医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ひと不足

2019-06-20 05:38:44 | 薬局

どうなるのか見えない将来。

 

厚生労働省は7日に1人の女性が生涯に産む子供の数に当たる合計特殊出生率が2018年では1.42になると発表した。

国が目指す「希望出生率」は1.8である。

因みに、人口を維持するために必要な出生率は2.01と言われているが、女性が減少する中では、これすらもほど遠い数値となっている。

また、2018年に生まれた子供の数は91万8,397人で過去最低となった。

100万人割れは3年連続である。

 

一方、死亡者数は戦後最多となり136万2,482人となった。

これは9年連続で増え、前年より2万2,085人だそうだ。

2018年10月1日現在の人口は約1億2,422万人で、65歳以上の占める割合は28.5%となった。

さて、この現状をどう見るのか。

 

今さらではあるが「団塊の世代」(1947年~49年生)の出生数は47年が267万8,792人、48年が268万1,624人、49年が269万6,638人だそうだ。

今の約3倍近い子供が生まれている。

この「団塊の世代」は現在70歳~72歳を迎えている。

2025年には当たり前ではあるが確実に75歳を超えている。

これが2025年問題である。

「団塊の世代」をいかに支えることが可能か。

社会保障の「年金」「医療」「介護」は全て高齢者に欠かせない。

 

さらに「団塊の世代」の子どもが「団塊ジュニア」と呼ばれている。

1971年~74年に生まれた世代で71年には200万973人、72年が203万8,682人、73年には209万1,983人となっている。

現在、46歳~48歳を迎えている。

この世代が65歳になるのが2040年で、国は2025年問題から2040問題へと切り替えている。

 

先日、65歳から30年間生き続けるために必要な「老後資金」が2,000万円と出た。

実際には2,000万円でも足りないようだ。

あなたのライフプランはきちんと出来ているだろうか。

ある調査によると1955年をさかいに、年金支払額と支給額が逆転するそうだ。

要は、支払った分が取り戻せない分岐点である。

幸いに私は1956年だからギリだと安心している。

 

問題は昨年生まれた91万人の子供たちかもしれない。

国の統計には2065年までしか見当たらないが、その時の日本の人口は8,808万人と大きく1億人を切っている。

しかも65歳以上の高齢者人口は3,381万人で全体の38.4%だそうだ。

どんな世界が待ち受けているのだろうか。

 

取りあえず、今で良かった。

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