先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族の遺骨返還活動に尽力 小川隆吉さんが死去

2022-07-29 | アイヌ民族関連
NHK07月28日 19時03分

全国各地の大学にあるアイヌの人たちの遺骨の返還を求める活動に取り組んできた小川隆吉さんが今月25日、札幌市内の病院で亡くなりました。86歳でした。
小川さんは浦河町出身で、いまの「札幌アイヌ協会」となった「北海道ウタリ協会石狩支部」を結成して初代支部長を務めたほか、「北海道アイヌ協会」の前身となった「北海道ウタリ協会」の理事も務めました。
また全国各地の大学に保管されているアイヌの人たちの遺骨を返すよう求める活動にも取り組み、北海道大学で保管されている自らの親族などの遺骨の返還を求めて、平成24年に訴えを起こしました。
裁判は平成28年に和解し、小川さんの親族たちの遺骨が85年ぶりに故郷に戻り、道内各地のアイヌの人たちが遺骨の返還を求めるきっかけとなりました。
札幌アイヌ協会によりますと、小川さんは今月25日の未明に、札幌市内の病院で亡くなったということです。
86歳でした。
(生年月日:1935年8月26日)。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220728/7000049049.html

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[訃報]小川隆吉さん 元北海道ウタリ協理事

2022-07-29 | アイヌ民族関連
沖縄タイムス2022年7月29日 05:00有料
 小川隆吉さん(おがわ・りゅうきち=元北海道ウタリ協会〈現北海道アイヌ協会〉理事)25日午前2時54分、慢性腎不全のため札幌市の病院で死去、86歳。北海道浦河町出身。葬儀は近親者で行った。  朝鮮民族の父とアイヌ民族の母の間に生まれた。
この記事は有料会員限定です。残り127文字(全文:240文字)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/999146

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「洞爺湖有珠山」ジオパーク更新へ事前調査 推進協、来夏の審査へ準備

2022-07-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/29 05:00

噴石で壊された旧とうやこ幼稚園などを視察する洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会と日本ジオパーク委員会の関係者
 【伊達、洞爺湖、豊浦、壮瞥】国連教育科学文化機関(ユネスコ)による4年に1度の認定審査を2023年夏に控える洞爺湖有珠山ジオパークで、日本ジオパーク委員会(東京)による事前調査が28日まで3日間行われた。洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会(事務局・洞爺湖町)は調査を踏まえ、再認定に向けた準備を本格化させる。
 伊達市と洞爺湖、豊浦、壮瞥の3町にまたがる地質遺産の洞爺湖有珠山ジオパークは09年、国内で初めて世界ジオパークに認定され、これまで3回更新された。来年夏にある次回審査は、洞爺湖有珠山ジオパーク推進協などが来年1月までにユネスコへ提出する報告書をもとに行われる。報告書は今回の事前調査で出された指摘を踏まえて作る。
 事前調査は26日に始まり、有珠山噴火の体験を語り継ぐガイドボランティア「洞爺湖有珠火山マイスター」らが、00年噴火で生まれた西山火口周辺など域内のジオサイト(見学場所)に日本ジオパーク委員会の調査員2人を案内。噴火による遺構を学術的な調査研究や減災教育に役立てている取り組みを説明した。
 ジオパークの認定は地質だけでなく、地域の文化遺産についても評価する。27日のプレゼンテーションでは、アイヌ文化の講座を開き、地域の伝統祭りをそれぞれの市と町の無形文化遺産に登録している取り組みを洞爺湖有珠山ジオパーク推進協が説明した。
 日本ジオパーク委員会の調査員は3日間の調査を終え、取り組みを報告書にしっかりと書き込むよう助言。洞爺湖有珠山ジオパーク推進協のスタッフは「アドバイスをもとに万全の準備をして審査に臨みたい」と話した。(山中悠介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/711394

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ピロリ菌で探る沖縄ルーツ 大分大教授、胃がん死亡率着目 ユーラシア大陸経由か

2022-07-29 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2022/7/28 東京夕刊 有料記事 1221文字

沖縄の人たちのピロリ菌に着目して、人類の足取りを研究する山岡吉生教授=大分県由布市の大分大学で2022年6月9日午後1時18分、津島史人撮影
 胃に潜む細菌「ピロリ菌」の遺伝子解析から人類が沖縄に到達したルートを探る研究を大分大医学部の山岡吉生教授(消化管感染症)らのチームが進めている。沖縄県では胃がんによる死亡率が低く、発症の主因とされるピロリ菌にある特徴が見られた。その特徴から沖縄までのルートの一部が推定できたという。ピロリ菌が示唆する沖縄の人々のルーツとは。
 ピロリ菌は、胃がんや胃炎などのリスクを高めることで知られ、乳幼児期に母親など近親者らから感染する。約5万8000年前に東アフリカから人類の移動とともに世界中に広まり、東アジア型や欧米型など七つのタイプに分かれる。
この記事は有料記事です。 残り951文字(全文1221文字)
https://mainichi.jp/articles/20220728/dde/041/040/025000c

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決まらぬアイヌ研究倫理指針 遺骨「盗掘」謝罪せずDNA利用に固執

