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美幌峠でイオマンテ、記録を後世に 町内で特別上映会 アイヌ民族の伝統儀式

2022-07-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/11 22:30 更新

町民会館で行われた「チロンヌプカムイ イオマンテ」の特別上映会
 【美幌】アイヌ民族による伝説のキツネのイオマンテ(霊送り)を美幌峠で再現した、1986年撮影の映像を編集した映画「チロンヌプカムイ イオマンテ」の特別上映会が10日、町民会館で行われ、町民ら約70人が観賞した。
 美幌観光物産協会(宮田博行会長)の主催。6月10日から23日まで、札幌の映画館で公開されたものを「舞台でもある美幌で上映を」との関係者の働きかけで実現した。
 阿寒湖アイヌコタンのエカシ(長老)だった故・日川善次郎さんらによって、美幌峠で実に75年ぶりに行われた儀式。眼下に雄大な屈斜路湖を望む風景が広がる中、キツネを取り囲むように人が集まり、感謝の意と祈りの言葉をささげた上で、キツネの肉と毛皮をいただくという内容。
 作品のラストでは、撮影当時の人たちの2021年現在の消息も紹介された。最後に登場した北村皆雄監督は「美幌町のみなさまへ」と題したビデオメッセージを寄せ「大切な記録を将来、何らかの形で活用してほしい。当時の人たちがどんなことを思い、どんなことを考えていたのかを伝えてほしい」と呼び掛けた。(青山秀行)
※「チロンヌプカムイ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/704374

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アイヌの神の世界を目指す体験 「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」11月19日まで開催中

2022-07-12 | アイヌ民族関連
ASCII2022年07月11日 12時00分更新

 阿寒摩周国立公園内にて11月19日まで、「阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」が開催中。

 MOMENT FACTORYが世界中で展開するルミナ・ナイトウォーク・シリーズ。阿寒湖の湖畔の森から1.2kmの道を辿る、アイヌの神の世界を目指す夢のような体験。手に持ったガイド「リズムスティック」と連動したデジタル体験や、美しい阿寒の森に施されたライティング、自然の中に溶け込むサウンド、プロジェクションを駆使して蘇る阿寒湖に伝わるアイヌの物語を体験。
阿寒湖の森ナイトウォーク KAMUY LUMINA(カムイルミナ)
開催期間:11月19日まで
開催時間
 8月9日まで:19時30分~21時30分
 8月10日~8月31日:19時~21時30分
 9月1日~ 9月15日:18時30分~21時30分
 9月16日~9月30日:18時~21時30分
 10月1日~11月19日:17時30~21時30分
場所:阿寒摩周国立公園内
料金
 大人(中学生以上):前売3000円/当日3500円
 小人(小学生):前売1500円/当日1700円
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行なわれている可能性があります。あらかじめ最新の情報をご確認ください。
またお出かけの際は、手洗いやマスクの着用、咳エチケットなどの感染拡大の防止に充分ご協力いただくようお願いいたします。
■関連サイト
* 公式サイト
https://ascii.jp/elem/000/004/097/4097080/

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「ブラジル トライバル展~大自然と共生するブラジル先住民の手仕事」、コロリーダス鎌倉店で開催中

