周囲の意向を全く顧みることなく、大晦日のTVは私が独占、K-1をじっくり見ました。高校生のK-1は兎も角として、今年はK-1選手とMMA(総合格闘技)の選手との対戦が多くくまれており、かつ、立ち技K-1ルールでの対戦にもかかわらず、有名K-1選手が敗北するという、いささか驚きの結果が多数出ました。武蔵vsケガール・ムサシ、武田幸三vs川尻達也、アリスター・オーフレイムvsバダ・ハリ、それぞれとてもおもしろいマッチ・メイキングでした。K-1選手は、まさにキックボクシング(肘打ち無し)に特化した選手。どうしてもMMAの選手より線は細く感じますが、技術で圧倒することが多かったのです。逆にMMAルールでやれば、圧倒的にMMAの選手の方が強かったんです。今回は、MMAの選手の打撃がもはや侮れなくなるまでに進化してきたと言うことなんでしょうね。アリスターはパワーもあるし。
逆にマーク・ハントvsメルビン・マヌーフこれは凄い試合でした。マークはK-1優勝からMMAに転向、まだ力を出し切っていない選手ですが、とにかく打たれ強い。鋼鉄の頭蓋骨を持っています。体重も圧倒しているし。逆にマヌーフは、勿論凄いパンチ力、運動能力を持っていますが、いかんせん、体重88kgしかも相手は中々倒れない選手。勝ち目は無いと思っていたのですが・・・、これがこの日のベストバウトでしょうね。
青木真也、相変わらず凄い関節技です。
所英男vs中村大介、これも素晴らしい試合でした。しかも、所のお株を奪う中村の勝利、ウーン、絵になる。
ミルコ・クロコップvsチェ・ホンマン、予想通りの展開。
桜井”マッハ”速人vs柴田勝頼、柴田氏は勝つ気があるのなら、やはり戦法は変えた方が良いでしょうね。今の戦い方は桜庭を信奉している割には、IQ低く感じます。余りに奇策を重ねすぎています。実力差を認めて、他に方法が無い、と考えているのなら良いのですが。私は彼の熱い気持ちを応援しながらも、今のままではだめだと思います。
さて、メイン・イベントの桜庭和志vs田村潔司、ウーン、これは、ホントに残念な試合でした。それぞれの、特に桜庭に体調不良という事情もあったのでしょう。膝の状態が今回はかなり悪かったように見えました。それに、ほとんどがガードポジション、上になっても、それから手が全く出ません。これでは勝ち目がありません。メルビン・マヌーフに尺骨骨折を被ったこともあるのでしょう。今までにも、膝の状態が悪く、相手があまりに格下だったために圧勝、何とか面目を保ったほどひどい時もありました。ネットではさんざん誹謗されたり。何もあそこまでいわなくてもと思う記事もありました。私は一貫して、桜庭応援団長(自称)でした。彼がバカ売れしているときでも、彼は賢明な男でした。こんなことは、いつまでも続く物ではないから、と、有頂天にもならず、ずっと努力を続けてきた男。
でも、この日は、やはりいくら何でも、と思う試合内容でした。お互いに手の内を知り尽くしている、長年の鬱積した感情、など、色々理由は挙げている情報が多いのですが、桜庭はガードになって、全然攻めることができない。スタンドに戻ると息も絶え絶え。膝をキックされると、相当な激痛、これを我慢出来ない。桜庭のすばらしさは全く伝わってこなかったのです。
試合が終わって、又やりましょうと田村と言葉を交わしていましたが、まだやるの?って感じ。私は人後に落ちない桜庭ファンですが、今回だけは本当に残念きわまりない気持ちでした。
田村がこの年になっても、強靱な肉体を維持、ヒクソン・グレーシーは40歳を超えて尚、高田を圧倒、舟木を圧倒、”世界最強”と言われたのは、まあ、色々脚色があるんでしょうが、やはり凄いこと。桜庭が散々苦労を重ね、肉体をぼろぼろにしながらも努力してきたことをよく承知していますが、そしてこの日、良い試合が比較的多かったので、本当に残念です。
