最近観た映画

「グレース・オブ・モナコ」



アカデミー主演女優賞を受けたハリウッド女優で

モナコ公妃となったグレース・ケリーの半生を描きます。

嫁ぎ先の小国モナコが、

シャルル・ド・ゴールが大統領だった当時のフランスから脅しを受けるのですが、

夫のモナコ大公レーニエ3世と一緒に立ち向かいます。



「実話に基づいたフィクション」とうたわれるように、

国家的危機に対して勇ましく立ち上がったという部分もあり、

優柔不断な夫にいらついていたという面もあり。

フランスの傲慢さも描かれます。



「自国の危機のためにハリウッド女優だった経験を生かして大芝居を打つのか」と思ったら、

演説で終わりました。

でもこの演説が「国の危機を憂う后妃を見事に演じている」と思えば、いいのかもしれません。


☆☆☆






「ヘラクレス」

ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを、プロレスラーのドウェイン・ジョンソンが豪快に演じています。

恐るべき魔物を相手に12の難業を成し遂げたヘラクレス…というナレーションが入り、

大きなライオンと格闘する冒頭のシーンはいいのですが…　…　…。

次のカットでライオンの毛皮をかぶって登場します。

シリアスになりすぎないように観客の笑いを誘うためでしょうか。

「神と人間の間に生まれたヘラクレス」のはずなのですが、

どこまでも人間の技で敵をばったばったと倒す肉弾戦が続きます。

出生のいきさつや家族を失った苦悩も描かれますが、表面的です。

細かい事を気にしてはいけない映画です


☆☆