医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

何が出づらいの・・・?

2014-10-26 06:08:06 | 薬局
何だか最近オシッコの出が悪いような気がする。

なんて、自分で病気を作った人もいるのではないだろうか。
4月に登場した排尿障害改善剤の「ザルティア」を処方して欲しいなんて見え据えている。
この薬の成分は「タダラフィル」でED治療剤の「シアリス」と同じだそうだ。
これを排尿障害と偽って処方してもらうケースがあるらしい。

実際に薬が保険適用されるか、されないかでは自己負担が大きく異なる。
誰でも安い方がいいに決まっている。
「ザルティア」は2.5mgと5mgになっている。
「シアリス」は10mgと20mgなので自分で勝手に用法・用量を調整したりする。
ある程度飲んで効かない人には効かないと思うが、何とかしたい気持ちも分かる。
でもダメ!(ダメは勝手に量を増やしちゃダメってことで、量を増やしてもダメなものはダメ!)
間違っても他の人に転売してはいけない。
因みに、「ザルティア」の薬価は2.5mg が118.3円、5mgが230.6円となっている。
「シアリス」には10mgと20mgがあり、それぞれ医療機関にかかると1,700円と2,000円くらいで販売されている。
「ザルティア」を「シアリス」に換算すると10mgで薬価が461.2円、20mgだと922.4円となる。
明らかに安い。
しかも保険適用なのでもっと安くなる。

この時にネックなのが調剤技術料だよね。
そんな事を言ちゃいけない。
しっかり服薬指導をお願いしたいものだ。

この他にも同じ成分で「アドシルカ」って言う肺動脈性高血圧治療剤もある。
この適用症は簡単じゃない。

こんな訳で悪用されないように診断にはちょっと面倒なガイドラインが付いた。
「ザルティア」が適用になる排尿障害には、尿検査の他に直腸指診、超音波検査、尿量測定、血清PSA測定などが必要だそうだ。
こうなると簡単におしこの出が悪い程度では済まない。
私の仮病もバレバレとなる。
処方せんをもらって薬局に行き、女性の薬剤師が服薬指導に当たると…。
「今日はどうしましたか」
「今日だけじゃないんです」
「あら、それは大変ですね」
「大変と言うか何というか」
「改善するとスッキリしますよ」
「それはありがたいことだ」

って、感じかな…?




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