Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

手作りジャズライブ・京都 第21弾 大井貴司 スーパーライブレポート

2010年09月18日 00時52分27秒 | Weblog

とても素晴らしいライブでした。大井貴司氏の来訪はこれが二度目。今回のメンバーは、寺崎純(p)に加え、以前、”大井貴司とスーパーバイブレーション”という大井氏のグループで活躍していた、現在は関西屈指のドラマー、東敏之、更になにわジャズ大賞受賞の名うてのベーシスト、魚谷のぶまさの参入。彼は以前一度、大井氏とプレイをしたことがあるそうです。豪華キャストです。

更に、ゲスト、若手No.1クラリネット奏者、鈴木孝紀の出場、こりゃ、たまりません。前回のライブとは少し違った雰囲気。リハから、楽しい中にも、ぴりぴりした緊張感も交え、良い感じです。特に、東氏にいろんな要求、それをテキパキ反応していく東氏。寺崎、魚谷ご両人もバッチリ反応。リハは1時間で良い、と仰った割には、熱のこもった、横で見ていても、本番より素敵!とも思える時間。これは役得です。お陰でスケジュールが又遅れて・・・。

鈴木孝紀は、新しいクラ、Buffet Clampon Prestigeをひっさげての登場。良い音しています。相変わらず。前回きいたのが、神戸でのモダンピアニストとのデュオ。その時、彼のクラ、調子悪くて、人のクラを使ってたっけ?!んで、今回は新調。私も楽器は修理、万全なのですが、彼に見てもらったら、やっぱりもう一押しなおってないようで・・・。彼を、兄上と慕う私としては、グヤジーー。新しいの、欲しいーー、といったら、大蔵省、鼻で笑ってたっけ。グスン。まだ、吹き込んでない部分、大きな音が出し憎い、と言ってましたが、ホント、良い音だったなー。

さて、本番、さすが日本一のバイブラフォンプレーヤー、手さばきは芸術的。音が無くても酔わせる力があります。一拍の深さ、こりゃ、たまりません。Milt Jacksonは”歩くブルース”と呼ばれていたそうですが、そのグルーブ感を更に上回る、こりゃ、聴かないと解りません。東氏は、大井氏との久方ぶりのプレイを心から楽しんでいるのが、会場からも解ります。

それにも影響されたのか、寺崎、魚谷ご両人、真剣にエンジョイしながらプレイをしています。中々こうはならないライブシーン、やって良かったなーーー!!シミジミ!

そこに鈴木孝紀の登場、大井氏の目も耳も光ってます。大先輩としての貫禄と、若手に対するシビアさを合わせた様な雰囲気。イヤー、凄い。鈴木君は多少、緊張した、と言うより、気を遣っていたかもしれませんが、それでも、彼の演奏は実に伸びやかで素晴らしい。

彼は、見るたび、聴くたびにレベルアップしているように強く感じます。この加速度、若さ故でしょうね。勿論才能もたっぷり。と言うわけで、緊張感あふれた中にも、エンジョーイしながらのプレイ。大井氏の懐の深さを感じないわけにはいきません。初登場の東氏、評判通りの素晴らしいドラミングです。しっかり反応する寺崎、魚谷ご両人。こんな素敵なバランス、中々得難い経験でした。鈴木君、音、いいなー!楽器がいいからじゃないのかなー!!ねえ、大蔵省?!私は、今回は、遠慮しようと思ったのですが、ついつい・・・・、ゴ、ゴメンナサーイ!!!

さて、打ち上げ、なんかいつもと違って(?)気合いが入った飲みっぷり。これも愉しかったなー!!寺崎氏、彼が心から楽しんで演奏したり、真剣に、あるいは顔面を紅潮させて演奏している姿は、やはり、絵になりますね。Photogenicですよね。(因みに、私は彼とよく間違えられます。なんちゃって。)こういう時のプレイは、見ていても、聴いていても、こちらがハッピーになります。彼の魅力はここにもあると思います。鈴木君、良い音、良いフレーズ、彼もイケメンだしなー。彼の魅力は、聴くたびに益々グレードアップしていく(ように感じさせる。)ところにもあるな。(元々上手いから。)大井氏の、二度目の来演、前回とは又違った印象を与えるプレー。この方も、さすが、懐の深いプレーヤーです。まだ、お聞きでない方は、又、”手作りジャズライブ・京都”へおこしくださいねー!!もう一つ、印象的だったのは、Yukariママ、仕事をほったらかして(そんなわけないか)演奏を楽しんでられましたね。彼女は音楽に造詣が深く、プレーヤーに暖かく、お客様を大切にする方。ママさんのご理解あってのライブです。有り難うございます。

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