海洋天堂
2011-07-24 | 映画

アクション封印のジェット・リー。
自閉症の息子を持つ父親を演じます。
監督はシュエ・シャオルー。
撮影はクリストファー・ドイル。
ジェイ・チョウがエンディング曲を提供。
音楽は久石譲。
豪華なスタッフ陣!!
水族館で働くシンチョン(ジェット・リー)は、
自閉症の息子ターフー(ウェン・ジャン)を一人で育ててきた。
しかしシンチョン(ジェット・リー)な余命はわずか。
自活できない息子。
残される息子の将来に不安を感じて、
二人、足におもりをつけて海に入るが、
息子ターフーは泳ぎが得意、
縄をほどいてしまい未遂に終わる。
心を決めたシンチョン(ジェット・リー)は
息子のための施設を探し
自分がいなくなっても
将来一人で生きていけるようにするため
生きていく術を息子に教えます。

迫りくる二人の別れ、
自分を長寿の亀と息子に教え、
水族館で亀の着ぐるみを着て息子と泳ぎます。
泳ぎが得意な息子に自分が亡くなっても、
海亀になっていつまでもそばにいて、
見守っていると見せつける。

絶望から始まった悲しい物語。
なのに、ジェット・リーの、
父親としての深い愛に心が動かされ、
温かい物語に変わっていきます。
切なくて優しくて、
心に響く物語でした。
ジェット・リーの優しさ、
子を思う強さが
アクションなしの寂しさを
完全に忘れさせてくれました。
慈愛に満ちた目をしたジェット・リー、
思いのほかいいんです!!
温かくて優しい作品でしたね。
限られた時間の中で
息子に対してせいいっぱいの愛情を
見せてくれましたね。
ラストには希望がありました。
こちらこそTB、それにコメント
ありがとうございました。
この作品を観て大分経つんですが、kazuさんの記事を見てはまた目頭が熱くなってきます。
本当に、絶望から始まり、切ないながら
優しさと希望に満たされるラスト、
いい作品でしたね~。
TB,有難うございました。