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ほうれい線

 先日スーパーの中を歩いていたとき、ガラスに写った自分の顔を見て愕然とした。何だ、この線は!!口の両端に斜めに、くっきりと太い線がはいっている・・。もう近頃は鏡で顔を見るなんてことも少なくなり、自分の顔がどうなっているかなんて気にしたことはなかった。まさかこんな顔になってるとは・・。家に帰って風呂場の鏡で久しぶりに己の顔をじっくり見てみた。
 確かに疲れた顔をしている。頬が力なく垂れているように見える。口の両端の線は、光の当たり加減によって目立ったり目立たなかったりする。しかし、やはりよる年波がはっきりと顔に出ている。
 「見なきゃよかった・・」
がっかりしながら台所にいた妻に、
 「この口の横の線って何なの?」と尋ねてみた。
 「ああ、ほうれい線ね。年取ると目立ってくるらしいよ」
 「ほうれい線?」
聞き慣れない言葉なので、検索してみた。

「ほうれい線とは、医学的に鼻唇溝と呼ばれています。年齢を重ねると小鼻から口の横に縦に入るしわの事で、年齢を重ねるごとに深くなっていきます。
 ほうれいせん自体は急に出来るものではなく、赤ちゃんの頃からあるもので、ほうれいせんが目立ってくるのは、加齢により顔がたるみ、ハリがなくなり(ヒアルロン酸やコラーゲンの減少)顔の皮下脂肪を筋肉が支えきれなく事が原因です。逆に、顔の筋肉とハリが保たれていれば、ほうれいせんは目立たないのです。
 そのほかの原因として、姿勢の悪さがあげられます。顔のたるみには表情筋が関係してくるのですが、この表情筋に関係するのが、背中にある僧帽筋。僧帽筋は背中の肩胛骨の上にある筋肉で、表情筋を引っ張りあげる働きがあります。姿勢が悪く、猫背になると、この僧帽筋が表情筋をひっぱることが出来ずに、顔の筋肉がだんだんたるんできます。
 表情筋をあまり使わないと、口周りの筋肉がたるみ、ほうれいせんも目立ちます。肌の乾燥や、食生活、睡眠、ストレスも関係してくるようです」

 ふ~~ん、なるほど・・。そう言えば最近よく妻から、「背が低くなった」と指摘されるようになった。別に骨格が縮んだわけではない、背中が丸くなっているからだ。もともと猫背ではあるが、それがこのところ顕著になってきたのかもしれない。一緒に歩いていると妻に「顔が近い」と言われることもある。185cmの私の顔が160cmの妻と同じ高さにあるというのだから、やっぱりかなり背中が曲がっているのだろう。猫背が原因で顔の筋肉がたるんでくるとは、思いもよらなかっただけに、かなり衝撃的だった・・。
 ならば、顔のマッサージをしようなどと考えるよりも、背筋をぴんと伸ばすように心掛けたほうがいいのかもしれない。妻からは「丹田に力を入れて!」とよく言われるが、いったいどうすればいいのだろう。と、またまた検索してみたら、「丹田を意識する方法」というものを見つけた。 ( ※背もたれのある椅子を用意して)

 1.(背もたれから、こぶし1つ分ほど前に)浅めに座ります。
 2.足を10cmほど開き(床に付ける)、ひざの間に空のペットボトル等を挟みます。
 3.そのまま、ゆったりと背もたれにもたれ、「お尻の穴を締める←→ゆるめる」を1~3分間、繰り返します。 (リズムは自分のやりやすいペースで、OK。上半身が5mmほど持ち上がるくらいに、力を入れて下さい。吸う・吐くは気にしなくていいので、呼吸を止めないこと)
 4.立ち上がり、今度はお尻の穴を軽く締めるようにして、さっきと同じ姿勢をとってみて下さい。

 お尻の穴を締めると、下腹の奥(内部)とお尻の穴が近づいている感じがするが、この下腹の奥が「へそ下三寸」とも呼ばれる丹田であり、 普段から軽くお尻の穴に力を入れてさえいれば、骨盤がしっかりしてよい姿勢を保てるのだという。
なるほど、これはいいかもしれない。しばらくはその効果を信じて、お尻の穴に軽く力を込めて、背筋を伸ばすようにしてみよう。

 でも、やっぱり顔を刺激するのも大切じゃないかと、ほうれい線を目立たなくするエクササイズを見つけた。いろいろ試してみなくちゃね。
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