3つの短編オムニバス映画。
『dumplings』 『box』 『cut』
ねじれてしまった人の心をグロテスクに描く。
不気味なラストの3つのエピソード。
東宝の切符を手にして、
直前まで何を見ようか決められないまま、
開演時間まで1分という、
待ち時間のなさで選んだのが
間違いでした。
このタイトルからして、
長谷川京子とイ・ビョンホンの
共演映画だと思いました。
でも一番苦手なホラー映画だったんです。
(小説は怖い場面は飛ばして読めるのでOKなんだけど…)
『dumplings』
香港篇を監督したのはフルーツ・チャン。
フルーツ・チャンって名前は可愛いのに・・・
撮影は クリストファー・ドイル
恐怖感と言うより、気味が悪い。
生理的に嫌悪感を抱いてしまいました。
しばらく後を引きずりそう。
食欲もなくなります。
二度と見たくない。。。
『box』
日本篇は三池崇史監督。
長谷川京子主演。
静まりかえった純白の雪景色の中での
あでやかなブルーのドレス。
映像が美しくそのせいか、
恐怖感は薄められていく。
双子の女の子がバレーを踊るシーンは
夢か幻の様で印象的です。
題名は忘れたけど江戸川乱歩の小説に
このようなシーンがあったような。。。
『cut』
韓国篇は、パク・チャヌク監督。
イ・ビョンホン主演
人の心の中の善意と悪意が
追いつめられた精神状態の中で
表面化されていく 。
そして究極の選択。
緊張感とスピード感があり
ストーリー的には面白いのだが
血の色と切れた指が受け付けられず
何度も目を伏せてしまいました。