2022-07-29 | アイヌ民族関連
毎日新聞7/29(金) 6:00配信

アイヌ民族に関する研究倫理指針案を巡って議論した日本文化人類学会の特別シンポジウム=東京都千代田区で2022年6月5日午前11時27分、千葉紀和撮影
 過去を生きた人々の遺骨に、技術革新が新たな価値をもたらしている。骨のゲノムを調べる最先端の人類学研究は、従来の考古学や歴史学に基づく定説を続々と書き換える一方、国内外で民族や先住性を巡る新たな争いも引き起こし、研究倫理や成果の悪用が問題化している。遺骨を巡る「ゲノム革命」の光と影を追う。
 ◇草案作成から3年
 「3年たって、なぜまとまらないのかと素朴な疑問が出るだろう。自分たちの問題として考えてほしい」
 新型コロナウイルス禍がいったん落ち着きを見せていた6月5日、東京都千代田区の明治大。日本文化人類学会が「アイヌ民族に関する研究倫理指針(案)」に関する特別シンポジウムを開いた。全国から集まった多くの研究者を前に、同学会の元会長で、総合地球環境学研究所(京都市)の特任教授、松田素二さんが切り出した。
 議題の指針は同学会と日本人類学会、日本考古学協会、北海道アイヌ協会の代表が2018年に検討を始めた。アイヌ民族の歴史・文化を研究する上で、初の横断的な指針作りとして注目された。草案ができたのは19年2月。4学協会の手続きを経て公表し、20年1月まで研究者や市民から意見を募った。だが今も、指針は「案」のままだ。
 ◇世界の潮流に反する
 なぜ指針が必要なのか。背景には、アイヌ研究が背負う「負の歴史」がある。半ば強引に採血するなど人権を侵害する人体調査や、資料の不当な取り扱いが批判されてきた。
 指針案は、前文で「研究対象となる個人や社会の権利は、科学的・社会的成果より優先される」と強調。研究には倫理審査が必要と定め、「近代(1868年の明治維新)以降」に埋葬されたアイヌの遺体や副葬品、「盗掘や遺族など直接の関係者の同意を得ずに収集された資料」などは「用いるべきでない」とした。
 だが、外部の反応は厳しかった。批判する意見書を出した広瀬健一郎・鹿児島純心女子大教授(先住民族教育史)は「カナダでは1万年前の遺骨も先住民族に返すのに、遺骨返還や再埋葬を進める世界の潮流に反している。研究ありきで利用の抜け穴ばかりだ」と憤る。アイヌ民族や研究者らで作る「アイヌ政策検討市民会議」も「国連の『先住民族の権利宣言』が定める遺骨返還の権利が尊重されていない」と指摘し、「尊厳を傷つける研究が数多くなされてきたことへの反省が不明確」として謝罪を要求した。
 見直しを迫られた4学協会。協議はこれまで16回開かれたとされるが全て非公開で、議事録も公表されていない。だが、複数の出席者は「骨を扱うことが少ない文化人類学会は利用に慎重だが、それ以外の一部学会が強硬姿勢を崩さない」と内幕を明かす。
 ◇責任の所在、対応巡り紛糾
 6月のシンポは、指針が成立しない事情の説明と、学会の姿勢の明確化が目的だった。松田さんは「突き当たった課題」として2点を挙げた。
 まず、過去の行為に対する責任の是非だ。かつて京都大や北海道大など旧帝国大の研究者が、アイヌの墓から骨や副葬品を持ち出した。2013年以降の文部科学省の調査で、1800体以上の遺骨が全国12大学と17の博物館などにあると判明。返還を求める訴訟も相次いだ。その責任を誰が負うのか、過去の行為を今の価値基準で判断するのかを巡り、協議は紛糾した。
 次に、学問の自由と責任だ。「現在の基準で研究対象を制限することが、イノベーションによって明らかにされるかもしれない人類全体の知的利益を侵害する可能性がある」というのだ。
 指針案には「DNA」「塩基配列データ」といった言葉が再三登場する。
 人類学分野では今、人の骨や組織から得たDNAを解析する手法で、人類の歴史や文化を一新する発見が科学誌をにぎわせている。特にこの10年は、高速遺伝子解析装置「次世代シーケンサー」の登場で、得られる情報量が格段に増加。「個々のDNA」から「総体としてのゲノム情報」へと広がり、学界は活況に沸いている。
 一方、過去のDNAを得るには、過去の遺骨が必要だ。DNAは主に頭骨の耳の周りや歯から抽出するが、骨の破壊は避けられず、新たな課題も生じる。
 ◇米国の学会は謝罪
 倫理指針を作れない日本を尻目に、世界は遺骨のゲノム研究実績でも倫理を巡る議論でも先行する。米国人類学会は21年11月、「我々の搾取的研究で被害を与えた」と過去の人権侵害を認め、先住民共同体に謝罪する声明を発表。国内では近年、旧優生保護法下の強制不妊を巡り、日本医学会連合や複数の関連学会が優生政策への関与などを検証し、陳謝や反省を表明した。だが、人類学分野の団体は謝罪を拒み続けている。
 文化人類学会で議論を主導してきた太田好信・九州大名誉教授は、シンポで研究者に呼び掛けた。
 「文化人類学は問題解決の知なのか、それともその問題の一部を構成する知なのか。過去の不正義を正そうという困難な課題と向き合って初めて、未来への学問の道が開かれる」【千葉紀和】
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ac9a2674bbd41a9f74e9b5a634b1c68d633f421

