マット・デイモンが主人公。
香港映画『インファナル・アフェア』を
リメイクした作品です。
レオナルド・ディカプリオとマット・デイモンが、
トニー・レオンとアンディ・ラウが演じたこの映画を、
どういう風に演じたのか、
すごく楽しみにしていた映画です。
時間が経っていて、
記憶力もかなり乏しいため、
忘れた分もありますが、
でも、おおよそのストーリーは、
記憶に残ってはいます。
それでも結構、緊張して見ることが出来ました。
レオナルド・ディカプリオは豊かな表情で
触れると壊れそうな、
キレやすいキャラクターを、
迫真の演技で表現していました。
でもトニー・レオンの最期の時には
感情移入が出来、ジーンときましたが、
こちらのディカプリオには、
涙はなかったです。
マフィアのボスに育てられた、
コリン演じるマット…。
ディカプリオとは対称的で
自分に不利を感じ取ったら
誰でもすぐ簡単に殺してしまう冷たさ。
人間味があまり感じとれないまま
得体の知れない男という感じで
そのまま最後まで突き進んでしまいました。
ギリギリでの緊迫した精神状態、
心の葛藤は見た目には
あまり感じ取れなかったです。
あれっ!精神科の女医さん。
結局、誰を愛していたのか?
ばれてしまわないのか、
ヒヤヒヤしました。
余計な心配をさせてくれます。
もし露見してしまったら、
話が男女の愛憎物語になったりして…。
違う方向に進んでいってしまうし…。
ジャック・ニコルソンのマフィアのボス役、
これは怖かった。
『インファナル・アフェア』の方のボス役は
風体からして、コミカルで親しみも感じられ、
あの顔で非情なことを、しでかすといった、
意外性もおもしろかったのですが、
ジャック・ニコルソンはそのまま、
見た目からしてこわい。
主役の二人が、
かすんでしまうほどの存在感。
油断大敵!!
とにかくそこら中、
ネズミ(スパイ)だらけ、
気の休まることのないこわ~い
職場(警察&マフィア)です。
オリジナル作品と
比べてみることでも
楽しめました。