昨日の日経新聞に表記のような記事が出ていました。
法務省が勾留中の被告人に,着脱式ネクタイや革靴式履き物を貸し出し,入廷前に手錠等を外し,着席位置も弁護人の隣とする,刑務官の位置も見直す,という方針を検討中,というものです。
いずれも裁判員が被告人の外観から有罪の予断を持ってしまわないようにするための対策として考えられているようです。
私も被告人の着席位置を弁護人の前にすることは実行していましたが,弁護人の隣としたことはほとんどなく,入廷前の解錠は,少年の刑事事件について1回実施したことがあるだけでしたから,記事の内容に少々驚きました。
最も反対しそうな法務省から上記のような大胆な提案がなされること自体に,裁判員裁判制度の持つ刑事裁判改革への並々ならぬマグマを感じるのですが,いかがでしょうか。
楽観主義的「花」
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