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小川隆吉さん死去 アイヌ民族の遺骨返還に尽力

2022-07-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/27 23:30

小川隆吉さん
 アイヌ民族の権利回復や反差別を訴える活動に長年尽くした小川隆吉(おがわ・りゅうきち)さんが25日午前2時54分、慢性腎不全のため、札幌市内の病院で死去した。86歳。自宅は札幌市白石区北郷4。葬儀は近親者のみで行った。
 1935年(昭和10年)、日高管内浦河町に生まれ、父は朝鮮民族、母はアイヌ民族。71年に北海道ウタリ協会(現・北海道アイヌ協会)の石狩支部(現・札幌アイヌ協会)を設立し、初代支部長に就いた。76年から20年近く北海道ウタリ協会理事を務め、道内各地で差別が根強く残る現状を指摘し続けた。
 97年施行のアイヌ文化振興法に基づき、道は北海道旧土人保護法(振興法施行に伴い廃止)に基づき管理してきたアイヌ民族の「共有財産」として現金を返還しようとした。これに対し、99年、共有財産の管理の経緯が不明確で憲法の保障する財産権を侵害するとして、道知事を相手に返還処分の無効確認を求める訴訟を札幌地裁に起こした。原告団長として最高裁まで争ったが、2006年3月に敗訴が確定した。
 道内外の大学の研究者らが収集したアイヌ民族の遺骨を取り戻す活動にも力を入れた。12年には浦河町内の墓から持ち去られた遺骨の返還を北大に求めて札幌地裁に提訴。16年に和解し、12人の遺骨が浦河町に戻った。この訴訟をきっかけに各地のアイヌ民族が大学などに遺骨返還を求める動きが広がった。
 小川さんとともに遺骨返還を求めて闘った十勝管内浦幌町のラポロアイヌネイション(旧浦幌アイヌ協会)の差間正樹会長(71)は「アイヌ民族の権利回復に向けて希望を捨てず、常に発信を続けてきた姿は大きな道しるべだった」と悼んだ。札幌アイヌ協会の阿部一司さん(75)は「『自分にできることを考えて戦うしかない』と言い、道を開いていった。思いを引き継いでいく」と力を込めた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/710945

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札幌五輪招致 コロナ再拡大、収賄疑惑が逆風に

2022-07-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/27 23:09
 冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致期成会が総決起集会を初めて開き、札幌市や道内経済界が機運の醸成に向けた活動を本格化させた。ただ、新型コロナウイルスの感染再拡大や、東京大会組織委員会元理事の収賄疑惑が逆風となり、思惑通り支持が拡大できるかは見通せない。
 「2030年大会の開催に向けたみなさんの熱い思いを感じた。何としても実現したい」。秋元克広市長は27日、招致期成会の決起集会で謝辞を述べた。集会では冬季競技に取り組む市内の子どもたちや経済関係者が招致実現への期待を語った。
 期成会が集会を初開催した背景には、国際オリンピック委員会(IOC)が開催地選考で地元支持率を重視する中、「市民の理解が広がっていない」(期成会幹部)との危機感がある。
 市と日本オリンピック委員会(JOC)も同様の懸念から7~9月を機運醸成の集中取組期間に設定。東京都で23日行われた東京五輪・パラリンピック1周年記念式典にも参加し、来場者に招致をPRするうちわ5千枚を配った。今後は北海道マラソンやさっぽろオータムフェストへのPRブースの出展などを計画する。
 一方、機運の醸成を巡って、感染「第7波」の影響が出始めている。東京大会の記念式典には秋元市長も出席予定だったが、感染予防のため中止に。市が大会理念に掲げる「共生社会の実現」に関連し、26日に予定されていた山下泰裕JOC会長のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)の視察も、会長の陽性判明で中止となった。
 新たに懸念されるのが、東京大会組織委元理事がスポンサー企業側から資金提供を受けた問題だ。秋元市長は27日、記者団の取材に「30年大会は透明性を持った運営をしていく」と強調した。ただ、ある市幹部は「これから盛り上げようとする中、タイミングが悪すぎる」と危機感を示す。(野口洸、安房翼)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/710935

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アイヌ文化と全世界をつなぐ国際プロジェクト「The Story of DEBO」を始動しました

2022-07-28 | アイヌ民族関連
JIJI.COM2022年7月28日(木)
[ツナガル株式会社]
北海道を中心に、日本全国でバーチャルツアーの配信などを手掛けるツナガル株式会社(本社:大阪市、代表取締役:金岡毅)は、アイヌ文化アーティストの秋辺日出男(DEBO)氏とコラボレーションした国際プロジェクト「The Story of DEBO」を始動しました。
DEBO氏のライフストーリーを通じてアイヌ文化を紹介する、最先端技術を活用したコンテンツを公開し、オンライン上での文化交流機会の提供を通じて、これまでアイヌ文化と触れ合うことのなかった人々との関係性の創出を目指します。さらに、今後外国人観光客の受け入れ再開が見込まれる中、本プロジェクトを通じて出会った人々とリアルで出会うための旅の提案など訪日体験のサポートを実施していきます。

