医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

台風接近

2016-08-28 05:25:35 | 薬局
動き出しましたね。

国が掲げた「患者のための薬局ビジョン」のせいか、少しずつですが動きが見えてきた。
良い傾向だと思う。
千葉県が9月から薬剤師が薬局以外の場所で、元気な高齢者の応援する事業が始まるらしい。
市町村が実施する健康展や高齢者向け講習会、サービス付き高齢者住宅などの高齢者施設での出張サービスだ。
薬の服用方法や健康相談、残薬チェックなどを行う。
この他にも介護予防のために血圧測定や健康や認知症などのチェックシートも用いて行われる。
さらに、今年から始まった“かかりつけ薬剤師指導料”の仕組みなども説明される。

日本調剤が独自に調査した「かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師に対する意識調査」によると、“かかりつけ薬剤師”の認知を聞くと「知らない/分からない」が57.8%もいたそうだ。
「何となく知っている」が30.7%で、「知っている」はたったの11.5%だそうだ。
今回の千葉県の試みは、そういう意味からすると大いに意義がある。
この事業は9月15日から来年2月15日まで実施し、その結果を検証して次につなげるようだ。

いつものことだが、こういう事業は待っていても、どこからもやってこない。
自らが仕掛けて始めて動き出すものだ。
何か基本になる企画を薬剤師の頭になる日本薬剤師会が考え、各県薬レベルに落とし込んで、出来たかどうかのPDCAを行って欲しいものだ。
「健康サポート薬局」の報告書にあったKPIのように。
KPIとはkey performance indicator の略で、企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標である。
厚生労働省は来年度に向けた概算要求に「かかりつけ薬局」に関する1.9億円の予算を要求したそうだ。
ちょっと本気度がうかがえる。
この流れに乗りたいものだ。

確かに薬剤師によるニーズはある。
実は、デイサービスで先月は熱中症について、今月は食中毒について話をした。
集まっているのは平均年齢を80歳を超えたくらいの人で、9割が女性だった。
何と言って熟女には人気がある私である。
約30分であったが熱心に私の漫談に耳を傾けてもらった。

先週の水曜から今日まで出張が続いていた。
今日は福岡空港から東京に戻る。
台風が来る前で良かった。
さぁ、動き出そうか!



目指すは薬学ブログ第1位
こちらもお願いします!
人気ブログランキングへ




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 優遇慣れ | トップ | 必殺技あり »

コメントを投稿

薬局」カテゴリの最新記事