れて行ってあげたい。その思いだけで見てました。これまでレースになると弱気になって他の選手にゆずってしまうところがありましたが、そこだけは指示をだしました。
 実際にレースが始まるとおおまちもゆみもスタートで少しもたつきましたが、バックストレートに入ってスルスルっと前に。良い位置につけました。1週目のラップが72位。すげーいいかんじ。ポジションも4位と6位。このまま行ってくれ~と神に祈るのみ。初めてレースを見ながら脚が震えました。ゆみは7位の選手に並ばれてからもう一度ギアの切り換えができました。最後の直線は「二人ともがんばれ~!!」って叫びながら見てました。結果は、4位と6位。おおまちは中学ベストには及びませんがこれが今の力。この力を伸ばしていくことが大事。ゆみは5秒の記録更新!!本当に嬉しかったっす。陸上競技の指導者やって本当に良かったって心から思いました。3年生の地区大会ってものすごく重要。この大会で自己記録を更新して6位に入れたってことは本当に頑張ってきたから。ちょっと泣きそうでした。

 最後は4継。今回のテーマは先行逃げ切り。これしかありません。スピードが違う選手を途中で入れるよりもスムーズにバトンパスができるようにするためには逃げてアンカーがどこまで粘れるかで勝負。1走はらだはスタートちょっともたつきましたが良い位置でバトンパス。2走のおおたは200mの走りとは全くの別人。加速で10秒5位は出てるんじゃないかと思わせる激走。3走のいしべとバトンパスをちょっとミスりましたが、良い感じでつなぎました。いしべもかなりスピードに乗って良い走り。これはいける!!アンカーにバトンが渡ったときには3位。やべー。と思っていましたが、ここで4位に10mくらいの差をつけておかなければいけなかった。他の選手と100mで1秒差があるまつむらがアンカー。この選手がうまく走れるかどうかで勝負が決まります。このまつむらがうちの4継のキーマン。一気に4チームに抜かれてしまい7位。本人も辛かったと思います。これをきっかけにして自分の走りを良くしていかないといけない。がんばらないとね。

 1日でさまざまな思いがありました。指導者としての難しさと喜びを感じることができました。選手とともに勉強していくことがものすごくありました。kanekoの指導者としての転機となるなる1日になったと思います。
 夕方は様々な指導者からお話を聞くことができて勉強になりました。今までの固定観念からの脱却がカギになると思います。これから!これから!
コメント
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