ツナガルの観光DXでアイヌ文化と世界をつなげる
ツナガル株式会社は多国籍のメンバーとともに、日本のローカルに存在する文化資産を再編集し、世界に向けて発信しています。中でもコロナ禍に開始したバーチャルツアーサービス「LIVE Travelers」は観光DXの代表的な取り組みとして、「感動体験」と「双方向の関係づくり」をオンライン上で提供しています。
本プロジェクトでは、映像やウェブコンテンツを超える複合的な観光コンテンツや、アート作品&NFTを道内のクリエーターと共同で開発することで、地域が持つ魅力を多面的に提供し、地域とファンとの継続的な関係構築を目指すものです。
さらに、訪日観光客の入国規制が緩和される中、新型コロナ収束後の旅先として北海道やアイヌコタンが選ばれ、地域に持続的な観光収益をもたらすための取り組みです。
流木に魂を吹き込むアイヌの手仕事~普段見ることのできない制作シーンを全世界に生配信~
アイヌアーティストの中でも数少ない、流木を素材に作品を造り出すDEBO氏の貴重な制作現場を、阿寒湖アイヌコタンから全世界に生配信しました。オンライン配信機能を通じて寄せられた世界中の参加者からの質問にDEBO氏がリアルタイムで答える形で進行した結果、300人を超える人々が阿寒湖をバーチャルで訪れ、アーカイブを含む本配信の視聴回数は500回を超えました。
参加者からは、「自然と別々に生きるのではなく、共存しようとするアイヌの自然観は素晴らしい」「アイヌの人々は世界の他の先住民族との交流はありますか?」「アイヌのチセ(家)は日本中に存在しますか?」といったアイヌ文化を深く理解しようとするコメントや質問が多数寄せられるなど、海外の人々とアイヌ民族の間での交流を活性化させることができました。
また参加者に実施した任意のアンケートによると、回答者のうち半数が来日経験がなかった一方、「このバーチャルツアーで会った人物に直接会ってみたいと思いますか?」という問いに全員が「はい」と回答しました。今後も国内の文化資源やアーティストとコラボレーションし、地域に持続的な収益をもたらすような循環型観光モデルの創出を目指します。
【アンケート結果】
(Q: 日本に何回訪れたことがありますか?)
None 50%
1time 8.3%
2-3time 16.7%
3-5time 8.3%
6-8taime 8.4%
9-11taime 0%
12taimes or more 8.3%
(Q: このバーチャルツアーで出会った人物に直接会ってみたいと思いますか?)
Yes100%
【本配信のアーカイブ映像】
<ダイジェストバージョン>
<フルバージョン>
阿寒湖の神秘的な自然環境を舞台にしたVR空間を公開
全域が阿寒摩周国立公園に含まれ、森や山々とともに日本を代表する山岳自然景観を保つ阿寒湖。そんな世界に誇る雄大な自然環境の中を歩いているかのように探索できる、ウェブ上のVR空間を公開しました。
空間内に散りばめられた22個のアイテム一つ一つがDEBO氏の木彫作品やライフストーリー、阿寒湖の生態系を伝える内容になっており、すべてのアイテムを集めることで、アイヌ文化や自然環境への理解度を高めることができます。映像やウェブコンテンツを多層的に組み合わせ、深く没入感のある体験を提供することで、物理的距離に捉われない関係人口の創出や観光による来訪促進を目指します。
VR空間サイト:https://live-travelers.com/akan_vr/player.php
本プロジェクト限定のアート作品&NFTの販売を通じて収益の一部を地域に還元
国内に留まらず、アイヌ文化と全世界の人々がつながりを持つきっかけの一つとして、アイヌアート作品やNFTアートの購入を通じた関係づくりに取り組みます。これにより、アイヌ文化の保全や、先端技術との組み合わせによる新しい価値の創出を図ります。収益の一部は地域に還元し、持続可能な観光モデルの推進や文化継承に寄与します。
1. バーチャルツアーで完成した本プロジェクト限定の木彫アート作品を販売
2. 道内アーティスト・大澤幕氏と共同で、阿寒風景や木彫作品をコラージュしたNFT作品をリリース
※VR空間をクリアすると、作品購入ページにアクセスすることができます。
本プロジェクトの北海道内共創クリエーター
秋辺日出男[DEBO] (アイヌ文化アーティスト)
阿寒湖温泉にてアイヌとして生まれ、高校卒業後父親から木彫りの手ほどきを受ける。伝統舞踊の振り付けや演出も長年手がけ、東京五輪・パラリンピックではアイヌ舞踊パフォーマンスで総監督を務めた。阿寒アイヌ工芸協同組合専務理事。
大澤幕 (株式会社ベークン代表取締役)
寿都町生まれ。平面絵画を主体に写真、映像、音源を取り入れたコラージュ制作を得意とするアーティスト。有体的な作品構築以外にも、企業の無形サービスにアートをのせて商品化する「現代社会経済と共に生きるアート」を過去22年間取り組んでいる。
北川陽稔 (haptics Inc.代表)
札幌生まれ。東京にて映像作家として活動し、短編映画の制作等を行う。作品はアンディ・ウォーホルやガス・ヴァン・サントを輩出した映画祭において選考上映され、国内映画祭にて入賞。近年はランドスケープや植物をモチーフに、人が向き合う環境の多層性・多様性を表現する作品を制作。また、haptics Inc.代表としてコマーシャル映像、インスタレーションやAR/VRコンテンツ等も手掛ける。
須之内元洋 (札幌市立大学講師)
札幌を拠点に活動。ソニー株式会社、サイボウズ・ラボ株式会社勤務を経て、2007年より札幌市立大学デザイン学部へ。メディア環境学、デジタルアーカイブ情報学、メディア・アーツ分野の研究・教育に取り組む。並行して、2005年にデザインファーム「assistant」を共同設立し、現代美術家や建築家の仲間とともにデザインの実践を行う。
ツナガル株式会社について
社名:ツナガル株式会社
拠点:大阪、東京、福岡、札幌、大分
代表取締役:金岡毅
設立: 2010年5月
HP:https://www.tsunagaru.co.jp/
事業内容:「人生を変える出会いをつくる」をコアバリューに、日本や海外の人々のつながりを広げ、新しい関係をデザインする事業を推進。国内外の拠点をつなぎ、リアルタイムコミュニケーションを可能にする「NOMADOプロジェクト」や、地域の事業者やガイドとの連携を通じて、海外に向けて日本全国の自然や文化、アクティビティをテーマに配信するバーチャルツアーサービス「LIVE Travelers」などを展開している。また訪日外国人向けの観光プロモーションや、地域の観光、文化体験コンテンツのプロデュースに強みを持ち、これまで、自治体/DMO/官庁のインバウンド課題の解決に向けたプロモーションや旅行商品造成事業など多くの事業実績を保有。
企業プレスリリース詳細へ (2022/07/27-16:48)
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000042.000015802&g=prt

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アイヌ文化を発信 平取ダム管理棟がオープン

2022-07-28 | アイヌ民族関連
Kensin2022年07月27日 10時00分
 平取町のアイヌ民族文化保全の取り組みを紹介するノカピライウォロ・ビジターセンター(平取ダム管理棟)が22日、オープンした。オープニングセレモニーには関係者約40人が参加。平取アイヌ協会の木村英彦会長をはじめ、関係者5人がテープカットして祝った。