MMAの派手なシーンを追いかけている訳ではありません。でも、桜庭の凋落とともに、MMAに対する愛着が、執着が、減衰していきます。これで桜庭はもう、引退するだろうと思います。次は無いと思います。でも、次、又、素晴らしい試合をするかも、と言う期待がまだまだあります。桜庭の居ないMMAは、やはり私には考えられない事態ですから。桜庭、奇跡の復活を期待しています。ウーン。
逆にマーク・ハントvsメルビン・マヌーフこれは凄い試合でした。マークはK-1優勝からMMAに転向、まだ力を出し切っていない選手ですが、とにかく打たれ強い。鋼鉄の頭蓋骨を持っています。体重も圧倒しているし。逆にマヌーフは、勿論凄いパンチ力、運動能力を持っていますが、いかんせん、体重88kgしかも相手は中々倒れない選手。勝ち目は無いと思っていたのですが・・・、これがこの日のベストバウトでしょうね。
青木真也、相変わらず凄い関節技です。
所英男vs中村大介、これも素晴らしい試合でした。しかも、所のお株を奪う中村の勝利、ウーン、絵になる。
ミルコ・クロコップvsチェ・ホンマン、予想通りの展開。
桜井”マッハ”速人vs柴田勝頼、柴田氏は勝つ気があるのなら、やはり戦法は変えた方が良いでしょうね。今の戦い方は桜庭を信奉している割には、IQ低く感じます。余りに奇策を重ねすぎています。実力差を認めて、他に方法が無い、と考えているのなら良いのですが。私は彼の熱い気持ちを応援しながらも、今のままではだめだと思います。
さて、メイン・イベントの桜庭和志vs田村潔司、ウーン、これは、ホントに残念な試合でした。それぞれの、特に桜庭に体調不良という事情もあったのでしょう。膝の状態が今回はかなり悪かったように見えました。それに、ほとんどがガードポジション、上になっても、それから手が全く出ません。これでは勝ち目がありません。メルビン・マヌーフに尺骨骨折を被ったこともあるのでしょう。今までにも、膝の状態が悪く、相手があまりに格下だったために圧勝、何とか面目を保ったほどひどい時もありました。ネットではさんざん誹謗されたり。何もあそこまでいわなくてもと思う記事もありました。私は一貫して、桜庭応援団長(自称)でした。彼がバカ売れしているときでも、彼は賢明な男でした。こんなことは、いつまでも続く物ではないから、と、有頂天にもならず、ずっと努力を続けてきた男。
でも、この日は、やはりいくら何でも、と思う試合内容でした。お互いに手の内を知り尽くしている、長年の鬱積した感情、など、色々理由は挙げている情報が多いのですが、桜庭はガードになって、全然攻めることができない。スタンドに戻ると息も絶え絶え。膝をキックされると、相当な激痛、これを我慢出来ない。桜庭のすばらしさは全く伝わってこなかったのです。
試合が終わって、又やりましょうと田村と言葉を交わしていましたが、まだやるの?って感じ。私は人後に落ちない桜庭ファンですが、今回だけは本当に残念きわまりない気持ちでした。
田村がこの年になっても、強靱な肉体を維持、ヒクソン・グレーシーは40歳を超えて尚、高田を圧倒、舟木を圧倒、”世界最強”と言われたのは、まあ、色々脚色があるんでしょうが、やはり凄いこと。桜庭が散々苦労を重ね、肉体をぼろぼろにしながらも努力してきたことをよく承知していますが、そしてこの日、良い試合が比較的多かったので、本当に残念です。
MMAの派手なシーンを追いかけている訳ではありません。でも、桜庭の凋落とともに、MMAに対する愛着が、執着が、減衰していきます。これで桜庭はもう、引退するだろうと思います。次は無いと思います。でも、次、又、素晴らしい試合をするかも、と言う期待がまだまだあります。桜庭の居ないMMAは、やはり私には考えられない事態ですから。桜庭、奇跡の復活を期待しています。ウーン。