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雨の日も神様と相撲を   城平 京

2017-09-13 | 本 さ、た行(作家)

雨の日も神様と相撲を (講談社タイガ)

両親をなくしたため、
親戚を頼り、転校した地は
相撲好きな村人達と
相撲をとるカエルの神様がいるという
奇妙な因習が残る不思議な村。

相撲好きの両親の影響で
小さい頃から相撲と
共に育ってきた少年は
相撲に対しての深い知識を
持っていたたため 
神様に相撲を教えることに。


中学生の主人公、文季は
神様に仕えるかんなぎの家の娘、真夏の家で
外来種のカエル、イチゴヤドクカエルとの
相撲勝負のための指導を行う。


カエルの相撲なのに
まじめに相撲の取り組み、
技、相撲に対しての
心の持ち方など描かれていて
結構読み入ってしまいます。

カエル自体の体の構造に関しても、
丁寧に書かれています。
本当にカエル達が相撲をしているような情景が
浮かんできてニヤッとしてしまいます。
カエルと相撲、発想が愉快です。

相撲に対しての知識が豊富な少年と
カエルの神様に仕え、
カエルの言葉を通訳する少女
そして相撲をとるカエル達。

少年が住む家の、
刑事であるおじさんの
関係する事件の謎も
絡まってきて面白かったです。
終わり方も爽やかでした。







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