テープカットでアイヌ文化継承を誓った
 平取ダム建設に当たり、アイヌ文化保全のため室蘭開建が整備した。道道芽生貫気別線沿いの芽生84の7に立ち、RC造、2階、延べ1498m²の規模。2017年8月に着工し、ダム管理施設を含め21年度末に完成した。
 1階はポロシリ(幌尻岳)についてパネルや展示物を使って紹介。2階ではノカピラ(額平川)流域の文化の歴史や祈りの場で使われていた祭具などを紹介している。
 セレモニーで木村会長は「アイヌ文化の振興、継承に向けて有用な試みだと感じる。アイヌを学ぶことができる施設構成になっている」とあいさつした。
 遠藤桂一町長は施設整備に関わった関係者に感謝した上で、「アイヌ文化の未来に向けた振興、発信に向けた大きな取り組み。町のアイヌ文化発信拠点ができ、うれしい」と述べた。
 10月31日までの午前10時―午後4時はセンター職員の案内付きで開放する。
https://e-kensin.net/news/149962.html

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ふとんにプリント、灯台で「新世界」に光…“異界”を立体表現 さいたま文学館でマーサ・ナカムラ展

2022-07-28 | アイヌ民族関連
埼玉新聞7/27(水) 9:06配信

ふとんに「おふとん」という詩をプリントした展示
 最年少で萩原朔太郎賞を受賞した埼玉県松伏町出身の詩人、マーサ・ナカムラさん(31)の巡回展「“もっと”変な話をしたい。異界への招待」が、桶川市若宮1丁目のさいたま文学館で開かれている。読むものを異界へと誘う独特の作品から“異界の詩人”と呼ばれるマーサさん。少女時代から現在までの足跡をたどっている。8月28日まで。
 マーサさんは1990年生まれ。早稲田大学文化構想学部で詩人の蜂飼耳さんの詩の実作講義を受講し、詩の魅力に目覚める。卒業後、「現代詩手帖」に投稿を重ね、2016年に第54回現代詩手帖賞受賞。18年に第一詩集「狸の匣(たぬきのはこ)」が中原中也賞、20年に第二詩集「雨をよぶ灯台」で萩原朔太郎賞を受賞している。
 今回は群馬県前橋市の萩原朔太郎記念・水と緑のまち前橋文学館が昨年開催したマーサ・ナカムラ展の巡回展。「雨をよぶ灯台」を軸に資料を展示している。会場に灯台の模型が設置され、壁に掲げた「新世界」という詩に灯台の光を当てたり、実物のふとんに「おふとん」という詩をプリントしたりするなど、その世界観をビジュアルに表現している。
 幼少期の資料は、保育所時代に表紙を飾った「広報まつぶし」から、中学時代に描いた自画像、「AA」と評点がついた読書ノートまで、才能の片りんを伺わせるものも。伝統的なものが好きで、中学・高校時代には能楽部に所属。愛用した能楽の衣裳や謡本なども展示されている。
 早大で蜂飼さんの講義で書いた詩やレポート、のちに詩集「狸の匣」に収められる詩「発見」の創作メモ、影響を受けたアイヌ神謡集の展示など、創作の裏側を伺わせる資料も紹介されている。
 館内の図書室でマーサさんの作品を読むことができる。展示担当の学芸員の高橋美貴さん(28)は「異界の世界にどっぷりと浸かってほしい。そして、自分も詩を書いてみようという気持ちになってもらえたら」と話している。
 問い合わせは、同館(電話048・789・1515)へ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/45275f5c377a0fb99ca33789233df17503995c05

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<豊浦>地元のアイヌ文化盛り上げたい 山下修吾さん(34)

2022-07-27 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/26 05:00

山下修吾さん
 北海道豊浦アイヌ協会に4月に入会し、アイヌ文化や伝統儀式などを学んでいる。「アイヌ民族の血を引くものとして、地元を愛する者として、地元のアイヌ文化を盛り上げたい」と話す。
 豊浦町出身。札幌学院大を卒業して上京し、役者になる夢を追ったが、ホタテ漁船修理の家業を継ぐため7年前に帰郷した。4月にオープンしたアイヌ文化情報発信拠点「イコリ」(礼文華)の開設準備を手伝ううち、これまで縁のなかったアイヌ文化に魅了された。
 伝統儀式の流れと、儀式で任された自らの役割など覚えることはたくさんあるが、「自然に感謝するアイヌ文化の魅力や考え方を守りたい」と意気込む。(山中悠介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/710167

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第2部 ゲノム革命の光と影/下 ヘイト アイヌ否定に研究歪曲 /京都

2022-07-27 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2022/7/27 地方版 有料記事 2010文字
 「日本人の起源」を示す、最も有力な仮説とされる「二重構造モデル」。まず南方系の縄文人が日本列島にいて、弥生時代に北方系の集団が渡来し、徐々に混血して成立したとする考え方だ。人類学者の埴原(はにはら)和郎博士(1927~2004年)が説を発表して30周年となる2021年11月、博士が生前在籍した国際日本文化研究センター(京都市)で、モデルを問い直す会合が開かれた。
 主催したのは「ヤポネシアゲノム」プロジェクト。ゲノム解析で日本列島(ヤポネシア)の人々の成り立ちを解明するとの目標を掲げ、18年度から5カ年計画で始まった。5億円を超す文部科学省の予算が付き、有力研究者が参加する8班構成の大型研究事業だ。
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https://mainichi.jp/articles/20220727/ddl/k26/040/239000c

