ようやく7MHz CW トランシーバ(もどき)が完成しました。下の写真のとおりです。
電源・制御部分の3端子レギュレータのアース端子接続もれがあったり、受信出力がうまくスピーカーからでなかったり、いろいろトラブルがありましたが、送・受信とも基本機能はしっかりと働くようになりました。
送受切替リレーの接点が足らないので、送信時に受信部を動かしたままとしているため、送信モールス信号のスピーカーからの出力が大きく、送信モニターのレベルをはるかに超えるレベルのため、対策が必要です。Hi.
受信部のバーニヤダイヤルは 7,000~7,100kHz を目盛りの 4/100 ~ 82/100 で展開しているので、これだけで十分同調操作ができます。逆にサブダイヤルは、100Ω位
に下げて本当に微調整にすると丁度良いくらいです。
周波数変動も特に問題は無く、電源 ON後 15分 程度たてば、落ち着いてきます。その後、15分間ほど試験運用してみましたが、受信周波数がバーニヤダイヤルの1目盛り弱動いた程度(音調が変化する程度)で、VY FBです。
左の写真はエレキーをつないで、試験電波を出して、JA7JE(館岡OM・青森)さんとレポート交換(’07/12/19 13:46JST) したときのものです。
使用アンテナは、お互いダイポールアンテナでJA7JE側:地上高5m、JA5DBE側地上高20mです。幾分館岡OMのサービスもありますが、お互いに599のレポートでQSOできました。ただ、こちらの信号は100%完璧にコピーいただいていたようです。雑誌の付録のプリント基板から作りあげた1W出力の送信基板ですが、十分実用になります。
トランシーバとして使うためには、以下のような対策が必要で、これから楽しみながら手を加えて行きます。
①送信時の受信部の完全なスタンバイ化、現状では送・受切替のたびにAF出力ボリュームを回さなければなりません。Hi.
②スピーカアンプと受信部の電源を3端子レギュレータ1個で作っているため、大信号入力時、モーターボーディングを起こしてしまいます。Hi.
この対策として、デカップリングコンデンサーを追加するか、もう1系統3端子レギュレータを追加しなければなりません。
③VXOの可変範囲は7,020~7,025kHzの5kHzありますが、送・受信の局発(VFO/VXO)が別々のため、キャリブレーション操作の煩わしさがあります。やはり、本当のトランシーバとするためには、送受信共用のVFO(貴田電子さんのところで、この受信機用の DDS VFO が販売されています。)が必要かもしれません。