2022-07-12 | 先住民族関連
メガブラジル2022年07月11日

さまざまな部族の手工芸品が並ぶ(画像提供/コロリーダス株式会社)
コロリーダス鎌倉店では、「ブラジル トライバル展~大自然と共生するブラジル先住民の手仕事」を今月(7月)6日(水)より開催している。
イベントでは、ブラジルで暮らすさまざまな先住民族が、生活の中で使っている手工芸品が展示・販売されており、メイナク族、バニワ族、カラジャ族、グアラニー族など、10以上の部族の手仕事が一同に介している。
部族に伝わる模様が編まれた丸底バスケット(ヤノマミ族)、アルマン椰子の無着色繊維と、天然染料で染めた繊維で紋様が編まれたトレー状の籠(ヤノマミ族)、シポー‐チチカという蔓のある植物の繊維で編まれたバスケット(ヤノマミ族)、肩掛けバスケット(カヤポ族)…。
今回の展示会では、コロリーダスのコレクションに加え、NYに拠点を置く先住民文化の発信基地的なコンセプトショップ「インカウーザ」が扱う手工芸品、日本とアマゾンを結ぶ「Amamos Amazon」、サンパウロを拠点とするブラジルのビンテージショップ「Granja São Paulo」のコレクションが紹介されている。
インカウーザは、ブラジル出身のヴィニシウス&カロリーナ・ヴィエイラ夫妻がニューヨークで2012年から運営しているショップ。ブラジルやペルーのさまざまな先住民族の作家と直接コンタクトを取り、彼らが作る工芸品を、彼らの文化と共に世界各国のセレクトショップを通じて伝える活動を行っている。今回は、群馬県桐生市にある、旅とアウトドアのコンセプトショップ「Purveyors」の協力の下、インカウーザが扱う先住民の手工芸品が紹介されている。
「南米アマゾンの大自然をそのまま生かしたダイナミックな木彫りの動物や籠は、全て彼らが日常使っているものばかり。先住民のユーモアのエッセンスが加わった生活の道具を、リアルインテリアとして取り入れて見てはいかがでしょうか?」(コロリーダス 山本康子代表)
期間中は、クプアスのドライフルーツや、アマゾン原種カカオのニブ、カカオニブが入ったデーツなども販売している。
「ブラジル トライバル展~大自然と共生するブラジル先住民の手仕事」は7月18日(月・祝)まで、コロリーダス鎌倉店(鎌倉市御成町8-7)にて開催中。詳細はhttps://www.instagram.com/coloridas_brazil_art/まで。
(文/麻生雅人)
https://megabrasil.jp/20220711_49874/

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ウポポイ2年、来場者数26万人超 1年目比4%増加

2022-07-12 | アイヌ民族関連
日本経済新聞2022年7月11日 17:55

ウポポイ内にある国立アイヌ民族博物館(北海道白老町)
国立のアイヌ民族文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(北海道白老町)は11日、2年目の来場者数(2021年7月12日~22年7月11日)が26万8729人になったと発表した。1年目に比べ4%増えた。新型コロナウイルス下の行動制限緩和が進んだことが寄与した。
ウポポイはアイヌ民族の文化を学ぶことができる国立施設。ゴールデンウイーク(GW)期間中の5月4日には1日あたりの来場者数が3271人と最多を記録した。政府は年100万人の来場を開業当初は目指していたものの、新型コロナの感染拡大で届いていない。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC102VJ0Q2A710C2000000/

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ずっと見ていたい『ゴールデンカムイ』のイケてるバディたち ジジイ同士の絆も泣ける