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【全国編】2022年夏休みに見たい!展覧会まとめ

2022-07-27 | アイヌ民族関連
tokyoartbeat2022年7月25日
北は北海道から南は沖縄まで、夏休みに訪れたい全国の注目展覧会を紹介
全国の夏休み期間に開催される注目展覧会をピックアップ。北海道から沖縄まで、関東以外の展覧会の詳細と合わせて見どころを紹介する。気になる展覧会はTABアプリでブックマークも忘れずに!
*会期・内容は予告なく変更になる場合があるため、お出かけ前には公式ウェブサイトをご確認ください
*東京・関東編は後日公開
CHIRI MASHIHO 知里真志保ーアイヌ語研究にかけた熱意ー(国立アイヌ民族博物館/北海道)
室蘭と苫小牧のあいだ、北海道白老郡にある国立アイヌ民族博物館では、8月21日まで「CHIRI MASHIHO 知里真志保ーアイヌ語研究にかけた熱意ー」が開催されている。知里真志保はアイヌの首長の家系に生まれた言語学者、民族学者。『分類アイヌ語辞典』や『地名アイヌ語小辞典』など、現代のアイヌ文化研究の基礎を築き上げた人物だ。本展では知里に関わりのあった人物を取り上げつつ、その研究の軌跡が紹介される。
会場:国立アイヌ民族博物館
会期:6月25日~8月21日
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:00~20:00(7月16日~8月28日のみ)
事前予約制(日時指定券はこちら)
展覧会情報

