Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

"黄金のバンタム”を破った男 百田尚樹著

2014年03月13日 20時59分49秒 | Weblog

戦後のプロボクシング界を俯瞰したノンフィクション。
同時代をほぼ知っているが、ボクシングにあまり興味がなかった私に、その当時のことを新しい切り口で示す作品。時間軸の乏しい私にとっては有り難い作品。
泥臭いボクシングで、疲労していてブレークのあと、顎をあげている印象ばかりが残ったのだが、慌ててYoutubeで原田の試合を見直してみると、成る程と感ずることがあった。
そもそも、百田氏の"Box"を読んでから、ボクシングの見方が多少とも変わったような気がしているが、今回も又刮目した。
増田俊也著、"木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか”を読んだが、その圧倒的な緻密な情報と関連づけに魅了された後、むしろおとなしめの既述に読み始めは色あせた感じがしたのだが、読み進めると、やはり百田氏の語りはスムーズにはいる。
面白かったのは、解説を増田氏が担当している事。
格闘技関連があちらにもこちらにも、と、ニンマリ。

コメント
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