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清須会議  三谷幸喜

2013-07-21 | 本 ま、や行(作家)


清須会議

時代は安土桃山、
本能寺の変、
織田信長がこの世から去り
清洲会議という、
織田氏の継嗣者選びと、
領地分配に関して行われた会議。

清須会議においての、
柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀、池田恒興等、
各自の心中を「現代語訳」して
読ませます。

「親父殿」柴田勝家の、
愚直さに対して
あまりにも軽すぎる秀吉、
織田家の後継者選びに関して、
勝家は信長の三男・織田信孝
秀吉は信長の嫡孫の信忠の嫡男、
三法師を擁立。

結果、秀吉は、
光秀討伐の功労者ということを前面に出し
後継者には三法師が決定。

秀吉は後見人としての地位を得、
彼の天下統一にとつながっていく。

織田家の兄弟達、
丹羽長秀、前田利家、池田恒興、黒田官兵衛
寧々、お市の方などが絡み合い
それぞれの思惑、裏工作などがつづられ
物語は進行していく。


歴史上の会議である清洲会議を
登場人物の言葉で、
ユーモアを加えてふくらませ
心の動き、時の推移を描いています。
それも現代語訳で。
なのでとっても分かりやすく読めます。

柴田勝家、羽柴秀吉、
両人の想い人である、
お市の方の悪女っぷり。

信長の次男、織田信雄の
リアルうつけって、
信雄にぴったりの言葉。
信長はうつけを装っていたけど
織田信雄はうつけそのものでリアルうつけ。

彼等の心の裏側って
本当にこんな感じだったんじゃないかなと、
憶測できて登場人物達の、
興味がふくらみます。

映画化されます。

キャスティングも豪華!!







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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (けん)
2013-07-21 10:59:41
面白かったですね♪
歴史に疎い俺でもスラスラと楽しく読むことができました。
返信する
Unknown (Unknown)
2013-07-21 15:54:13
こんにちは~~
毎日暑いですね~~
↓鈴なりのミニトマト、カラスが食べに
来るのですね~~
今日、完熟ミニトマトを捥ぎ、夫に仏前に
供えました、トマト大好きでした~~
大きなトマトを、丸かじり、子供の頃の
おやつだったそうです~~

布引ハーブ園に行かれたのですね~~
少し前に行きましたが、百合が咲いて
要るのは、早かったせいか、見ませんでした
見たかったなあ~~
先日テレビで、スキー場に咲いている百合
リフトで眺められ色分けした百合の花の群生
上から見ると、見事でした~~
返信する
けんさんへ (kazu)
2013-07-21 22:33:25
こんばんは

登場人物の心の中が読めて
楽しめました。
ほんと面白い小説でしたね。
返信する
吾亦紅さんへ (kazu)
2013-07-21 22:54:48
こんばんは

ほんと毎日暑いです。
ご主人、トマトがお好きだったんですね。

布引ハーブ園行ってきました。
ユリが満開になっていました。
もう少し早く行くとラベンダーが
見られたようです。
スキー場に咲いている百合
きっとびわこ箱館ゆり園でしょうね。
あそこはスケールのあるゆり園で
見事ですよ~。
返信する

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