池田亮司展(弘前れんが倉庫美術館/青森県)
弘前れんが倉庫美術館では8月28日まで「池田亮司展」が開催中。国内13年ぶりの個展となる池田の、近年の活動が概観できる展覧会だ。高さ15mの吹き抜けの大空間にプロジェクションを行うほか、各展示空間の映像や音響が敷居を超えて結びつくことで、建築空間と作品とが共振・共鳴するインスタレーションなど、煉瓦倉庫を改修した同館ならではの企画もある。詳細はフォトレポートをチェック。
会場:弘前れんが倉庫美術館
会期:4月16日~8月28日
休館日:火曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:00~17:00
展覧会情報
名和晃平 生成する表皮(十和田市現代美術館/青森県)
セル(細胞・粒)で世界を認識するという概念を軸に、ビーズやプリズム、シリコーンオイル、グルーなど様々な素材や技法を横断しながら先鋭的な彫刻や空間表現を展開している名和晃平。十和田市現代美術館で開催中の「名和晃平 生成する表皮」は、その作風の変遷を知ることができる展覧会だ。本展では、初期のドローイングシリーズ「Esquisse」や代表作である「PixCell」、新作の「White Code」などが公開されている。名和のコメントとともに展示の様子を伝えたフォトレポートをぜひ読んでほしい。
会場:十和田市現代美術館
会期:6月18日~11月20日
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:00~17:00
展覧会情報
TABアプリで100円引き
三沢厚彦 ANIMALS IN NAGAOKA(新潟県立近代美術館)
新潟県立近代美術館では彫刻家・三沢厚彦の個展「三沢厚彦 ANIMALS IN NAGAOKA」が開催中。イヌやネコなど身近な動物から、麒麟やキメラといった空想上の生き物まで、幅広い生物をモチーフとしたシリーズ「ANIMALS」を中心に、最新作を含む彫刻と絵画およそ100点が紹介される。本展と同時開催中のコレクション展「親と子のワクワク美術館 いきいき!生き物 ―近代美術館の動物たち」でも、動物が描かれた作品が多数公開されているので合わせて見ておきたい。
会場:新潟県立近代美術館
会期:7月16日~9月25日
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:00~17:00
展覧会情報
ミロ展ー日本を夢みて(富山県美術館)
スペインのバルセロナで生まれた20世紀を代表する芸術家のひとりであるジュアン・ミロ。彼は若い頃から日本に憧れ、その文化に造詣が深かったいっぽう、日本国内でもミロの作品は単行本が世界に先駆けて刊行されるなど、早い時期から広く紹介され、人々に親しまれてきた。富山県美術館で開催されている「ミロ展ー日本を夢みて」では、ミロと日本の関係に注目。国内外から集めたミロ作品に加えて、ミロのアトリエに残された日本の民芸品や関連資料を通じて、ミロ芸術と日本文化のつながりがひもとかれる。
会場:富山県美術館
会期:7月16日~9月4日
休館日:水曜日(祝日の場合、翌平日)
開館時間:9:30~18:00
展覧会情報
ムン・キョンウォン & チョン・ジュンホ:どこにもない場所のこと(金沢21世紀美術館/石川県)
金沢21世紀美術館では現代韓国を代表するアーティストデュオの国内初となる大規模個展「ムン・キョンウォン & チョン・ジュンホ:どこにもない場所のこと」が開催中だ。本展では2021年に韓国国立現代美術館で発表された《News from Nowhere : Freedom Village》やアポカリプス前後の異なる時間軸とその接続を精緻に描き出した代表作《世界の終わり》、金沢市内での滞在制作での成果作品などが公開。現代社会が直面する課題を見つめ、詩的かつ象徴的なメッセージを投げかける映像作品を発表してきた彼らの、多面的な思考や活動を知ることができる。その様子はフォトレポートをチェック。
会場:金沢21世紀美術館
会期:5月3日~9月4日
休館日:月曜日(ただし8月15日は開館)、8月16日
開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
日時指定券はこちら
展覧会情報
機能と装飾のポリフォニー(豊田市美術館/愛知県)
西欧を中心に日本を含む世界各地で様々な「モダン」のかたちが現われた1910~30年代。豊田市美術館で開催中の「機能と装飾のポリフォニー」展ではウィーン工房、ソニア・ドローネー、バウハウスなどをキーワードに、急速に変化する社会のなかで作家たちがときに交わり、共鳴しながら探求することで紡がれたいくつもの「モダン」のあり方が紹介される。
会場:豊田市美術館
会期:6月7日~9月4日
休館日:月曜日(ただし8月15日は開館)
開館時間:10:00~17:30
展覧会情報
国際芸術祭「あいち2022」(愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区)
国内最大規模の国際芸術祭「あいち2022」は7月30日から開幕。森美術館館長の片岡真実が芸術監督を務める今年のテーマは「STILL ALIVE(いまだ生きている)」。「現代美術」「パフォーミングアーツ」「ラーニング」「連携事業」「オンライン展開」をプログラムの主軸に、最先端の芸術を見ることができる。「現代美術」にはホダー・アフシャール、リリアナ・アングロ・コルテス、ヤコバス・カポーン、ケイト・クーバー、メアリー・ダパラニー、遠藤薫、潘逸舟(ハン・イシュ)、河原温、バイロン・キム、アンドレ・コマツ、小杉大介、ミシェック・マサンヴ、三輪美津子、モハンマド・サーミ、百瀬文、奥村雄樹、カズ・オオシロ、プリンツ・ゴラーム、眞田岳彦、笹本晃、塩田千春、横野明日香ら80組が参加。会場ごとの企画詳細はニュースからチェックしておこう。
会場:愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区
会期:7月30日~10月10日
展覧会情報
BRIAN ENO AMBIENT KYOTO(京都中央信用金庫 旧厚生センター)
アンビエント・ミュージックの創始者として知られ、ヴィジュアル・アート、アクティヴィズムの分野でも活躍するブライアン・イーノ。彼にとってコロナ禍以降初となる大規模個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO(ブライアン・イーノ ・アンビエント・キョウト)」が京都中央信用金庫 旧厚生センターで開催中。会期は8月21日まで。音と光のインスタレーションが展開される本展の様子はフォトレポートをチェックしてほしい。
会場:京都中央信用金庫 旧厚生センター
会期:6月3日~8月21日
会期中無休
開館時間:11:00~21:00
展覧会情報
展覧会 岡本太郎(大阪中之島美術館)
《太陽の塔》で知られ、今日でも幅広い世代の人々を魅了する芸術家・岡本太郎。その芸術家としての人生を振り返る大回顧展「展覧会 岡本太郎」が大阪中之島美術館にて開催されている。表現活動が多岐にわたることから「何が本職なのか?」と問われることも多かったという太郎。その答えは「人間―全存在として猛烈に生きる人間」。代表作はもちろん、これまであまり注目されてこなかった晩年の作品なども紹介される本展で、《太陽の塔》だけではない、岡本太郎という「人間」の全貌を楽しみたい。
会場:大阪中之島美術館
会期:7月23日~10月2日
休館日:月曜日(ただし9月19日は開館)
開館時間:10:00~17:00
展覧会情報
関西の80年代(兵庫県立美術館)
兵庫県立美術館では8月21日まで「関西の80年代」展が開催中。兵庫県立美術館の開館20周年を記念する本展は、当館の前身である兵庫県立近代美術館が関西アート・シーンのいまを伝えるために企画していた「アート・ナウ」というシリーズ展で公開された作品や、当時の活動を振り返る資料で構成されている。詳細はフォトレポートをチェック。
会場:兵庫県立美術館
会期:6月18日~8月21日
休館日:月曜日
開館時間:10:00~18:00
展覧会情報
平川紀道・野村康生 既知の宇宙|未知なる日常(島根県立石見美術館)
島根県立石見美術館ではともに島根県出身の作家による二人展「平川紀道・野村康生 既知の宇宙|未知なる日常」が8月29日まで開催されている。平川紀道はコンピューター・プログラミングを駆使した映像・音響インスタレーションを、野村康生は高次元や宇宙についての考察をテーマに絵画や体験型のインスタレーションをこれまでに発表してきた。「眼で見ているもの、耳で聞いているものは世界そのものではない」とする平川と、「あなたが今見ている世界は、どこまでが本当に実在する世界でしょうか」と問いかける野村。私たちの身体や感覚を揺さぶるような作品の数々が展示されている。美術評論家の沢山遼によるレビューはこちら。
会場:島根県立石見美術館
会期:7月2日~8月29日
休館日:火曜日
開館時間:9:30~18:00
展覧会情報
みる誕生 鴻池朋子展(高松市美術館/香川県)
絵画、彫刻、手芸、歌、映像など様々なメディアを用い、古来からの習俗や神秘的存在に着想を得た作品で知られる鴻池朋子。その個展「みる誕生 鴻池朋子展」が高松市美術館で開催されている。「生まれたての体で世界と出会う驚き」こそが「みる誕生」だと語る鴻池。鑑賞者が眼だけではなく、手で看(み)る、鼻で診(み)る、耳で視(み)る、引力や呼吸で観(み)ることを促す。館内では新作が公開されるほか、美術館のある高松市と海を隔てた地点に位置する大島とを結ぶ「インタータイダル・ゾーン(潮間帯)」を設置し、作品を展示するなど、美術館の外に展覧会を開くことが試みられている。
会場:高松市美術館
会期:7月16日~9月4日
休館日:月曜日(ただし8月15日は開館)
開館時間:9:30~17:00(金・土曜日は19:00まで)
展覧会情報
今井俊介 スカートと風景(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館/香川県)
コンセプトに基づいた鮮やかなストライプが印象的な今井俊介は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて「スカートと風景」を開催。美術館では初の個展となる。本展で公開される絵画シリーズの原点は、ある時ふと何気なく目にした知人の揺れるスカートの模様や、量販店に積み上げられたファストファッションの色彩に強く心を打たれた体験だという。具象と抽象、平面と立体、アートとデザインという境界を軽やかに行き来する今井の、これまでの作品が一堂に会する。
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
会期:7月16日~11月6日
休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)、9月20日、10月11日
開館時間:10:00~18:00
展覧会情報
熊本市現代美術館開館20周年記念 不思議の森に棲む服 ひびのこづえ×KUMAMOTO 展(熊本市現代美術館)
熊本市現代美術では、「熊本市現代美術館開館20周年記念 不思議の森に棲む服 ひびのこづえ×KUMAMOTO 展」が開催中。ひびのこずえはカエルやカブトムシ、マンモスなど、地球上の生き物やその痕跡をヒントに制作するコスチューム・アーティスト。本展では、深い森の中で多様な生き物たちがざわめく不思議な世界を表現するような、唯一無二のクローゼットを同館に出現させる。
会場:熊本市現代美術館
会期:7月2日~9月19日
休館日:火曜日
開館時間:10:00~20:00
展覧会情報
植松奎二展「ナンセンスな旅への招待ーみることの夢」(霧島アートの森/鹿児島県)
鉄や石、ガラスなどを用いた彫刻などを通して、自然や地球、宇宙といった世界の構造と私たちの存在、相互の関係性についての表現を追求している美術家・植松奎二。鹿児島県姶良郡にある霧島アートの森では、植松奎二展「ナンセンスな旅への招待ーみることの夢」が開催中。天体の軌跡を描いたドローイングや、隕石や桜島の溶岩などを使った大規模インスタレーションを楽しむことができる。
会場:霧島アートの森
会期:7月15日~9月11日
休館日:月曜日(8月15日は開館)
開館時間:9:00~17:00(7月20日~8月31日の土・日曜日・祝日は19:00まで)
展覧会情報
FUKKI QUALIA(フッキ クオリア) ― 「復帰」の感覚(沖縄県立博物館・美術館)
沖縄県立博物館・美術館のコレクション展「FUKKI QUALIA(フッキ クオリア) ― 『復帰』の感覚」では、日本への「復帰」に関連した沖縄の作品が紹介される。美術家たちの「琉米親善」の動きから、復帰前後の状況を鋭く批評した作品、さらに復帰後の社会を見つめた作品や、本土化する中で沖縄なるものを探し求めた動きなど、現在にいたるまでの「復帰」について考えるための展覧会だ。
会場:沖縄県立博物館・美術館
会期:7月20日~2023年1月15日
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日)、10月18日~21日
開館時間:9:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
展覧会情報
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/exhibition-2022-summer-all-over-country

