それはそこにあったもの

体が硬くて、という方の施術をしました。

最後は、「中学の時の測定時点で、手が床に着かなかった」というのを一瞬だけ着くようにして(笑)終わりました。

たぶん、今頃はもう着かないんじゃないか、と思いつつ(あは)、それでも感心するのは。

人間って、その機能は体の中にちゃんとある、ということなんです。

もう１０年以上も前屈で手が地面につかなかったのに、それがわずかの時間でつくようになる。
これは、「ある」からこそできるようになるんだ、と思うんです。

つまり、一度も「失われていない」から、すぐにオモテにでてくる機能なんだ、と。

整体師が、機能の上にかぶさったいろんな「モノ」を取り除いていくと、中から「それ」がでてくる。
少なくとも「曲がる」機能を僕があとから・外から付け足したわけじゃない。


そんな気がするんです。はい。