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アイヌ民族遺骨 豪に新たに1体 政策推進会議で報告

2022-07-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/15 05:00

 オーストラリアの博物館が保管しているアイヌ民族の遺骨を巡り、これまで判明していた3体に加え、新たに1体が見つかったことが分かった。オーストラリア側は返還を希望しており、日本政府との間で時期や方法を調整する。また、夕張市石炭博物館にアイヌ民族の遺骨1体が保管されていることも判明した。政府が14日、岸田文雄政権下で初めて開いたアイヌ政策推進会議で報告した。
 報告によると、オーストラリアで見つかったのは、1921年(大正10年)に岩内郡前田村(現後志管内共和町)で発見された身元不明の遺体の頭骨。30年に東大教授が寄贈した。ビクトリア州立の各博物館を統括する「ミュージアム・ビクトリア」が保管し昨秋、同国側から日本政府に連絡があったという。
 オーストラリアの博物館は先住民族アボリジニの遺骨と交換する形で、東大からアイヌ民族の遺骨の提供を受けたとされる。他に現地の2博物館に3体の遺骨が保管されており、いずれも身元は不明。国は胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内の慰霊施設などへの返還を検討する。
 アイヌ民族の遺骨については2016年以降、研究目的で海外に渡ったものが次々と判明し、翌17年にはドイツから1体が返還された。他の遺骨も、政府が外交ルートを通じて返還に向けた調整を進めている。
 夕張市石炭博物館での遺骨は、国の再調査で判明。大学以外の博物館などで保管する遺骨は、同館含め18施設で計136体、8箱となった。政府は14日の会議で、各博物館に対し、原則アイヌ側に返還するよう求める指針を提示した。具体的な手続きを進めるよう近く通知する。(竹中達哉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/705901

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<触れて楽しむ日高山脈・襟裳>難関の幌尻岳、もっと身近に 19年ぶりの登山会に記者同行

2022-07-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞07/15 05:00

幌尻岳の山頂から見える日高山脈の雄大な山並み。迫力に圧倒された
 【平取】環境省が国立公園に格上げする準備を進める日高山脈襟裳国定公園。目玉は平取町と新冠町にまたがる同山脈の最高峰、幌尻岳(2052メートル)だ。日本百名山の一つで登山者に高い人気を誇る半面、手付かずの自然に阻まれ近寄りがたい山としても名高い。そんな幌尻岳を「地元の山として親しんでもらいたい」と平取町山岳会が2日、町民ら対象の登山会を19年ぶりに行った。日高山脈の魅力に触れるべく、登山初心者の記者が同行した。
 幌尻岳は日高町と新冠町、平取町から登山ルートがある。平取側の額平川ルートはコロナ禍の影響で昨年まで2年間閉鎖され、今年3年ぶりに山開きした。幌尻山荘まで十数回、沢を渡る(渡渉(としょう))ため難関と言われる一方、道のりが変化に富み、他ルートより歩行距離が短いため人気が高い。
 登山会は2、3の両日に1泊2日で実施。山岳会員7人と町民ら一般参加23人の計30人が参加した。年齢は37~78歳で、14人は幌尻岳登山が初めて。記者は登山靴や沢用の靴、レインウェアなどを購入して挑んだ。普段はシャトルバスの降車場から同山荘まで11・5キロ歩くが、特別に山荘手前4キロまで山岳会の車で移動した。
■急な水流にヒヤリ
 正午過ぎから、ひたすら川沿いを進み20分で最初の渡渉箇所に。数日前の大雨で増えた水かさも渡れる量まで減り、膝上ぐらいまで水につかると、ひんやりと気持ちいい。そう思って2歩目を踏み出すと、流れの勢いに押されて倒れそうになり、焦った。でも、山岳会員の助けや「ゆっくりでいいよ」という声かけに安心し、冷静になれた。
 その後も岩によじ登ったり、コケが付く岩壁に足をかけたりして渡渉を繰り返した。道すがら斜面に残る雪を見て、小さな鳥の声に耳を傾けていると、気づけば出発から3時間半が過ぎ同山荘に着いた。
 午後6時半から夕食のレトルトカレーを食べ、8時に就寝。翌日は午前3時に起きて身支度を整え、空が明るくなり始めた4時から山頂に向け登り始めた。しばらく急勾配が続き、両手を使って木の幹を超える場所もあり、1時間は汗が止まらず息も上がった。「これは無理かも」と不安になったが、山岳会員から「もう少しで平らな道に出ますよ」と励まされた。その言葉を頼りに歩を進めた。
■雄大な山並み一望
 山頂に近づくと周囲の山並みが見え始め、山肌一面に咲くピンクのエゾツガザクラ、中央が黄色く花びらが白いチングルマ、薄紫のミヤマアズマギクなど高山植物の美しさに励まされた。約4時間かけて4キロを進み、午前8時ごろに着いた山頂は霧や雲に覆われていたが、わずかな晴れ間から大雪連峰や十勝連峰、芦別岳、夕張岳、日高山脈中部のカムイエクウチカウシ山(1979メートル)が望めた。
 登山自体が初という町内の60代の農家男性は、よく自宅から幌尻岳を眺め「山頂に雪が残っているから春はまだ先だな、などと季節を感じていた」。娘夫婦が農家を継いで余裕ができ、思い切って参加。山頂で「長年の夢がかなった。1人だったら途中で帰っていたけど、花畑(高山植物の群生地)があり、みんなと一緒だったから登り切れた」と満面の笑みを浮かべた。
 一般参加者のうち5人は山頂前の急勾配で体力が厳しくなり、山荘に引き返した。その1人で町二風谷の調理師阿部貞子さん(63)は、かつて参加を申し込んだ登山会が大雨で中止になり、今回が初の幌尻岳登山。アイヌ民族の阿部さんは「地元のアイヌが昔から神(カムイ)の山としてまつっており、どんな景色が見られるか知りたかった。体力をつけて、次は山頂に挑戦します」と明るく語った。国立公園化には「自然が保護され、観光で地元が活性化されれば」と話した。
 山岳会の植木久敏会長(74)は「平取で生まれ育って幌尻岳をよく知らないのは寂しい。交流も兼ねて町民を登らせてあげたい」と今後も登山会を開きたい考えだ。また「(国立公園化で)国から補助金が出れば、古くなった幌尻山荘の改修ができる」と期待した。
■「町民の思い出に」
 「苦労しないと思い出は作れない。幌尻岳に実際に登ることで町民の思い出になればうれしい」―。植木会長の言葉が心にしみた。
 山頂への道のりは自分との闘いだった。山岳会の支えで安心して登れ、日高山脈の雄大さに触れられた。国立公園化を機に多くの人に、この感動を味わってほしい。心からそう思った。(杉崎萌、写真も)

 来年にも国立公園化される日高山脈襟裳国定公園の魅力に触れ、楽しむことをテーマに随時掲載します。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/705750

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アイヌ文化を体験 札幌でイベント 3年ぶりに再開 /北海道

2022-07-15 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2022/7/15 地方版 有料記事 433文字
 札幌市アイヌ文化交流センター「サッポロピリカコタン」(同市南区)で、アイヌ古式舞踊の鑑賞やアイヌ文様の切り絵作りなどの体験イベントが3年ぶりに再開された。アイヌ文化への理解を深めてもらうため、同センターが企画。新型コロナウイルス感染防止のため2020、21年は中止していた。
 3日は札幌アイヌ協会の舞踊団体「ピリカリムセ」の6人が初出演。古式舞…
この記事は有料記事です。 残り260文字(全文433文字)
https://mainichi.jp/articles/20220715/ddl/k01/040/092000c

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In age-old ritual, Mexican mayor weds alligator メキシコの町長、先住民の儀式に従いワニと結婚

2022-07-15 | 先住民族関連
alpha.japantimes2022.7.15
メキシコの小さな町の町長は、カラフルな儀式でワニと結婚した。先住民の長にキスでこの結婚を確実にすることを求めながら、伝統音楽が演奏され、お祭り騒ぎをする人たちが踊った。
サン・ペドロ・ウアメルラのビクター・ヒューゴ・ソーサ町長は、6月30日の結婚式中、2回以上従い、おそらく望まない噛みつきを防ぐために、縛って閉じられていた小さなワニの口先にキスをするためにかがんだ。
この儀式的な結婚は、おそらく、数世紀前のスペイン人が入ってくる前の時代にさかのぼり、オアハカ州のチョンタルとウアベの先住民族コミュニティの間での自然の恵みを懇願する祈りのようなものだ。
「私たちは自然に、十分な雨と十分な食べ物と、川に魚がいることをお願いする」とオアハカ州の蒸し暑い太平洋沿岸にある小さな漁村の町長ソーサ氏は述べた。
オアハカ州はほぼ間違いなく、先住民の文化がメキシコで最も豊かで、自分たちの言語と伝統を頑なに維持してきた多くのグループの居住地となっている。この爬虫類(ワニのこと)は、母なる地球を象徴する神と信じられていて、ワニとの結婚は人間を神と結びつけることを象徴している。
https://alpha.japantimes.co.jp/zenyaku/omg/202207/94569/

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最終ラップ接触バトルは“ペナルティ”決着に。レッドブル・ホールデンの王者が破竹の連勝劇/RSC第7戦

2022-07-15 | 先住民族関連
[オートスポーツ7/14(木) 16:30配信

レッドブル・アンポル・レーシングの王者“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)が週末連勝を飾る結末に
 7月8~10日にクイーンズランド州タウンスヴィルで争われた2022年RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップ第7戦のスーパースプリントは、土曜初戦でレッドブル・アンポル・レーシングの王者“SVG”ことシェーン-ヴァン・ギズバーゲン(トリプルエイト・レースエンジニアリング/ホールデン・コモドアZB)がポール・トゥ・ウインを達成。
 続く日曜は波乱続発の展開となり、最終ラップの最終コーナーで王者に接触スピンを招いたアントン・デ・パスカーレ(ディック・ジョンソン・レーシング/フォード・マスタング)にペナルティ裁定が下り、再びチャンピオンが勝利を手にする結果に。SVGはこの連勝劇により、選手権リードをさらに拡大している。
 オーストラリア北部ノーザンテリトリー州で開催された前戦では、例年より地元ダーウィンの先住民族に敬意を表する催しとして、各陣営が任意のスペシャルカラーを採用してきた。その流れを汲み、今季はシリーズ史上初のRSC公式“Indigenous Round(先住民族ラウンド)”と銘打ち、参戦全27台が先住民族特有のアートワークに彩られた特別リバリーでレースを戦った。
 続くクイーンズランド州での週末も、レースウイークと同時期に開催された『NAIDOC Week(National Aborigines and Islanders Day Observance Committee)』に賛同し、多くのチームがタウンスヴィル先住民族の生活を維持する活動に敬意を表し、引き続きスペシャル・リバリーでの走行を開始した。
 また、前戦『ダーウィン・トリプルクラウン』終了後にプレミエア・レーシングからの離脱が発表されたギャリー・ヤコブセンに代わり、ひさびさにレギュラーシート復帰となったジェームス・ゴールディンが、この週末に“サブウェイ”ホールデンのステアリングを握ることもアナウンスされた。
「待望のスーパーカー復帰で、こうしてプレミエア・レーシングに加入できて興奮している。チームの全員と一緒に仕事ができることを楽しみにしているよ」と、かつては古豪ギャリー・ロジャース・モータースポーツのレギュラーとして戦ったゴールディン。
 金曜プラクティスを経て迎えた土曜午前の予選は、セッション首位だったキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)に対し、シュートアウトに挑んだ王者SVGがわずか0.004秒差で逆転し、ポールポジションを奪取。そのまま88周のレース1に挑んだチャンピオンは、序盤を義務消化のハードコンパウンドで走り、終盤にスーパーソフトを装着する戦略を採用していた。
 そのため、スタート直後は蹴り出しに勝ったウィル・デイビソン(ディック・ジョンソン・レーシング/フォード・マスタング)が先行しても焦らず、同じ戦略を採るデイビソンとともにポジションを落としながらも、中盤以降も淡々と周回を重ねていく。
■レース2でトップ争いのパスカーレとSVGが接触
 そして迎えた終盤83周目。スーパーソフトもマネジメントし余力を残していたSVGは、タイヤのグリップを開放して首位デイビソンをオーバーテイク。5秒のマージンを築いて完勝を飾り、2位デイビソンの背後では、レース終了間際にFP2首位など好調を維持したアンドレ・ハイムガートナー(ブラッド・ジョーンズ・レーシング/ホールデン・コモドアZB)を仕留め、ウォーターズがポディウムに滑り込んだ。
 明けた日曜はデイビソンが暫定ポールを得たものの、グリッド降格ペナルティでシュートアウトを制したウォーターズが首位発進。しかしスタートでリードを奪ったのはシェルVパワー・フォード・マスタングの僚友パスカーレで、モンスターエナジー・フォードの前でターン1へと入っていく。
 しかしその背後では当のデイビソンとスコット・パイ(チーム18/ホールデン・コモドアZB)が接触。このアクシデントで早々にセーフティカー出動がコールされる。リスタート後もパスカーレが終始隊列を率いる展開となったが、最初のピットが終わる頃にはSVGが主導権を奪い返し、終盤に向け2秒のマージンを築く。
 だが2番手パスカーレも喰い下がり、ファイナルラップに向けジリジリと距離を詰めると、各コーナーごとにレイトブレーキングでプレッシャーを掛けていく。そして最終左コーナーでインサイドに飛び込んだフォードは、ホールデンのリヤにヒット。ホームストレートを前にチャンピオンは成す術なくスピンを喫してしまう。
 先にフィニッシュラインへと近づいていたパスカーレはスローダウンしてライバルを待ち、復帰したSVGも抗議の意思を示すかのようにマスタングのリヤに追随したままチェッカー。しかしスチュワードは即座にペナルティを宣告し、パスカーレは5秒加算で2位降格。改めてSVGが勝利を手にする結果となった。
「僕らの規則やシステムが、挑戦を思いとどまらせるべきではないとは思うよ。でも、今回(のペナルティ)は正しいコールだと思う。僕は彼に腹を立てているし、みんなと一緒にお祝いしたかっただけなんだ。彼にお祝いを言いに行ったが、そこで同時に『一体、何を考えてたんだ?』と聞いたよ」と、皮肉混じりに答えたSVG。
「今後もチャンピオンシップのリードに甘んじることはない。僕らは(10月の)バサーストを獲る必要がある。そこまではただ“フラットアウト”で行くつもりだ」
 この連勝で今季11勝となったSVGは、パスカーレに対し274点差、ウォーターズに330点差をつけることに成功。続くRSC第8戦は、7月29~31日に“ザ・ベンド”ことベンド・モータースポーツパークで、引き続きスーパースプリント戦が争われる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/58ae466d7c310e7f480eef1db6e2d5d2c2cb2266

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