花ごよみ

映画、本、写真など・

漢方小説 (中島たい子)

2005-05-19 | 本 な、は行(作家)
 
第28回すばる文学賞受賞作 

病院でも異常がみつからない
ふるえに悩まされている主人公が
最後に行き着いた先は東洋医学。。。 
 
体の不調に悩む主人公の淡々とした
日常を書いてあるので普段なら退屈で眠気を催してしまうか
途中でよむのを止めてしまう様なパターンなのに 
面白くて一気に読んでしまいました。
これは表現力のうまさによるものなでしょうか。。  
読みやすい小説です。 

原因不明のふるえを治療するため
病院のはしごの先にたどり着いた漢方。。。 
 
この漢方医が素敵な人で心ときめかす様がおかしい。 

周りの飲み友達も色々悩みを抱えながらも、 
心の温かい人達でさわやかさが感じられます。 
 
つらいことや悲しいことも 
ユーモアのオブラードに包みこんで書かれています。 
 
漢方薬の原料の象とかサイのデカイものところは
吹き出してしまいました。 
 
漢方の勉強にもなります…って 
理解することはかなりむずかしいけど。
 
読み進めていく内、ゆっくり感化されて 
こちらも元気になれそう。 
 
ストレスにきく小説って
売り文句、納得です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする