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伝承の担い手研修生・山本さん トンコリの音色披露

2017-03-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2017年 3/7)

トンコリの演奏方法を説明する山本さん
 白老町のアイヌ民族博物館で4日、伝統民族楽器トンコリの演奏体験企画が行われ、約10人が軟らかな音色を奏でながらアイヌ文化の魅力を楽しんだ。伝承の担い手育成事業に研修生に参加している山本理恵さん(29)が、3年間の学習成果発表の位置付けで企画した体験講座。参加者の多くが楽しみながら理解を深めた。
 トンコリに関心がある約10人が集まり、遠方では函館市からも参加。一人ひとりに調弦の異なる2本のトンコリが用意され、弦を指で弾くときの位置やリズムなど見本を示しながら分かりやすく解説した。会場では同期の担い手研修生も協力して参加者に分かりやすくアドバイスした。
 今回の講座について山本さんは「トンコリの魅力を知ってもらうとともに、自分自身で歌い弾きができるようになることも目標にあった」などと説明。企画の最後には自宅でも練習を重ねたという歌を演奏し、参加者から大きな拍手が送られた。
 独特の音色に魅せられ、トンコリを購入したという中島瑞希さん(28)は函館市からの参加。「トンコリに関する資料がなく自己流で練習してきた。今回は持ち方など基本的なことを教えてもらえてとても勉強になった」と笑顔で話した。
 山本さんは「これを機会にトンコリに少しでも興味や関心を持っていただけたらうれしいですね」と笑顔で話していた。
http://www.tomamin.co.jp/20170348365
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