花ごよみ

映画、本、写真など・

どろろ

2007-01-29 | 映画
 
【あなたを忘れない】を見に行くつもりが、 
舞台挨拶付き(これも見たかった)
ということで、人気があったのか、
かなり早めに映画館に行ったのに、
着いたらもうすでに売り切れ。 

近くの他の映画館では、上映していないし…。

あきらめて【どろろ】を見ることにしましたが、
しかし最初に行った映画館では、それも売り切れ。

仕方なしに近辺にある映画館に行って、 
やっと、最初は見るつもりのなかった 
【どろろ】を鑑賞。
ここも満員、2階の最後列で見ました。

天下征服の代償として、
我が子を魔物に差し出した醍醐景光(中井貴一)。

その子供は生まれたときから手も足も口もない、
48の魔物によって体をとられた子供。
母は桶に入れて川に流す。  
そこでその桶を拾った育ての親に、 
仮の体をつけてもらい
武術を教えて貰う。 

撮影はニュージーランド。

原作は手塚治虫の同名アニメ。
制作費は20億円と巨額な金額。 
CGをたっぷり使用した映画です。 

最初のシーンの醍醐景光(中井貴一)、 
これから起こるであろう
底知れぬ恐怖が予想されました。

成長した百鬼丸(妻夫木聡)。
魔物を倒すごとに48箇所の部品を
返して貰うことが出来る。
 
 

旅の途中でどろろ(柴咲コウ)と出会う。
柴咲コウは元気はいいけど、 
この映画ではあまりきれいじゃなかった。 
泣き顔も…。
まっ、この役柄では仕方ないです。
美しさをかなぐり捨てての 
一生懸命の演技といったところです。
 

沢山の妖怪、不気味で気持ち悪い。
 
すぐ息子だと悟った母親。
母と出会ったシーンは
悲しさとやりきれなさが…。

父と息子、母親、弟、 
これぞ骨肉の争い。
悲劇です。

原作を知らないので
理解出来ない所もありました。
予備知識も全然持ちあわせてはいなかったし、
映画を見ながら段々と、
分かってくるといった感じでした。

目が見えていないなんて、
終わり頃に気づいた位で、
妖怪を退治した後の体の苦しみも
どうしてか分かりませんでした。
手塚治虫の世界観なんてものも
感じとれませんでした。
少しぐらい、この物語について、
知っていたらと悔やまれます。

ウルトラマンのような怪獣、
妖怪がいっぱい出演の
娯楽映画としてみると
面白い作品だと思いました。

子供向き映画の様ですが、 
この映画を12歳未満(小学生以下)が見るには
成人保護者の同伴が適当な 
PGー12になっています。

後24体残っているんですね。
続編あるのでしょうか?  

本を読んでいた人には
どう感じたんでしょうか?


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする