医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ダイエット

2024-03-21 04:17:54 | 薬局
薬に頼らない改善の方法はないものなのか。

基本的に生活習慣病は薬だけでは治らない。
薬以上に大事なのが辛くても苦しくても頑張る生活習慣の改善にある。
私のお腹もどうにかならないものだろうか。
それほど食べてはいないような気がするが飲んでいる。

高騰する医療費も生活習慣病と同じだ。
いつまでも薬に頼ってばかりでは限界が来る。
すでに、副作用として後発医薬品メーカーGMP 違反が発覚している。
いつの間にか後発医薬品メーカーのテレビコマーシャルも1社のみとなった。
謝罪のコマーシャルくらいやったらいいのにと思う。

医療費抑制は安易に薬価引き下げに依存してきたように思う。
薬価引き下げは価格交渉の結果として必然的にアリ地獄状態にある。
薬価差益がある限り薬価は引き下げられる。
薬価差益な無くなると経営が成り立たなくなる仕組みもおかしなものだ。

後発医薬品の使用割合は80.2%と国の目標を達成した。
本来ならこれでいいはずだが、増え続ける医療費を抑える仕組みは薬頼みだ。
ちょっと古いが2019年の世界における後発医薬品使用比率があった。
それによると米国(90%)、英国(85%)、オーストラリア(84%)、中国(84%)、ドイツ(81%)インド(73%)などとなっている。
因みに、この時点での日本は68%だった。
ここから言えるのは、80%超えはそろそろ限界に近いってことのようだ。

そこで、政府は新たな後発医薬品目標を掲げている。
それが後発医薬品の数量シェア80%を維持し、副次目標として金額シェアを2029年年度末までに65%以上だそうだ。
現状は数量シェア80.2%に対して金額シェアは56.7%になる。
何だか矛盾した目標のように思える。
数量シェア80%を維持しながら金額シェアだけが56.7%から65%にまでなるのだろうか。
どうもその秘策はバイオシミラーへの置き換えにあるようだ。
それにしても数量シェアの維持はおかしな話だ。
そんなおかしな話だが、こんなところに「後発医薬品調剤体制加算」の80%が守られるのではないかと甘い考えが頭に浮かぶ。

どちらにしても薬価差益への依存は難しい時代が早々だってことじゃないだろうか。
そうなると生活習慣病のように辛くても苦しくても改善を迫られそうだ。

本当は既に始まっていると思うけどね。
気付いていないだけじゃない。
コメント
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