Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

お父さんのためのディンギー講座②ディンギー操作法・琵琶湖・ウィンドサーファー向けも、のお話

2015年07月18日 03時04分12秒 | ヨット(ディンギー)

長々とした記事ですが、本格的(?????)ディンギー操作に,メリットあるかも知れません。

自己紹介 

花の60歳代。30歳の頃、ウィンドサーフィン1.5年、次いでカタマラン(Hobie16)1年。ホビーでは一人で,中風を帆走したり、中~強風下、彦根高島間を横断したりと、ま、そこそこだと思っていた。以後、多忙で、50代に、なんちゃってウィンドサーフィン再開。体力の低下、メタボ、運動不足などありがちな経過で,一昨年、足がくがく、心臓ばくばくで、ウィンドサーフィンを断念、ヨットならと,昨年、中古ディンギー、シーホッパーをゲット。職場でもウィンドサーフィン同好会の顧問に収まってやっていたが、メンバーのだらしなさに呆れ果て、今年6月、某セーリングクラブに入会、ディンギー再開。
まるっきりのど素人ではないが、まともに大学、同好会などで教えて貰ったわけじゃなく、韋駄天流で過ごしてきた。
ここに来て、初めて,と言うわけでは無いが、レクチャーを受け、苦労しながらも,琵琶湖でセーリングをエンジョイ、やる気になっています。
教わった事を皆様に,一寸だけお教えします。

教材
本もあるけど、入手困難。古い。初心者用。今や、ディンギーは最も人気の無いスポーツに。クルーザーは,概ねお金持ち用。(それでも、"舵”という本、未だに刊行されている。)
昔無くて、今あるものにネットがあるが、そこに教材が落ちている。
YMFS シングルハンド艇教材。 スループ艇教材 初心者向け。この程度のことは承知する必要がある(全部は覚えてないけど。)
ヤマハの教材ビデオ、Youtubeにアップロードされている。一人用、二人用ディンギー、教育者向けシリーズも。
他にもいくつかあるが、この手のものは、最低限の知識と考えるべき。実際に、指導を受けてみると、知識の足り無さに涙々。尤も、ビデオ教材をよく見ると、説明を端折っている部分が沢山あり、これは勉強になりますよ。ネットでの知識集積は意外に大変。本も売れないので廃刊多数。部品購入も意外に大変。マリンショップ、通販で直ぐゲットできる物も勿論あるが、パドル入手、てこずっています。
入部後、ほぼ2ヶ月になり、何を教えようとしているのかも多少理解が進んできました。
ボードセイラーに対しても助言出来る部分があります。
琵琶湖特有の必須知識もあるので、是非ご参考に。

必須:黒球
マストの上に付け、完沈を避け、半沈止まりにする物。
琵琶湖の湖底にマストが刺さるともう大変。後述の水草繁茂地域での半沈でも、随分助かる。半沈でも,マスト、セイルに草ボウボウ。重たくて中々立て直しに苦労いたします。会長は、そんな地域に入らないのが一番、と。解っております。はい。


風見について。
風の方向を知るために使う物。実際には、ヨットは動くので、風の方向とヨットの走行の合算を示すことになる(見かけの風の方向)。市販の風見は微風では使用に耐えない。手作りで。って、何のことはない,荷作り用のぺらぺらの紐を使う。ダセえ!!と馬鹿にしちゃいけない。
ボードセイリング(ウィンドサーフィン)では、マストのトップに付けている人が居るが、まあ、あまり馴染みがない。むしろ,テルテイルという、セイルのこっち側向こう側に紐をくっつけ、両側が流れるのがいい風の受け方と教わる。しかるに,ヨットでは、勿論テルテイルは使うが、それ以上に風見を重視する。所詮は,見かけの風向きインジケーターじゃないかと思っていたが、実は違うということが,会長の指導で身に染みて解った。
これは水草に立ち往生した時(後述)にも大変役に立つ。

風見をどう使うか?????
クローズホールドで風上に向かって走行していると、デッドゾーンに入って、走行不能になることがある。当然、この時は、ラダーを引いて風下に方向を向け、風を受けられる方向に戻す必要がある。セイルを更に引っ張ってという手もあるが、限界もある。概ねメインシートトラベラー取り付け部にブームが来ればそれ以上引っ張っても駄目らしい。この時の風見を覚えておくのが重要。追加説明として、各艇で、どれだけ風上に上がれるかの能力が違う。考えてみれば当たり前だが、セイルの張り方、ハルの形状、センターボードの挿し具合、其の他が影響する。うーん、成る程。ウィンドサーフィンには無い発想じゃ???

