「鎌倉個道」

鎌倉の歴史、草花、食物

六浦へ

2009-06-25 16:01:00 | Weblog
横浜市金沢区六浦(むつうら)、古くは六浦(むつら)と読み鎌倉幕府の海の玄関であった。

京急「金澤文庫」駅“塩香る金沢海のまち”の周辺地図を見つけた。

■神奈川県立「金沢文庫」

「中世の港湾都市 六浦(むつら)」横浜開港150年記念企画展である。

■「称名寺」の赤橋
金沢文庫は谷戸の奥に建っている。
古い隧道(トンネル)の隣に近代的なトンネルが出来ていて
くぐり抜けると別天地「称名寺」である。

池にかけられた 赤橋が修復された。

赤い太鼓橋から本堂を望む。池の上に立つと別世界の気分だ。


■龍華寺
称名寺の山門からだらだら坂を下る。
龍華寺(りゅうげじ)真言宗御室派の古刹である。


■洲崎神社

龍華寺に隣接する。由緒ある神社だ。

■明治憲法起草の碑

金沢八景に近づく。
明治憲法起草の地、伊藤博文の別荘もあったらしい。
中世の六浦と金世が同居する不思議な空間だ。

■姫小島水門
金沢八景に注ぐ運河の近く「姫小島水門」がある。

姫小島跡の碑には次のように記されている。
 その昔照手姫がこの島にて松葉いぶしの難に遭いたるを
 土地の人哀れみ呼んで姫小島という。
照手姫と小栗判官の物語は別の機会に調べることにしよう。

■金沢八景の名物
琵琶島神社


瀬戸神社


因みに江戸時代の「金沢八景」は
 小泉夜雨(こいずみのやう)
 称名晩鐘(しょうみょうのばんしょう)称名寺
 乙艫帰帆(おっとものきはん)
 洲崎晴嵐(すざきのせいらん)
 瀬戸秋月(せとのしゅうげつ)瀬戸神社
 平潟落雁(ひらかたのらくがん)平潟湾
 野島夕照(のじまのせきしょう)野島
 内川暮雪(うちかわのぼせつ)
安藤広重の浮世絵が残されている。

■琵琶島神社から八景島

現在の平潟湾
海の向こうに金沢シーサイドラインの車両が見える。
こんもり茂るのが八景島、このあたりは昔は海の中であったろう。
さらに進めば「六浦」である。
コメント
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