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花ごよみ

映画、本、写真など・

日輪の遺産 (浅田次郎)

2010-07-28 | 本 あ行(作家)



不思議な雰囲気が漂う、
ある老人から、
地上げ屋の丹羽に託された、古い手帳。

その手帳に記されていた驚愕の内容。

終戦直前、、
敗戦から国が立ち直るのに、
必要な資金として、
多摩川近辺の山林に、
極秘に隠された時価二百兆円の財宝。

はじめは宝探しの物語なのかと思い、
読み進めていきましたが、
そうではなく、テーマは戦争です。

その財宝に関係した人々の、
生き様、死に様について、
描かれた心の物語でした。

現代と戦争当時の出来事が並行して
語られていきます。

浅田次郎に、やっぱり涙はつきもの。
ポツダム宣言受諾直前頃、
終戦時の勤労動員として、
何も知らずに働いていた、
少女達のくだりは、
あまりにも不憫で悲しすぎます。

積ん読状態だった本です。
映画化されることを知り
この長編小説を読みました。

映画は2011年公開予定、
監督は[チルソクの夏][半落ち ]
[四日間の奇蹟][出口のない海]など、
心に深く染みいる映画の佐々部清。

主演は堺雅人、
その他には中村獅童、福士誠治、
ユースケ・サンタマリア、
八千草薫などということです。












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