水草が絡んだ時。
琵琶湖では、特に夏、水草が生えていて、引っかかると急にスピードが落ちる。この際は、センターボードを上げ下げ、絡みを取る、ラダーを浅くして,水草に引っかかるのを防止する等の手が必要。その一方で、クローズホールドでは、センターボードは目一杯入れておかないと横滑りが大きくなる(後述)。
さて、水草の繁茂している部分で立ち往生したらどうするか!!!?当然、センターボードの抜き差しだけではどうにもならない。ラダーを超浅くして,引っかからないようしないと。時には完全にあげないと。。センターボードを引き抜くと、ラダーを使っていると、当然風下にバウは向く。水草に引っかかって、沈はしやすくなる。ニッチもサッチも行かなくなる。
はい、行かなくなりました。行きも帰りも。

さて、どうするか?
この際は、センターボードもラダーもあげて、水草の上を滑っていき、脱出を計る。横滑りでも何でもいい。この時、セイルに風を受けるのに、風見は有用。実際にセンターボードなどを抜いたりして、方向がくるくる回ると、どこから風が吹いているか解らなくなったりする。それに,セイルの引き込んだ感じで動く、ってのは、微風では無理。これは、ウィンドで良くやる手なんですが。
脱出したら,後は,水草の繁茂している部分を避けて、セーリングする。この時も風見は役に立つ。何故か?セイルを絞っていくと、船の速度が落ちてしまうので、ついつい、デッドゾーンでもないのに、風上への角度が甘くなる。そうこうする内に、また、水草繁茂部へ再突入、って、実際あった話。
ここで、会長の指導が生きてくる。
立ち往生時に、パドルで脱出、ってのも当然有用だ。

韋駄天流、つまり、気持ちよく帆走出来りゃいい。その為には、最低限の知識と技術で、風受けだけ考えればいい、等と適当にやっていると、ドツボに嵌まる、の、お粗末。
ついでに,申し上げておくと、初心者用の説明では、クローズホールドはセンターボードを目一杯。アビームでは一寸引き抜く、らニングでは1/2に、と在るが、草に引っかかる、草で立ち往生では、全く無意味。
センターボード、ラダーの入れ具合でどう船が動くか知っておくのも肝要、と思う。

セイルの張り方
ブームバング、ダウンホールライン、其の他、ディンギーでは良く調節するらしい。ウィンドでは、走行中に張り具合を調節することはない。風下に向かう時は緩めるとか、緩めないとか。このあたりは,今後の課題。

微風でのセイリング
会長曰く、十分な風が吹いていた。当方は,微風でちっとも面白くねー!でも、強風でのセイリングは勿論ダイナミックで、エキサイティング。私はこれを狙っているのだが、そして、当然、強風での技術も大切だが、ヨットでは、微風で如何に効率よく走るかも大切。この時も,お手製風見はとても役立つ。尤も、完全な無風では、国体選手でも走らない。当たり前か。

艤装について
当初のセッティングは、とても原始的だった。3カ所ほど、改善を勧められ、ブームバング以外は変えた。但し、再現性は無し。とても一度に覚えられない。指導書もない。
ボーラインノット、クリークノット、エイトノットは知っておくべきだが、シンブル(なにか解らないでしょう?)装着のため、鎧結びも覚えておけばいい(シンブル、買ってはみたものの、装着法が,いくら調べても解らなかった)。でも、ブロック(滑車の方が良いかも。高く付くけど。)

滑りやすいスロープ
藻で滑りやすくなっているスロープ、いつもは、大学生が綺麗にしてくれているらしいが、彼らも夏休み。手入れが悪く、益々滑りやすくなる。私はウィンドサーフィン用の靴を使っていたが、まあツルツル。会長ご推薦は、釣り用の靴底にフェルトをはった足袋。貼り替え用靴底も売っている。。うーん、カッコ悪い。この、シューズタイプもあるらしい。足袋しか売ってなかったので、買いました。グスン。会長以外のメンバーは誰も使ってない。エヘヘ。皆さん、適当にカッコマン。履いてみると、全く滑らない。サーフィン用の靴ではツルツル滑るのに。

全てセイラー(スキッパー)の責任で。
レスキューを期待するのは邪道、沈は駄目、がモットウらしい。ボードセイラーはしょっちゅう沈するし、沈は成長のための糧,位に考えているが、ディンギーセイラーは、そうじゃないらしい。勿論、沈した時は何故沈したかを考えるべしとはメインメンバーのお言葉。沈起こしのノウハウは勿論知るべし。
必ず自らの力で帰還する、ってのは、一寸ウィンドとは違う。ウィンドサーフィンでは、海風なら、流されても陸にたどり着く。ギグは持ち運び、まあまあ容易なので、流されてもいい、位に思っている。ディンギーはそこが違うということのようだ。勿論、ウィンドでも、レース其の他をやれば、沈していては、負けるだけだから、避けるべしだが。
そうそう、会長曰く、"レースに出ないと上手くならない!!”って意味が、一寸わかってきた。

要は、気分良くセイリング出来ればいい。風が微風ではつまらないなどという考えはちと甘い、というのがディンギーセイラーの考えの様。
風も超微風のレースなんて、と思っていたのだが・・・。このあたり、ウィンドの連中は、自分の希望の風が吹くと、一斉に帆走を始める、というのとは、少し違うような感じです。そういや、こんな微風で,と思っていても、ディンギー、湖面に結構出て来ます。

ディンギーは、シート(ロープのこと)が沢山あって、絡んだりする。最悪の場合、首にまつわりついて、死にそうになるってのも。そんな時のためにナイフを,なんて書いてある物もあるが、必要なのかも知れません。
ストロングウィンドでの帆走を目標に,これからも,ダイエット、筋トレ、知識と経験の積み重ねに、頑張ります。この年ではきついけど。
(現状の体力は、体重過大97kg/身長175cm)、筋力低下(懸垂不可、多分)持久力無し。こんな状態では、沈したら、水からの脱出2回でゼーゼー。反射能力低下。でも、一寸づつ改善中。目標を作る意味でも、クラブ員を横目で見るのはいいかも。確かにデブは誰もいない。)

 

 

 

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