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ローマ教皇がカナダ先住民に謝罪、同化政策に伴う迫害に教会関与

2022-07-27 | 先住民族関連
ロイター2022年7月26日7:41 午前UPDATED 1日前

 ローマ教皇フランシスコ(右)は7月25日、カナダでかつて先住民族の子どもたちが同化政策の名の下に迫害されていた問題にカトリック教会が関与していたことを謝罪した。写真は同日、アルバータ州で先住民族らと会談する教皇(2022年 ロイター/Guglielmo Mangiapane)
[マスクワシス(加アルバータ州) 25日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは25日、カナダでかつて先住民族の子どもたちが同化政策の名の下に迫害されていた問題にカトリック教会が関与していたことを謝罪した。
カナダでは1881年から1996年までに、同化政策推進のために15万人を超える先住民族の子どもが親から引き離されて寄宿学校に送られ、そこで十分な食料を与えられず、体罰や性的虐待を受けたとみられている。昨年5月にはブリティッシュコロンビア州の寄宿学校跡地から215人分の子どもの遺骨が発見された。この問題を調べるために政府が設置した真実和解委員会(TRC)は同化政策推進のための寄宿学校制度を「文化的ジェノサイド(民族大量虐殺)」と非難している。
こうした中でカナダを訪れたローマ教皇は「特にカトリック教会とキリスト教コミュニティーの多くの関係者が当時の政府による寄宿学校制度を通じて文化を破壊し、強制的な同化を進める諸政策に協力した点に許しを請いたい」と語り、こうした政策を「嘆かわしいほどの悪行」で「破滅的な過ち」だと改めて強調した。
さらにカトリック教会が当時の「植民地主義的考え」を支持したことをわびた上で、寄宿学校問題を徹底的に調査して生存者と犠牲者の子孫の心の傷をいやすよう求めた。
大半の寄宿学校はカトリック教会の神父や修道女が運営していた。
一方、先住民族指導者や寄宿学校の生存者の多くは、金銭的補償やバチカンに持ち去られた工芸品などの返還、寄宿学校の詳しい運営記録の開示なども要求している。
https://jp.reuters.com/article/pope-canada-idJPKBN2P01VD

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核開発で米先住民差別 原水爆禁止・科学者集会スタート

2022-07-27 | 先住民族関連
赤旗2022年7月26日(火)
 原水爆禁止2022年世界大会・科学者集会(オンライン開催)が24日、スタートしました。今年のメインテーマは「『安全保障』と差別」。核開発や安全保障体制が差別構造のうえに維持されていることなどを議論し、平和運動のあり方を探ります。初日は、米国の核開発の裏に隠された先住民族の犠牲の実態が報告されました。主催は実行委員会(事務局・日本科学者会議長野支部)。
 「アメリカ核開発と先住民族―『犠牲区域』からの報告」と題して講演したのは、石山徳子(のりこ)明治大学教授です。原爆の開発・製造を進めたマンハッタン計画の舞台や核実験場、核廃棄物の処分場計画などが、先住民族の集落の近くに集中している実態を報告しました。
 石山さんは「国家安全保障のためには、やむを得ない」という理屈がまかり通っていると指摘。しかし現地に行くと「生活や歴史があることを痛感する」と述べ、居住地の近くが世界最大級の核汚染地帯にされて生活や存在が脅かされる理不尽を告発しました。
 その背景には、セトラー・コロニアリズム(定住型植民地主義)があり、米社会では先住民族がまるで滅びてしまったかのように不可視化されている問題があると強調。土地と強く結びついて暮らす先住民族と、ともに生き延びていく視点の大切さを訴えました。
 2日目は31日に開かれ、和田賢治・武蔵野学院大学准教授が「ジェンダー化する安全保障」と題し、戦争ができる国づくりの背景にある“男らしさ”や女性への暴力などについて講演します。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-07-26/2022072614_01_0.html

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