2022-07-12 | アイヌ民族関連
マグミクス7/11(月) 18:10配信
バディの数だけ物語がある

谷垣と年の離れたバディ・チカパシの別れの場面が泣ける『ゴールデンカムイ』21巻表紙見開き画像(集英社)
 先日、ドラマ『相棒』に初代相棒の寺脇康文さんが復帰すると報じられ、ファンを大喜びさせましたが、そんなバディ(相棒)ものは各界での大人気ジャンルです。マンガ界では、完結してなお話題の『ゴールデンカムイ』がバディの宝庫でした。最強バディ筆頭はもちろん、主人公の不死身の杉元とアシリパ(リは小文字)さんコンビで、お互いを信頼しきった言動の数々には、胸が熱くなったものです。この記事では他にもいる、『ゴールデンカムイ』の胸アツなバディたちをご紹介します。
※この記事には、まだアニメ化されていないエピソードの記述も含まれていますのでご注意ください。
●「勃起」魂で結ばれた年の差バディ 谷垣&チカパシ
 元第七師団の兵士で東北マタギの谷垣源次郎と、アイヌの少年・チカパシは、年齢差はありながらも熱い思いで結ばれたバディです。キーワードは「勃起」。これはそもそも谷垣が、刺青囚人で猟師の二瓶鉄造から受け継いだ魂のこもった言葉でした。二瓶はそこに猟師としての「たぎる気持ち」を込めていましたが、谷垣はむしろ「決意」の言葉として捉えていたようです。兵士のままでいるか、マタギに戻るかの2択に答えを出したとき、谷垣は自分に言い聞かせるように「勃起!!」と発しています。
 そして天然痘で家族全員を亡くしたアイヌの少年・チカパシは、マタギの谷垣に憧れて旅をともにするうちに、家族のような愛情と勃起の意味を教わります。勃起とは「自分を奮い立たせて戦う」ことなのだと(もちろん生理的な意味も……)。
 そんなふたりの熱い関係が最も色濃く描かれたのは、谷垣たち旅の一行が樺太を離れるときでした。樺太アイヌの少女・エノノカと仲良くなっていたチカパシに、樺太に残って本当の家族を作るように言う谷垣。そこで彼は、ひとりの男として自分の人生を歩いて行くことこそが「勃起」なのだと示唆するのです。「ひとりで立つ… これも勃起だね?」というチカパシの名言、涙なくしては読めない感動シーンでした。
 ちなみにチカパシの名前はアイヌの言葉で「陰茎を立てる」、つまり「勃起」を意味します。アイヌは魔除けのために、子供にあえて珍妙な名前をつけますが、これはまたとない勇壮な名前なのかもしれませんね。
歴史ファンも狂喜の新撰組バディ再び
●凄みのある老バディ 土方&永倉
 かつて新撰組で鬼の副長と恐れられた土方歳三と、最強剣士と謳われた永倉新八は、酸いも甘いも噛み分けた凄みのあるバディです。史実では箱館戦争で亡くなったはずの土方ですが、作中では密かに監獄に捕らえられて生きていました。それを知った永倉が、彼と独居房の扉越しに何十年ぶりに言葉を交わした場面は胸にしみます。土方は永倉をかつてのアダ名で「ガムシン(我武者羅な新八)」と呼び、一緒に馬鹿をやったと懐かしみ……老境に入りながらも、ふたりはその時、新撰組時代の変わらぬ同志に戻っていました。
 土方の脱獄後、行動をともにするふたりにワクワクするのは、歴史ファンだけではないでしょう。老いてなお血気盛んな土方が、茨戸の戦いで「退却する者は斬り捨てる!!」と吠えた際は、好々爺然とした永倉も懐かしそうな感慨深げな顔を浮かべます。そして、永倉も「一度この永倉新八に火を付けたら 全員の返り血を浴びんと鎮火せんぞ?」と凄んで、一刀のもとに敵を斬り伏せました。とにかく、ほれぼれするカッコよさです。
 永倉は、濃くつきあったバディだからこそ、土方が戦う本当の理由も感じとっています。彼曰わく、「土方さん…あなたは死に場所が欲しいんじゃないのかね?」と……。もちろん土方は肯定しませんが、それは土方自身でさえも気づいていない本音のように思えました。その後も、最終決戦までこのふたりの胸アツ場面が続出します。
●絆が深まりゆくバディ 鯉登&月島
 第七師団の鯉登音之進少尉と月島基軍曹は、物語が進むにつれて関係が深まっていくのが如実にわかるバディです。
 士官学校を出たばかりの新米少尉の鯉登は、年上の軍曹・月島の補佐を受けて軍務を学び、上級指揮官へ進む……という立ち位置なのですが、鶴見中尉に心酔するあまり奇行に走ってしまいがちです。月島に鶴見中尉の写真を持ってこさせたり、鶴見中尉の前では緊張して早口の薩摩弁になってしまうため月島に通訳させたり……。当初、鯉登は月島にとって、ただただ「面倒くさい」人物でした。
 けれども次第に月島は、鯉登の世話女房のような空気を漂わせ始めます。たとえば樺太で村に泊まることになった時は、「もっと大きな街なら立派な旅館もあるだろうに」と恨めしげな鯉登に、「街には明日寄っていきましょうね」とすかさずフォローしたり、小さなトナカイを見ている鯉登を、手を叩いて呼び寄せたりしていました。
 そして、鯉登の月島への気持ちも変わっていきます。杉元たちを追う流氷原で月島とはぐれたことに気づいた鯉登は、必死で月島の名を呼ぶのです。それまで無茶な命令をするためにばかり呼んでいたその名を我を忘れたかのように呼ぶさまは、深まる信頼関係を感じさせました。やがて私たちが目にするのは、鶴見中尉にたてついてでも月島を守ろうとする鯉登の姿……胸を打たれます。そして、悲しい過去を持ち、荒んでいた月島の心もだんだんと変わっていきました。
『ゴールデンカムイ』には、まだまだ他にもイカしたバディたちがいます。漫才コンビのような門倉利運とキラウシ(シは小文字)、アシリパさんだけでなく白石とも何度も見事なコンビネーションを見せる杉元、往年の怪物映画を彷彿とさせる怪人オベンチョ(牛山辰馬)と少年チヨタロウの触れ合い、敵対しながらもある意味いちばん心が通じ合っていた尾形とヴァシリ、序盤で杉元に最高のバディだった双子の片割れ・洋平を殺された二階堂浩平、バディを超えてベストカップルとして名高い親分と姫など、それぞれの独特なバディの形をぜひ、読んで感じてみてください。
古屋啓子
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb4012c41b434fd704a8719d9d9a0696c64646d5

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縄田一男が読む『新宿花園裏交番 ナイトシフト』香納諒一の見事な名人芸|レビュー

2022-07-12 | アイヌ民族関連
本が好き7/11(月) 18:02配信
『新宿花園裏交番 ナイトシフト』祥伝社
香納諒一/著
〈新宿花園裏交番〉シリーズの熱気あふれる第二弾。
ことの発端は、くだんのジャンボ交番に勤務する若手巡査、坂下浩介と内藤章助が、緊急事態宣言の中、カラスが我が物顔に振る舞うという苦情を受けた事で始まる。巣のあるビルの屋上には何者かの白骨死体が―。一方、ホステス通り魔事件が起こり、ただでさえ忙しいのに現場の老朽ビル群は、再開発を巡って反社不動産屋同士が角逐を繰り広げ、かてて加えて、所轄署では官公庁初のクラスターが発生。周囲の署が連携する不規則な体制で捜査が進められる事となった。これだけでも見せ場はたっぷりだが、作者はこんな事では満足しない。白骨死体と関わる組事務所にコロナウイルスが持ち込まれ1、組員全員が発症していたのだ。
これらが大筋の物語だが、一見、脇筋に見えるミニバンの爆発、置き配の盗難、何人もの間を転々とする黄色ブドウ球菌とコロナウイルスの入った試験管、二年前の大量のパソコン盗難等が緻密に絡まり合い、驚くべき整合性をもってラストへ収斂していく様は見事としか言いようがない。
そして、様々な個性が疾駆する、一夜の群像劇の中で、誇り高き刑事・丸山が、何故、三年間の冷や飯暮らしをさせられたか、それがわかってくる段になると、もう男泣きだ。
さらには終りまであとわずかという三五一頁、これまた誇り高きホームレス「教授」が刑事に言う台詞のなんと小気味良い事か。これだけのストーリーを巧みにさばく香納諒一の腕前は名人芸に他ならない。シリーズの継続と発展を一ファンとして望んでいる。
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『カムイの剣』徳間文庫 矢野徹/著
胸躍る復刻
 徳間文庫は“トクマの特選!”と銘打って、多くのエンターテインメントの名作を復刊してきたが、本書の復刊ほど胸躍るものはなかったと言っていいだろう。
 冒険小説的見地からしても、伝奇小説的見地からしても、これ程の傑作はそうそうあるものではない。もし本書の厚さにためらっている人がいるとしたら心配はいらない。アイヌの血を引く主人公が、天海僧正のもと、忍者修行を積み、父の遺品である“カムイの剣”を手にキャプテン・キッドの財宝を巡る旅に出る。時を忘れる作品とはこの事だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b83576a924a63abb5f83f2e32aeac421476df64

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